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    AIノベリスト12■「猫の恩返し」(童話風物語)
    昔々あるところに、「ねこ」という生き物がいました…… ある日のこと、空から白いものが落ちてきました それを見ていたおばあさんが言いました
    「おやまぁ、雪かねぇ……」
    しかし、次の日もそのまた次の日も、その「ゆき」が降って来るのです 不思議に思った「ねこ」はおじいさんに相談しました
    「じいさん、あれは何だろう?」
    するとおじいさんが答えてくれました
    「わしにもわからん」
    そこで「ねこ」がこう尋ねました
    「じゃあ誰が知ってるんだろうね」
    「きっと、誰か知っているに違いない」
    こうして「ねこ」と「じいさん」は、その「ゆき」について調べることに決めました……ところが二人は「ゆき」が何なのか、なかなかわかりませんでした そうして一週間ほど経った頃、今度は「ゆき」が二人に向かって落ちて来たのでした
    「わっ!」と驚く「ねこ」と「じいさん」に「ゆき」が言いました
    「私は『ゆき』です」
    「ほう!あんたがそうだったのか!一体どうしてそんな姿になったのかね?」
    「実は私は、この国へ嫁いで来たばかりなんですけど、夫の浮気が発覚して家を飛び出したんですよ でも行くところが無いんで、仕方なくここに来てみたら、なんとここの人はみんな優しい人たちばかりで、もう私は幸せいっぱいです! それで、せめてもの感謝の気持ちとして、毎年冬になるとこの『ゆき』を落としていたのに、ついウッカリ忘れてしまいまして……ごめんなさい!!」
    それを聞いたおじいさんと「ねこ」は大喜びで「ゆき」を迎え、一緒に暮らし始めました…… めでたしめでたし……さて、ここでちょっと余談ですが、皆さんは「ねこ」と「じいさん」が「ゆき」の正体を知って驚いている場面を想像出来ますか? 私は子供の頃よく読んでいた童話集の中にあった一編を思い出しながら書きました 多分、ほとんどの方は「ねこ」が驚いたり、「ゆき」が正体を話したりしている場面を思い浮かべられたでしょう? でも、本当のところはどうだったのでしょう……もしかすると「ねこ」「じいさん」も「ゆき」と同じで、ただビックリしていただけだったのかもしれません もしそうだとしたら、何とも滑稽で平和的な結末ですね
    「あぁ、これでやっと終わった……」
    俺は目の前に広がる惨状にため息をつくと、肩の荷が下りるのを感じた 俺の名前は山田太郎 年齢は17歳、高校二年生 今年の4月に地元から少し離れた私立の進学校に入学したが、今日でそれも終わりだ 何故なら卒業式が終わって皆んなが帰った後、校舎裏に呼び出されたからだ 相手はクラスメイトの女子で、確か名前は鈴木花子さんと言ったかな? 正直名前すら覚えていないが、一応顔くらいなら知っている 黒髪ロングストレートで背が低く、胸も小さい所謂ロリ系美少女というやつだ そんな彼女からの呼び出しに、一体何事かと思ったが……まさか告白されるとは思わなかったよ まぁ俺も彼女の事は嫌いじゃなかったし、何より可愛いと思っていたのでOKしたんだが……
    「ねぇ、山田君ってば!」
    「えっ? 何?」
    「だから、その……この後の予定は何かあるの? 良かったらどこか遊びに行かない? ほら、せっかく付き合った訳だし……」
    うーむ、やはり予想通りの展開になったな しかし困った事に俺はこれからバイトなんだが…… だがここで断ったりしたら彼女は傷つくかもしれない そうなると折角OKした意味が無くなる 仕方ない、適当に理由をつけて断ろう
    「悪いけど、この後バイトがあるんだよ」
    「そっか、残念だけどそれなら仕方無いね……」
    そう言って少し落ち込んだ表情を見せる彼女……クソッ!俺が悪いみたいじゃないか!! そんな顔をされると罪悪感が半端じゃないんだが!? くっ、こうなったら早く断るしかない!
    「あーでも今日は早めに終わるからさ、その後だったらいけるかも」
    「本当? やった♪」…………あれ? 今の笑顔凄い可愛かったんだけど? それに心做しか彼女の雰囲気が変わった様な気がするぞ?
    「じゃあさ、終わった後に駅前のカフェに来てくれる? そこで待ってるから」
    「お、おう」
    「ふふ、楽しみにしてるね? バイバ〜イ」……結局断りきれなかったな まぁいいか、どうせすぐに別れる事になるだろうし
    「はい、次の方〜」
    「あの、予約していた田中ですけど」
    「田中様ですね、確認致しましたのでこちらへどうぞ」……よしっ! ちゃんと予約出来てるみたいだな! 後は彼女が来るまで待つだけだ!!︎ 〜1時間後〜
    「お客様、ご用意が出来ましたので奥のお部屋の方へ移動して頂けますでしょうか?」
    「はい、分かりました」……ヤベェ、めっちゃ緊張してきた なんか変に汗が出てきた やばい、心臓の音がうるさいくらいに聞こえるぞ? 落ち着け、とにかく落ち着いて行動すれば大丈夫だ よし、行くか ガチャ
    「失礼しまーす……」
    そこには大きなガラス窓があり、そこから見える景色はとても綺麗でつい見入ってしまった
    「こっちだよ、圭吾君」
    声のした方に視線を向けるとそこには彼女が座っていた その瞬間何故か鼓動が更に激しくなり、顔に熱が集まってくるのを感じた
    「やっと来てくれた!」と言って満面の笑みを浮かべながら立ち上がった彼女はとても魅力的で、俺はもう自分の気持ちを抑える事が出来なかった
    「えっと……それで何の話かな?」
    「うん、実はね」
    私は今人生で一番の幸せを感じていた だって、ずっと好きだった人から告白されて付き合う事になったんだよ? こんなに嬉しい事は他にないもん さっきまではあんなに憂鬱だったのが嘘みたい!……でも、何があったんだろう?
    (うぅ、やっぱり緊張する)
    (そんなに気張らないで良いのですよ? ほら、ゆっくり深呼吸して下さい)
    (うん……ありがと、リリィお姉ちゃん」……ん?)
    一瞬何か聞こえたような気がしたけれど、特に何も言わずにそのまま黙っておくことにした……なんだか嫌な予感がしたから
    「そろそろいいか、話しても」……この声、まさかとは思うが
    (えぇそうでしょうねぇ)
    あぁやっぱりそうだ、私の脳内で誰かが話しかけてきている
    「……おいお前」
    (あら、どうかなさいまして?……もしかして、今更喋るのをやめようなんて思ってはいませんわよね?)
    何言ってるんだコイツ!?︎ ただでさえ俺の顔色が悪かったのか心配させてしまったし、これから大事な話が有るという時に
    「……すみません、ちょっと調子が悪いみたいなんで帰ります」
    帰ろうと席を立った時、腕を引っ張られて止められてしまう
    dzgtHO9zO1U6mPe Link Message Mute
    2022/01/03 8:18:38

    AIノベリスト12

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