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    映画感想2021年11月&12月「キャンディマン」「エターナルズ」「アイスロード」「ドーン・オブ・ザ・ビースト/魔獣の森」「モーリタニアン 黒塗りの記録」「マグリナント 凶暴な悪夢」「アンテベラム」「モスル あるSWAT部隊の戦い」「カオス・ウォーキング」「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」「ドーナツキング」「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」「マトリックス レザレクションズ」「キングスマン:ファースト・エージェント」「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」「ただ悪より救いたまえ」「悪なき殺人」「ドント・ルック・アップ」「キャンディマン」ず〜っと「経済的に平均より上のアフリカ系アメリカ人がロクデモない目に遭う」ホラー映画を撮り続けた監督が脚本・製作をやった作品。
    今回も経済的に平均より上のアフリカ系アメリカ人がロクデモない目に遭います。
    これ、映画館で観るべき映画。
    ヘッドフォン/イヤフォン/一般家庭に有るレベルのスピーカーでは、劇場で観た時の音響を再現するのは困難。
    しかし、もう、年々、アメリカの映画で「白人しか居ない」って状況には不穏さしか感じなくなってゆく……特にホラーやスリラーでは。
    ご丁寧にも、高校の女子トイレで「キャンディマン」が呼び出されてしまうシーンでは、アジア系の女の子が「何か恐い」と言って逃げ出して、白人の女の子だけになった時にエラい事が……。「エターナルズ」あの世界の「今」って何年だったっけ?
    あの世界にもBTSが存在してるらしいけど、現実の世界から見ると「今」のBTSと「未来」のBTSのどっちだ?
    と……世界が広がり過ぎた上に「当初は現実っぽい世界だったけど、既に現実とは違う歴史を歩み始めてる」せいで「このあたりって、同じシリーズの他作品との辻褄が合ってるんだっけ?」みたいな事が気になってしまう。
    コミックからは、かなり大胆な改変がされてるけど、アレンジが巧い。
    原作では、エターナルズのセナとデヴィアンツのクロが恋人同士だったけど、その設定を、そうアレンジしたか……。結構な鬱展開だけど……。
    あと、中国出身だけど、その中国では国賊扱いの監督が撮っただけあってか、中国だと完全に検閲対象になるような事を「当り前の事」として描いている。
    ついでに2回以上観ると「なんで、あのシーンであいつがあんな表情してたのか?」などが判る的な面白さも結構有る。
    ☆今回のマ・ドンソクの強さ/頑丈さ:主人公サイドでは最強ゆえに、逆に「ヤバい事態になってる」事を示す為に殺される。「アイスロード」鉱山での事故を解決する為、重さ30tの機器を現場まで早急に届けねばらない。
    しかし、「早急に」と云う条件を満すルートは「湖に張った氷の上を走る」。しかも、春間近の氷が溶け始めている時期。
    そして、志願したトラック・ドライバーは、それぞれに「訳有り」で……。
    現代版&寒冷地版「恐怖の報酬」と見せ掛けて……実は「敵」は内部に居た、と云うオチ。「ドーン・オブ・ザ・ビースト/魔獣の森」愛すべきB級ホラー。
    「ああ、面白かった」となるのは確実だが、絶対に「今年観た最高の映画」にならないのも確実なぐらいの作品。
    複数種類の化物同士のドツキ合いに訳も判らず巻き込まれた人間が次々と死んでいく、と云う、それだけの話です。「モーリタニアン 黒塗りの記録」当然ながら、統治機構にとっては「法の支配」や「憲法」など無い方が都合が良いに決っている。
    それは、アメリカでも中国でも日本を含めた他の国でも大した違いは有るまい。
    おそらくは「法の支配」とは、その状態を目指し続け維持し続けるだけのメリットは有るが、油断すればあっと云う間に形骸化してしまうようなモノなのだ。「マグリナント 凶暴な悪夢」誰が連続殺人鬼かは早い内に検討が付く人が多いだろうけど、その人物が連続殺人鬼だった理屈と、それが判明した後に起きた事は予想外。
    だから、殺人鬼の顔がずっと髪で隠れてた訳ね……。
    しかし、あの殺人鬼の体の動き、絶対にやった後に体中が筋肉痛になりそう……。
    あの変な動きは映像としては面白いけど、やっぱり色々と無理が有ったのか、あの動きをするシーンは短い。
    あと百合映画でした。「アンテベラム」平均よりかなり上のアフリカ系アメリカ人が酷い目に遭う話。
    しかも、白人だと信用されると云うミもフタもないシーンも……。悪事をやるにもマジョリティである方が有利……。
    で、今回は気付いたら南北戦争で南軍が勝った時間軸の奴隷農場にブチ込まれ……と思いきや何かがおかしい。
    仕掛けは無理が有るが、「いつ時代が戻るか判らない」はアフリカ系アメリカ人にとってはリアルな恐怖なんだろうなぁ……。
    俺が作り手だったら、被害者である筈の主人公が逆に法律で罰せられるってオチにするけど、ただ、それを今のアメリカでやると生々しくなり過ぎな気はする。「モスル あるSWAT部隊の戦い」イラク第2の都市モスルで行なわれているISISとの戦闘。
    その中で、上層部の命令に逆らってまで、ISISと戦い続ける警察のSWAT部隊が有った。
    まるで戦闘狂のような彼らの真の目的は……?
    MCUで様々な作品を手掛けたアンソニー&ジョー・ルッソがプロデューサーだが……どんどんハード路線に行ってるようなので、その手の映画が好きな人はこの兄弟が関わってる作品はチェックすべきかも。「カオス・ウォーキング」映像作品で登場人物の内面説明をやる新しい方法「考えてる事がダダ漏れになる世界って設定なんで」。
    そして、主人公が育った村で何で女性が居ないかの理由は御想像通り……。
    ただ、そんな事態になった一因が何かと言えば……。
    思い込みが激しいヤツが、あんな世界に行ったら、そりゃ、あんな事にもなるわな……。「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」例えば「三浦建太郎直筆の生原稿」と「三浦建太郎のスタジオで描かれた生原稿」では意味が色々と違う。
    2000年代になって突如発見された「行方不明になっていたレオナルド・ダ・ヴィンチの作品」。
    それは例えるならば、「三浦建太郎のスタジオで描かれた生原稿」である可能性は高いが「三浦建太郎直筆の生原稿」かはビミョ〜と云う代物だった。
    ところがそれに群がる魑魅魍魎どもは「三浦建太郎直筆の生原稿」と「三浦建太郎のスタジオで描かれた生原稿」の違いが良く判ってない奴も居て……なにせ、「レオナルド・ダ・ヴィンチが描いたかも知れない……少なくともレオナルド・ダ・ヴィンチの工房で描かれた作品」なのに「現代アート」のオークションにかけられる。
    もう、騙す気満々。
    しかも、それを落札したのは「アラブの石油王」の中の更に頂点であるサウジアラビア皇太子。
    しかも²、他の王族からも強制的に金を出させて落札した模様。
    もう悪い予感しかしない事態の結末は……?「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」いやあ、悪役カップルがチャーミング過ぎる。
    一作で殺してしまったのは惜し過ぎる。
    現実に居たら、絶対に自分の半径10km以内に来て欲しくないが。
    しかし、あのポストクレジットシーンからするとSSU世界には既にミュータントが居て、MCU世界のミュータントはSSUから来た存在なのだろうか?「ドーナツキング」カルフォルニア州の個人経営のドーナツ店のオーナーはカンボジア系が異様に多いのだが、どうしてそうなった……と云うドキュメンタリー映画。
    難民が一代にして大金持ちになるが、人生の絶頂で……いや、バクチには絶対に手を出してはいけません。特に大金持ちになってしまった場合には。「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」まぁ、心霊ものとして観れば「霊が視えちゃう人がとんでもない物件に住んじゃいました」と云う話。
    「恐いのは霊じゃなくて生きてる人間」と云うのも、この手の話の定番通り。
    ただ、ここで描かれているのが「女性が見ている恐ろしい現実」なのか「『女性が見ている恐ろしい現実』のつもりで男が作ったモノ(あれですら、まだ甘い代物)」なのかは議論が分かれそう。
    果たして「憧れていた時代が思った通りのモノではなかった」のを知ったのに、その「実は恐かった『憧れていた時代』」の象徴を自分の手で作るモノだろうか……?
    いや……でも……あのあれをあれしてる人達の中には、男性も居るような……と云う事は……?「マトリックス レザレクションズ」「フィクション作品としてのマトリックス」への自己言及に満ちた「マトリックス」3部作の続篇。
    なにせ、ラスボスの必殺技が「マトリックス」第一作で話題になったアレである。
    フィクションの主人公は多かれ少なかれ作り手の自己投影な訳だが、今回のネオは「かつて『マトリックス』3部作と云うゲームを作った天才ゲーム・デザイナー」(しかも、勤務先の親会社はワーナー・ブラザーズ)で、その彼に「リブート版か続篇作ってもらえません?」と云う話がやってきて、あ〜でもない、こ〜でもない、と悩んでいく……と云う、ある意味で「資本主義の否定」だった「マトリックス」も資本主義に呑まれ、では、そこからど〜するか、と云う話になっていた。
    あと、現実社会では監督からしたら明らかにマトリックス側の人間が、マトリックスにおける象徴的アイテムである「赤いピル」を「俺達側の人間になれ」と云う象徴として使ってたりしてるんで、まぁ、たしかに「マトリックス」を作り手の側に取り戻そうって気にもなるだろう。
    なので、「マトリックス」3部作を観てない人は、ポカ〜ンになる可能性有り。特に、ネオとトリニティの関係(一方がもう一方を助ける際に、どんだけのモノを犠牲にするか??など)とか。
    そして、この二十年ほどの間に、監督の身に起きた事も反映されていて……この話、さらっと、同性カップルが少なくとも2組は出てるよなぁ……。しかも、ご丁寧に、最後には虹。
    あと、旧3部作でも、機械が人間を培養・支配している理由は元々「生体コンピューターとして利用する為」から「電力供給源にする為」に変えられた、って話も有るけど、これ、旧3部作も、この作品も「機械が人間を培養・支配している理由は『生体コンピューターとして利用する為』で、ザ・ワン=アノマリーは異常に情報処理能力が高い個体」にした方が辻褄が合ってたような気もする。「キングスマン:ファースト・エージェント」トレイラーでラスボスのように描かれてた奴が序盤で死亡。
    で、真のラスボスは……実はWikipedia日本語版で思いっ切りネタバレしてるので、情報を仕入れずに見るのが良いかも。
    しかし「この英語の発音は、英語圏でもどの辺りの訛」なんかが判れば、もっと楽しめたんだろうか?「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」何故、マーク・ラファロは、デュポン社に酷い事される役が多いんだろうか?
    しかし、とんでもない公害を出した結果生み出された製品が、身の回りにあまりに有り触れてると知った場合、ウキャ〜とトチ狂うのと、見て見ぬフリをして平然と生きていくのの、どっちが正常なんだろうか?「ただ悪より救いたまえ」韓国の元・国家情報院の工作員だった殺し屋は、殺し屋として最後の仕事を終え、足を洗おうとした途端、タイに居るかつての恋人が殺され、その恋人との間に出来た娘が行方不明になったと云う連絡を受ける。
    そして、娘の行方を追う過程で、タイの犯罪組織の人間を次々と拷問にかけ……時には殺し……。
    で、その殺し屋を兄の仇と狙う在日韓国人のヤクザも、関係者を次々と殺すついでに拷問にかけ……。いや、こいつ、切っ掛けは兄の仇だったのに、事情を知らないヤツから「何の為に、ここまで酷い真似をやってる??」と訊かれて、素で「忘れた」とか言ってる訳で……これ「本心」「本心じゃない」の2つの解釈の内、前者の方が納得出来るんですよね……。
    まぁ、狂気の獣2人の戦いに巻き込まれたタイの犯罪組織(どう考えても組織壊滅)こそいい面の皮。
    「孤狼の血 LEVEL2」に並ぶ2021年最高の殺し合い系BLです。「悪なき殺人」冬のフランスの田舎で次々と人死にや行方不明が起きるが……その切っ掛けは、何と遠く離れた……。
    いや、ホント、説明も感想も書きにくい映画。「ドント・ルック・アップ」まぁ、隕石で人類が滅ぶ話のように見せ掛けて「人類が、もし新型コロナで滅ぶとしたら、こんな馬鹿な滅び方するんじゃね」の暗喩にしか思えない映画。
    なので、大統領がサラ・ペイリンなんて、もうみんな忘れてる人をモデルにした方が良かったか、それとも、ドナルド・トランプにしか思えないヤツにすべきだったかは……自分が脚本家ならどうするだろう?? と云うモヤモヤは有る。
    そして、異常事態に冷静でいられるヤツの中には、現実逃避してるヤツが結構な割合で混じってんだろうなぁ……。
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    2022/01/02 12:29:09

    映画感想2021年11月&12月

    他のサイトに載っけてたモノの転載です。
    既に映画館での上映が終っている作品も有るので「これからこの映画を観に行くかを、事前にWEB上での感想を参考にして決めたい」と云う方には、あまりオススメ出来ません。
    あと、稀にですが、「劇場公開はされたけど、DVD/Blu-ray化やネット配信の予定は無い」と云う映画が混る可能性が有ります。

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