泣けない君「なあ 結局のところ」
眼の前にいるのは自分の半身。眩い光の化身。
力に溢れたその姿はもはや輪郭も揺らぎ、存在すら危うい。
手のひらに残るのは、思いの残滓。
誰かが願った、願いのかけら。
それをそっとすくい上げる。
「こぼすほどの思い、なんてもの、俺の中にはもう、残ってやしないんだから」
解説したらかっこ悪いってことはわかってるんだけど、なかなか140文字でわかる言葉を選ぶっていうのも難しいもんだ。
こぼす、すくう というのは水にかかる言葉、 それを思いとかけて、涙の表現として、 すくう を 救う とかけてるんですが、汲み取っていただけたら嬉しいなあー とか。
人の思いや、涙をすくう、救うことはできても、もう自分の中にそういうものは無い という ソニックの思い。