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待ちぶせ!1「ドロドロの世界!」
哀しい瞳の奥に沈む、魔性の企み!
ちょっと大人びた中学1年になるいじめっ子のハーフの少年の物語!
シリーズで描くにはエッチの内容面が強くなってしまいそうで抵抗が出てきそうですが、チャレンジしたいテーマでもあります。イラスト小説風ではなくて、イラスト集の紙芝居のように描いていきたいなと考えています。
#待ちぶせ!
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かざぐるま
普通じゃねぇから!6「崖っぷちの姉弟!」
今朝学校での出来事の不満を洗いざらい小百合にぶちまけた龍太!心底興奮して穏やかでない様子・・!
龍太「・・てな感じで、その後救急車は来るわ、他の先生にも叱られるし、おまけに警察まで来ちまってクラスのやつら誰も俺の事かばってくれなかったんだぜ!泣き出すやつまでいたし!こっちが泣きたいつうんだよ!まじ人間不信になるわ!<(`^´)>」
小百合「そりゃそんな状況で警察がくれば、誰だってびびるでしょう!」
小百合、苛立ちのまま、完全呆れ果ててしまって・・・!
小百合「それに、あんたが主犯で乗り気だったんなら、最終的に一番攻められて当然でしょうが!( ⊳Д⊲
#)満タンのバケツの水を頭にぶち当てるなんて
、下手したら先生が死んでたかもしれないのよ!ちょっとは悪気もないわけ!」
龍太「そりゃちっとはあったけど、まさかこんな大げさになるなんて思わなかったんだよ!美川に水がかかって下着とか透けて見えないかなってつい…さ!いつも薄着だからあいつ!へへ…まだおれガキなんだからやってみなきゃわかんねえ事だってあんだよ!しょうがねぇだろ!(
#^
ω^)」
小百合「気色悪い顔して笑ってんじゃないわよ!しょうがないで済むわけないでしょ!どんだけスケベなわけよ!鼻の穴大きくしてやらしい、あんたがやった事は豚にも劣る行為よ!( ⊳Д⊲
#)そのせいでお母さんが親の責任を取らされてる訳なんだから!あんたなんかのために!
」
龍太「けど、美川も軽い脳しんとうだったみてえで意識戻ったって病院で聞いたし、心配ねえって!それに今回の作戦は下着目的じゃなくてテストを中止にさせるのが本命だったんだからさ。美川、月曜の朝いつも漢字の書き取りテストとかすんだよ、俺がいつも赤点とる事知っててだぞ!調子こいててうざかったんだよ〜!」
N、ほんま悪事のかたまりだな〜!(-_-)
小百合「あほくさ!あんた何しに学校行ってるのよ!情けないにもほどがあるわ!結局何の努力もしないハイエナなのね、あんたって!化けの皮が腐っちゃうほど剥がれて笑えてくるわ!人に迷惑かけるなら一生死ぬまで警察のお世話になってなさいよ!( ⊳Д⊲
#)
」
龍太「だからおれは無実だって大丈夫だから、心配ねえってば!(
#^
ω^)」
龍太、ちょっとは、動揺しているのか、小百合の背中をポンとしようと・・!
小百合「別にあんたの心配なんてしてないわよ!近寄らないでよ、変態!めっちゃ手、汗ばんでんじゃない!また、やましい事でも考えてんでしよ!家に入ったらあんたとは一切他人だから話しかけんじゃないわよ!( ⊳Д⊲
#)
」
龍太「そ、そうじゃなくって腹が急に痛くなって…も…れそう…!(TдT)」
小百合「ふん、なんなの!いきなり同情ムードなんか持ってきて、似合わないからやめたら?そんな下ネタで女の子はおとせないわよ!どうせ拾い食いでもしたんでしょ!反省もしないでくずな事ばっかしてるから、天罰よ!」
龍太「うるせえよ、そんなんじゃねえって言ってるだろ!ヽ(`Д´)ノまじ痛えんだよ!今日はあれから授業になんなくて昼からなんも食ってねえし、たぶんさっき寺で地蔵のとこで飲んだ水が原因かも…!のどかわいてうっかり飲んじまったんだ!(ToT)/~~~」
小百合、もう完全、軽蔑の視線のまま・・!
小百合「バカってほんとに後先考えずに行動するのね!自慢げに威張ってんじゃないわよ、自業自得のくせして!トイレしたくたって結局あんたのせいでいまだに家に入れないんじゃないの!あたしだって我慢してんのよ!さっきから!( ⊳Д⊲
#)
」
N、そうなのか!?Σ(゚Д゚)
龍太「姉ちゃんまだ余裕そうだから、近くのスーパー走ってしてこいよ!ヽ(`Д´)ノ俺はもうゴミバケツの中にでもするからさ!そこにいるとやりにくいんだよ!」
小百合「嫌よ、疲れてんのにめんどくさい!なに元凶のあんたが調子こいてるのよ!自分の事ばっか考えてんじゃないわよ!( ⊳Д⊲
#)
」
龍太「そんなこと言ってらんないんだよ!今は、まじでちびりそうだし!Σ(☆Д☆)」
小百合「てか、トイレの小窓って風通しにいつも開けてるけどあんたなんとかして入れないの!あんたクラスで一番ちびだっていってたし出来るでしょ!そこのゴミバケツ使って窓まで飛びなさいよ!」
N、無茶ゆうな〜!\(◎o◎)/!
小百合はそういってすぐに側にあったゴミバケツをトイレの小窓の真下に引きずって持ってきた。
龍太「無理だって、窓が小さ過ぎるし、今動いたらほんとに漏れそうだし!下痢かも!」
小百合「汚ったない!いいからやんなさいよ!( ⊳Д⊲
#)入ったらすぐトイレなんだし!ああでも
、あたしが先にしてからね!あんたの後だとにおいそうだから!まずは玄関に走って、鍵開けなさいよ!」
N、無茶苦茶いって完全、女王様気分だなこりゃ!((+_+))
龍太「無理に決まってんだろ〜!おりゃあああ〜〜〜!\( # ◎Д◎)/!」
それでも何だかんだと小百合に脅かされながらもゴミバケツにとび乗り背負っていたランドセルと手持ちの少年誌を小窓から中に放り入れると覚悟を決めたように掛け声でジャンプし小窓にしがみつき必死に中に入ろうと両手に力を入れた。が、途中でやはり身体がつかえ動けなくなる!
そんな龍太に追い打ちをかけて下からお尻をカバンでバンバン叩くように小百合がせめる!
小百合「ちょっといつまでそうしてんのよ!さっさとしてよね!あたしだってもう限界なんだから!( ⊳Д⊲
#)
」
動けない状態で両足を激しくあがいてばたつかせる龍太
小百合「とにもう・・・!カエルみたいなでかいお尻してみっともない!( ⊳Д⊲
#)
」
龍太「ち…、ちょっとタンマ!めっちゃ拷問だし!いてぇ!マジ、やめろって!たたくと漏れる〜~!\(☆Д☆)/!」
龍太、瞬間ギュルルル〜〜〜!とそして小百合も力がぬけたように・・・!
小百合がそわそわとふいに蹴飛ばしたゴミバケツの横から何頑張ってるにゃあ~?っとすずしい顔を覗かせているクロ猫がいた!
小百合「もう、ほんとに、いやぁぁぁ~~~!( ノД`)シクシク…」
も、悔しそうに、そのままその場に座り込んでしまった。
N、ありゃりゃぁ~~~!姉弟そろって・・!?( 一一)
#普通じゃねぇから!
#イラスト
#小説
#コメディー
かざぐるま
普通じゃねぇから!5「蘇るハプニング!」
なんだかんだ小百合にぶちぶち嫌味を言われながら耐えるように自宅の長屋に一緒に帰ってきた龍太だったがここでもまだアクシデントが続いてしまう!
家にはまだお母さんは帰って来ていなかった。
小百合
「ちょっとお母さん、まだ帰ってきてないの?ポストに鍵も入れといてくれてないし入れないじゃない!あの飲んだくれのオヤジまでどこ行ったのよ!( # ⊳Д⊲)」
玄関の引き戸をガチャガチャと不満を漏らしている小百合!龍太の家は貧しいせいか合鍵をつくらず一つしかないらしい!
龍太
「まじでえ〜!?母ちゃん昼間病院で先帰れって言われてだいぶたつのに、何してんだよ!<(`^´)>」
小百合
「はあ〜?病院てなんなの!お父さん運ばれたってこと?てかなんであんたそんな大事なこと知ってて黙ってんのよ!( # ⊳Д⊲)」
龍太「違うし、父ちゃんのことはしらねえよ!病院に運ばれたのは俺の担任の美川(よしかわ)だよ!( ゚Д゚
#)
」
N、なれなれしいな〜!(-_-)
小百合「どうしてあんたの担任の付き添いにうちのお母さんが駆けつけなきゃならないのよ!( # ⊳Д⊲)どうせあんたがまた何かやらかしたんでしょ?その前に何、生意気に自分の担任の事馴れ馴れしく呼び捨てにしてんのよ!何様気取りなのほんと!」
龍太もだんだんうんざりして・・・!
龍太「姉ちゃんに言われたくね〜し!( ゚Д゚
#)ちょっと今日はいろいろあったんだよ!そのせいで散々なめにあってずっとイライラして忘れようとしてたのに
、思い出させんなよ!」
小百合
「威張り散らしてんじゃないわよ!あんたが元凶なんでしょう!この疫病神!( # ⊳Д⊲)」
龍太「だからちげーし!( ゚Д゚
#)クラスのやつらとちょっとからかってやろうとしただけだし!そしたらあいつら最後は
、俺だけのせいにしてとんずらしやがったんだぜ!ひでえだろ!」
小百合「ちょっとからかってがなんでこんな、おおごとになってるわけ!ひどいのはあんたの頭と間の抜けた顔でしょうが!( # ⊳Д⊲)それでお母さんパートまで休むはめになったんでしょ!何をやったのよ!」
龍太「もう言わねーよ、言ったって怒るだけだし疲れんだよ!姉ちゃんの相手すんの!( ゚Д゚
#)
」
小百合「いいから言いなさいっての!気になるでしょ!またそのくっだらない週刊誌でどつかれたいの!( # ⊳Д⊲)」
龍太は手に持ってた少年ゾンビの週刊誌を取られまいと後ろ手に隠すように眉間にシワをよせしぶしぶ話しだした。
回想、今日の朝!
龍太のクラスの授業が始まる前、教室の入り口でひもを両手にいたずら笑いの龍太!数人の生徒も、はやし立てるように笑いをこらえてる時ちょうど3年2組担任の美川茜(よしかわあかね)28がピンクの派手な洋服の爽やかな笑顔で入ってきた。
美川「おっはよー!みんな〜ちゃんと漢字のテスト勉強やってきた〜?机の上の物しまってね!♡始めるよ〜!(*´▽`*)」
みんな、「ハーイ!\(^o^)/」とかわるがわるはやし立てる声が続いて・・・!
龍太「ば~か!勉強なんか、なんもしてねーよ!グヘヘ…( ̄▽ ̄)」
N、スケベヅラしてんなあ~!(-_-)
A男「先生一番上のボタンはずれてるぞ〜!❤」
B男「まじで…ギャハハ!!!」
C男「龍太、やれやれ〜!(≧▽≦)」
D子「龍太やめなさいよ!( ⊳Д⊲
#)
」
E男「先生上見て〜!(笑)」
F男「やばいよ〜!(*^▽^*)」
G男「先生は胸しまってえ〜!❤\(^o^)/」
入り口の上には10リットルぐらいてんこ盛りに水が入ったバケツが仕掛けてあったのだ!美川はそれに気づく事なく戸を横にがらっと開いてストレートに教室に入っきた瞬間、たくらみ笑いの龍太によってバケツに繋がれていたひもがひかれ派手に水をかぶるはずだった!
K子「先生あぶない!Σ(゚Д゚)」
美川「えっ!?」
しかし予想はおおいに外れてグラっと傾き落ちてきたバケツは虚しくほぼそのまんまの重量のまま、もろ美川の後頭部にぶち当たるように、ガンと直撃してしまった!
そして美川が「うっ!」とよろけて床におでこのひたいもその後同時に打ち付ける感じで倒れ、バケツの水は床に叩きつけられるようにバッシャァーンと広がりわれて、クラスは静まり返り、うつ伏せのまま動かなくなった美川を生徒一同は目前に一気に教室が凍りついた!シーン(゜〇゜)(゜◇゜)(゜〇゜)(゜▢゜)(゜▢゜)/!
N、おいおいおい・・!全員、大丈夫か!?\(◎Д◎)/!
#普通じゃねぇから!
#イラスト
#小説
#コメディー
#姉弟
#家族ドラマ
かざぐるま
普通じゃねぇから!4「一難去ってまた一難!?」
神社から臨時収入?を得た龍太はその足で走るように、日暮れの坂道を駆け上ると商店街の端の角にある小さな本屋に向かった。
龍太
「一度新品で買って見たかったんだよ~!俺の周りの奴らとか、いつも自分のこづかいで当たり前に買って読んでるのめっちゃかっこいいって思ってさ!2年の時、調子乗ってうらやましくてつい借りぱくでがめたそいつの親からうちの母ちゃんにチクられて大目玉くらった事もあったな~!友達だと思ってたのによお~、週刊誌一冊ぐれぇであんまりじゃねぇか~!なんか涙出てきたぜ!(>_<)」
N、どこまでも勝手な奴だな~、でもこいつはこいつで苦労してんだなあ!(◎_◎;)
龍太は何だか感動気味に週刊誌の一冊少年ゾンビを手に取り、レジのおっとりとしたおじさんにお金を払うとすぐに店を出てきた。が、その時偶然にも外で高一の姉に出くわしてしまった。母と同じ無駄遣いにはとてもうるさい姉の小百合(さゆり)。
とっさに後ろ手に本を隠そうとしたが、それよりも先に素早く小百合に取り上げられてしまう。小百合はあきれ顔で・・!
小百合
「あんた、何勝手に道草してこんなもん買ってんのよ!週刊誌なんて立ち読みで十分でしょう!お父さんが駅で拾ってくる雑誌じゃ我慢できないの!うちはお金に余裕もないんだから、安易にお金を物に変えるなってお母さんにもいつも言われてるでしょ!」
渋った顔の龍太
龍太
「いいじゃん、俺だってたまには欲しいもんくらい自分で買いてえし!家で菓子食べながらじっくり新刊読みてえんだよ!父ちゃんの拾ってくる週遅れのもんばっかじゃ話題についていけねぇし!それに金は使ってこそ価値があるんだぞ!<(`^´)>だいたい姉ちゃんは高校になってスマホ買ってもらって俺には何にも無しで我慢しろなんて不公平だろ!」
小百合
「テストも赤点のバカのくせにいつまですねた事言ってんのよ!あたしは高校に入ったらアルバイトしたいから、何かとスマホとか必要になりそうだから買ってもらったのよ!遊ぶ為に使うわけじゃないわ!たまには遊ぶかもだけど!それより、なんで小学生のあんたがこんなに帰るのが遅いわけ?塾に行ってないからって勉強もしないで好き放題遊びほうけてたらますますバカになるのよ!」
怒りの流れで週刊誌でバンと一発龍太の頭をなぐる小百合!
龍太
「いってえなあ〜!叩くなよいちいち!俺の場合行きたくても貧乏で行けねえだけだって!勉強する気はちゃんとあんだよ!ふん<(`^´)>」
小百合
「自慢してんじゃないわよ!塾とか関係なしに最低限の事はちゃんとしろって言ってるの!あんたのせいであたしら家族まで恥かくんだから。てか、その貧乏のあんたが何でお金なんか持ってんのよ!お小遣いはいつも買い食いでもらってもすぐ消えちゃってたでしょ!こんなくだらない本買う余分なお金ないでしょうが!誰のお金カツアゲしたのよ!( # ⊳Д⊲)」
龍太
「違えって、カツアゲなんかしてね〜よ!ちょっとした臨時収入があったんだよ!ご褒美ってゆうか!(;^ω^)」
小百合
「臨時収入ってなんなの?!(⊳Д⊲)掃除のボランティアでも始めたわけ!いつも問題ばっかおこして白い目で見られてるあんたが!?全然想像できないんだけど!」
龍太
「母ちゃんみてぇなこと言うなよ!それバカにしてんじゃん!<(`^´)>いやそうじゃなくて、坂の下の神社でちょっと!いろいろと・・・」
小百合
「はあ?賽銭盗んできたの!犯罪じゃない!お母さんに言いつけるわよ!( # ⊳Д⊲)」
小百合に強く押されるようにたじたじする龍太!
龍太
「違わ、違えよ!賽銭箱じゃなくて、水のたまり場みたいな所に入ってたやつだよ!五百円玉が俺に向かってきらきら光ってて、つい俺に貰ってくれって魔がささやいてたみてえな!へへ。(;^ω^)」
N、小心者!?ばれませんようにって言ってたわり案外口軽いな!( 一一)
小百合
「いやそれ、完全に賽銭ドロと変わんないでしょうが!バチあたるわよあんた!もう~、家(うち)から出て行きなさいよ!周りからお金に飢えた泥棒家族とか言われたら恥ずかしいから!( # ⊳Д⊲)」
龍太
「うるせえな、好き放題言ってんじゃねえよ!もともと馬地辺(ばちあたり)一家なんだからしょうがねえだろ!姉ちゃんだって、どうせこれからアルバイトとか言って、その身体でだましてもうけるんだろう!美人とかいつも自慢してるし血は争えないってやつじゃん?さっきから向こうで魚屋のおっさんよんでるぞ~!愛想ふりまいて来いよ!<(`^´)>」
小百合が「なっ!( # ⊳Д⊲)」と言葉につまり不機嫌に振り向くと「そこのべっぴんなお姉ちゃん!♡ウナギ安いよ~」と確かに姉に向かって叫んでる威勢の良い男性がいた。
そんな誘い気にもせず再び小百合が向き直るともう龍太はそこにいなく、いつのまに姉の手からひったくったのか少年誌を片手に全力でにげて行こうとする龍太の姿が道の向こうにみえた!
小百合
「あのバカ、待ちなさいよ!龍太!もう二度と一緒にお風呂入ってあげないからね!( # ⊳Д⊲)」
その言葉にぴたっと反応して立ち止まり振り返る龍太。にへら笑いを浮かべて!
龍太「それはちょっと・・反則でしょ〜!(^ω^;)へへ」
N、似たもの姉弟?てか、姉ちゃんも相当な闇抱えてんなあ〜\(◎o◎)/!
#普通じゃねぇから!
#イラスト
#小説
#コメディー
かざぐるま
普通じゃねぇから!3「厄日のご褒美!?」
カラスとのハプニングで物置小屋の上からふりおとされるように地面に尻もちをついた龍太!なんとかお尻に激痛を感じながらも大事には至らなかった!
龍太
「くっそー、まじでいってえなあ〜!( # ゚Д゚)バカカラスめ!獣(けもの)の分際で人間様に歯向かってんじゃねえぞボケナスが!今度来たらぜってえ思い知らせてやっからな!」
N、いやいや、カラスにケンカ売られてもな〜大人げな〜いってまだ子どもか〜!納得・・でいいのか!?(◎_◎;)
ブツブツと嫌味たらしくお尻の汚れを払いながらその場を離れる龍太!
いつの間にか茜色に染まる空を背中に龍太は水の流れる、たまり場のお地蔵様とすれ違った!
砂利道を踏みながら、何気に水の中を覗くと沢山の小銭が沈んでいた。
。
龍太「お〜!ちょっと、ちょっとなんだよ〜!めっちゃいいコイン入ってんじゃん!(^o^)丿」
N、いや、それは…!\(◎o◎)/!
だいぶ、うっぷんが溜まっていた龍太は何を思ったのかいきなり水の中に手を入れると一枚の500円玉のコインを掴みとった!
なんだかいきなり上機嫌の龍太!
龍太「そうだよなあ〜、1日の最後くらいラッキーなことないと人間生きていけねぇよなあ〜!あんがとなあ〜!( ̄▽ ̄)」
龍太はお地蔵様の頭をいたずらっぽく、ぱんぱんと叩くと…!
龍太
「坊主頭いかしてんじゃん!俺、馬地辺(ばちあたり)って苗字の響きのせいかなんかこういう事、普通にやっちゃえるわけよ〜!俺ん家すっごいビンボーでさあ、同じ坊主頭のよしみで見逃してくれな〜!どうか誰にもばれませんように!(^_-)-☆」
N、転んでもただじゃ起きないタイプだなこいつは…(-_-)おめでたい性格してるわ!
軽く手を合わせ、龍太は開き直るように、ポケットに500円玉をねじ込むとひしゃくですくった水を「冷てぇ~!(≧▽≦)」とごくごく下品に飲んだ!
龍太「ちなみに俺が坊主頭なのは床屋に行く金を節約する為なんだぜ!いっつも生えかかると父ちゃんにバリカンで剃られちまってよ〜!親孝行だろ〜!( ̄▽ ̄)」
そのまま一人、言いたい事を吐き捨てると神社から満足げに走り去っていく龍太!
N、こいつ、いつかほんまにばちあたるぞ…!( 一一)
たまり場のお地蔵様のひたいから、丸い小さなレンズのようなものがジーッと龍太の走って行く後ろ姿を見つめていた。
#普通じゃねぇから!
#イラスト
#小説
#コメディー
かざぐるま
普通じゃねぇから!2「災厄な1日だぜ~!」
今朝、俺のクラスの担任が救急車で運ばれた!
人生ついてねぇ日って、ほんとついてねんだなあ〜!(-_-メ)
昼下がりの神社の物置の上でくつろぎぼやいている龍太!龍太の憩いの場だ!不機嫌な顔してブツブツいっている彼ね様子を雀たちがちらちらと木々から伺っている。
龍太
「なんでだろうな!あれ、おっかしいなあ〜!なんでこうなったんだ〜!ちょっとふざけてやろうと思ってやっただけなのによ~、こんな大げさになるだなんて、くそ〜!クラスのやつらも面白がって賛成したくせに、俺だけ悪者になるなんておかしいじゃねぇか!まあ実際言いだしっぺでやらかしちまったのは俺なんだけど。( ̄д ̄)女子だって「行動する男の子はかっこいい!♡\(^o^)/」とかなんとか普段調子いい事言ってやがったくせに!結局ぶりっ子ばっかでびびって誰も味方してくれるやつもいなかったんだぜ〜!ひでぇと思わねえか〜!あ〜〜、めっちゃむしゃくしゃする〜!おかげで授業が潰れて母ちゃんまで呼び出しくらって校長室で説教だぜ!パート忙しい中、呼び出されて俺のせいでペコペコ頭下げてなんか俺めっちゃみじめだったわ〜!(;´д`)」
カラス
「カァアーーッ!(⊳Д⊲)」
まるでこっちがむしゃくしゃすると言わんばかりのカラスの不機嫌な鳴き声!縄張りを汚されて怒っているのか!
龍太
「うっせえな、ここは俺の憩いの場所なんだよ〜、文句あるならおまえがあっちいけよ!( # ゚Д゚)」
龍太はカラスに八つ当たりするように手に持っていた木の枝をカラスに投げつけた!
だが縄張りを汚されたとおもったカラスも相当気がたっていたのかふいにバサバサと龍太の顔にいきなり襲いかかってきた!つがいでいたらしくたぶん近くに巣があったのだろう!「痛ってえ〜!\( #☆Д◎)/」
龍太
「なんだよ~!てめえらまで馬鹿にすんのかよ!( # ゚Д゚)」
龍太もびっくりして慌てて背後にあったランドセルをひっ掴むと思いっきり対抗するように振り回した。
だがそのまま動揺するように屋根からずり落ちてしまったためか運悪くお尻を打ってしまった!
Nナレーション、龍太も病院行きか〜!(~_~)
#普通じゃねぇから!
#イラスト
#小説
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かざぐるま
普通じゃねぇから!1「風に舞い上がるセーラー服!」
なんだか急にいつも暗い話しや絵ばかりだったから思いっきり家族のドタバタコメディを描いてみたくなりました!なんとなく描いたけどこんな感じのキャラクターが浮かびました!高校1年生の小百合(さゆり)と小学3年生の悪ガキの龍太(りょうた)の姉弟です。
龍太りょうた(小3)
俺の家は年の離れた姉ちゃん小百合さゆり(高1)がいてパート勤めの母ちゃんに酒好きで女癖の悪い父ちゃんがいる。偉そうなことは言えず、そうゆう俺はちょうがつくほどのお調子者の悪ガキで、学校ではしょっちゅう、いたずらしては楽しんでるごく普通の少年盛りの人間だと思ってる。だからストレスもたまらねえお気楽人間だと思うか?けど俺にもいろいろあるわけよ!
さっきも言ったように家が貧しいのも原因かな!父ちゃんはその日暮らしのフリーでたまに日雇いの仕事に出かけるかでかけないかで、ほぼ母ちゃんのパート代のかせぎで家は持ってる感じだ!そのせいで家のほとんどのものは節約でゲームもほとんど買ってもらえねえ。ランドセルは貰い物のお古だし、来てる服もリサイクルショップやバザーや貧しい人支援とかの中古ばっかり。贅沢言えねえけど・・・!
そんでも姉ちゃんが生まれた時はまだ父ちゃんもわりと真面目に働いて家での生活も何かと安定してたみてえだ。それが、いつのまに夫婦の愛情期限が過ぎたのか俺が生まれる頃には父ちゃんも母ちゃんもほぼ毎日喧嘩が多くなって最悪な状況だったって。覚めるの早くねえか・・!(-_-;)
父ちゃんは夜も飲み歩くし、それは今にいたってもだけど!愛情不足っていうのか!?おかげで俺の頭も顔も母ちゃんのストレスで腹に栄養ぜんぜん足んなくて産みおとされたっていう、おち!満たされねえってゆうか・・・!はあ!五体満足で生まれてきてりゃ幸せじゃねえかって?まあ、そこ突っ込んでくれんなって!他人にどんなけ言いくるめられられたって、感情や幸せなんて結局、本人じゃなきゃわかんねえって、父ちゃんも酔って寝言いってる時よく聞いたが、何となく俺もその通りだな~って思った!
変な所で気が合うって、やっぱ似た者親子なのか!あんな、姉ちゃんのセーラー服姿に興奮してデレてる変態おやじと同類なんて思いたくもねえけど、俺もたまに、そんな事あったり・・!姉ちゃんのセーラー服姿まぶしいぃ~!って・・・話し戻すと、要するに姉ちゃんは結構まともな顔で生まれたのに俺って何かさえない中途半端で出来損ないな感じするって言いたかったってわけね。周りのやつらから「美女とチビザル」とか、うぜぇほどからかわれるし!それはコンプレックスって言っていいのか?(-_-;)難しいことはわかんねえけど、バカだからさ!けど、そんな俺の強い願望が神様に通じたのか、それからしばらくして俺にも家族にも人生をひっくり返すような出来事がおきたわけよ!
#普通じゃねぇから!
#イラスト
#小説
#日記
#コメディー
#姉弟
#家族ドラマ
かざぐるま
鏡切丸
#小説
#Twitter企画
##企画_刀神
妖刀の回収任務
葵台路太@自キャラ
幻舞殿直成@さこさん
新矢 晋
夜を駆ける
#小説
#Twitter企画
##企画_刀神
とある二人のピンチと突破
葵台路太@自キャラ
九角富嶽@孔明さん
新矢 晋
春霞に酔ふ
#小説
#Twitter企画
##企画_刀神
イベント「春霞に酔ふ」関連
颯鯨@自キャラ
梓馬百々恵さん@おふじさん
新矢 晋
13
SSまとめ
#小説
#Twitter企画
##企画_刀神
SSまとめ
新矢 晋
鱗
#小説
#Twitter企画
##企画_刀神
不穏な風習のある漁村にて。
葵台路太@自キャラ
たぬさん@ながれさん
新矢 晋
妖刀返却までが任務です
#小説
#Twitter企画
##企画_刀神
刺さった釘が抜けない話。
葵台路太@自キャラ
幻舞殿直成@佐古さん
小鳥遊玉緒@無限さん
鳳雷切@佐古さん
新矢 晋
葵台路太という男
#小説
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刺さった釘が抜けない話。
葵台路太@自キャラ
新矢 晋
Hallo Some(Any)one Help me.
#小説
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##企画_ハロサム
捻挫をしたトラヴィスがラタトスクを出したら……?
新矢 晋
課外秘資料第五架一段の一:空の出現条件についてのとある事例
#小説
#Twitter企画
##企画_帯刀課
とある学校に出現した空に対処する帯刀課の話。
千々輪カタリナ@自キャラ
遊馬岬@まなこさん
新矢 晋
退治屋たち、あるいは“騎士”たち
#小説
#Twitter企画
##企画_ハロサム
トラヴィスと帽子探しの話、その2。
ダレンさん@てらやまさん
ルナクさん@芹緒さん
最後の青年(ブレンデンツさん)@まいさん
新矢 晋
4
コーンホーン①
※続きをFANBOXで公開中。
『②』
➡
https://galleria.emotionflow.com/79773/568132.html
…………………………………………………………………
【Twitter】(通知+作品のあらすじとあとがき)
▶
https://twitter.com/26UGI
#オリジナル
#創作
#オリキャラ
#女の子
#百合
#創作百合
#小説
#ライトノベル
#イラスト
星羅福つむぎ
3
賽に退廃①/姉ヶ崎サーヤ
※続きをFANBOXで公開中。
『賽は当てられた①/姉ヶ崎サーヤ』
➡
https://seratsumu.fanbox.cc/posts/1923327
(前編は全体公開、後編は月額会員のみ)
◆4コマ⇨
https://galleria.emotionflow.com/79773/568128.html
…………………………………………………………………
【Twitter】(通知+作品のあらすじとあとがき)
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星羅福つむぎ
風の強い日
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##企画_ハロサム
トラヴィスと帽子探しの話。
ロザリーンちゃん@純さん
新矢 晋
大切な本
#小説
#Twitter企画
##企画_ハロサム
トラヴィスと大切な本の話。
ファッケル店主(オズワルド)さん@ここのせさん
娘(リザリサちゃん)@芹緒さん
新矢 晋
護衛の話
#小説
#Twitter企画
##企画_ハロサム
トラヴィスとクィンさん@つむさん。
新矢 晋
騎士だった若者の話
#小説
#Twitter企画
##企画_ハロサム
トラヴィスの都会時代。
新矢 晋
9
ハロサムまとめ
#小説
#Twitter企画
##企画_ハロサム
落書きまとめ。
新矢 晋
主催が全部書く誰デザ
#小説
絵描きさんたちに提出して貰ったキャラデザを元に新矢がSSを書いて、どれが誰のキャラデザが当てて貰う企画でした!
正解は最下部に!
新矢 晋
オリジナル小説「深海の天秤」一章 ファーストインパクトの挿絵⑪
「言ったでしょッ。私、用があるのッ!変な言い掛かりに付き合ってられないわッ!」
振り向き様に金切り声をあげる七奈美。だが阿妻は、無表情のまま…。
「このままでいいんですか?」
…と告げた。
ずっとガン見してきた阿妻だったが、今は更に七奈美の心の奥を透かして見ているような目をしている。
七奈美の動きと息が……止まった。
「山口さんは複数により、顔の形が変形するまで殴られてました。そして最後は、鎌のような形状の鋭利な刃物により刺殺されたことが分かってます」
それを聞いた七奈美の頭の中では、『あの時』の自分に向けて「逃げろッ!」と言った山口さんの顔が思い出され、ギュッと下唇を噛んだ。
「手口からして、私たちも貴女が犯人だとは思ってません。でも、貴女が真実を告げないことで犯人が見つからなかったら、山口さんの『お母さん』はこれからずっと悲しむことになるでしょうね」
「…ッッ!」
大きく見開く七奈美の目。
「先ほど落谷刑事も言っていましたが、今回の引ったくりも貴女自体を狙ったものかもしれない。身の安全は保証します。どうか協力してください」
阿妻は椅子から立ち上がると、七奈美に向かって深々と頭を下げた。
まさかの七光りお坊っちゃまの行動に、思わずギョッとする落谷。
七奈美はというと…。
「…………本当にッ? …話したら、私だけじゃなく、私の『家族』も守ってくれるッ?!」
…と言いながら、あんなにキツい顔つきが、一気に泣き出す寸前の子供のようにグシャリと崩れた。
阿妻は丁寧に「はい」と頷く。
ダムが決壊するようにワッと泣き出す七奈美。落谷は立ち上がると、七奈美を支えるようにして元の椅子に座らせた。
「約束するよ。そのための警察だからね」
そう、優しく微笑みながら言う落谷。
たぶん今まで溜めに溜め込んでいたのだろう、七奈美の目から涙が止まらたくなった。
ーー…十数分後。
ひとしきり泣いて心が落ち着いた七奈美。その顔は、初めの第一印象よりもかなり幼く見える。
そしてハンカチですする鼻を押さえながら、ポツリポツリと話始めた…。
七奈美は落谷が言ったとおり、キャバクラに働いていた。それもあまり品の良いとはいえない店だった。
「制服は仕事か?」という落谷の質問があったが、始めは確かに仕事だった。
より多くの客の指名を受けるため、店外のアフターや休みの日でも客とデートという形で接客をした。
その時には、大体今着ているような男受けする服を着ていくのだが、なかには服装などの細かい指定をしてくる客もいる。
そう。20代にもなって高校の制服を着たのは、始めはそんな経緯からだ。
ここまで聞いて、「どうしてそこまでするの?」と落谷が問う。
「お金が欲しいからに決まってるじゃないッ」
七奈美は吐き捨てるように言った。
制服は、自分が本当に高校のときに使っていたモノを着た。一緒に持っていたバッグも、当時の使っていたままの学校指定のモノだ。
落谷は民家の防犯カメラに映っていたバッグのチャームホルダーを思い出し、七奈美に気づかれないところで「やっぱりっ♪」という顔をする…。
七奈美も、いくら客の要望とはいえ「20代にもなって、こんな格好するなんて…」と憂鬱で仕方なかった。
だがそのデートの帰り、電車に一人で乗っているとき気づいた。
…周りが誰も自分を見ていないことに。
元々童顔で、それが今の仕事にはマイナスだと思っていた七奈美。だから、メークや服装で何とか色気を出そうと頑張った。
でも…。
電車の窓。外の夜の暗さが窓を鏡のようにして、制服の七奈美を映し出す。
そこには、ほとんど化粧をしないことで高校生の時とあまり変わらない自分がいた。
心が踊った。
映っている自分の口元が、どんどん上がっていった。
当時、リアル高校生だった七奈美には、青春と呼べる思い出は無かった。
小学生のとき、クズみたいな父親が借金だけ残して死んだ。母親は本業とバイトのWワークで、その借金をなんとか返済していた。
七奈美も、年頃になってから大好きな母親を助けるため、常にバイトに明け暮れた。それと同時に、より良い給料を貰える会社に就職するため、学業も頑張った。
部活なんてやる余裕なんて無かった。それどころか、友人とまともに遊んだ記憶も無い。
でもその努力が報われ、高卒でも最良な就職先に内定することができた。父親が残した借金も、あと少しで完済の目処がついた頃……母親に異変が起きる…。
仕事も家事も手つかず、ボーとする時間が増えていった。色々なことを忘れることが多くなった。
病院で診察を受けたところ………若年性アルツハイマーだと診断される。
多分、七奈美が就職を決まったことで、母の長年に渡った緊張の糸がプツッと切れたのだろう。
どんどん酷くなっていく一方の母親を残して、決まっていた就職先で働くのが難しくなった。けれど、まだ借金も返していかなければならない。
悩みに悩んだあげく七奈美が出した決断は、夜の仕事だった。
幸い七奈美は幼い顔立ちだが、容姿は悪くない。キャバクラに勤め始めて、すぐにそこそこ客がついた。
店と母親の世話で、自分を見失うぐらい目まぐるしい日々が三年続く。
そんなときに現れた、電車の窓に映る高校生と見まごうばかりの自分…。
この時には、借金のほうはなんとか返し終えていた。母親のことがあるが、金銭面だけでいえば少しは余裕ができていた。
そこから七奈美は、客とのデート以外でも制服姿で出歩くようになる。
友達とワイワイとはいかないが、この格好で街をブラブラ歩くだけで、あの時の青春を取り戻せるようで楽しかった。
なにより、本当の自分でいられた。
キャバクラという仕事上、服装も化粧も色気のある大人の女を演じてきたが、本当の七奈美は可愛い服やファンシーな小物が大好きなのだ。
それらを、制服姿でウインドショッピングするだけで幸せだった。
…が。
そんな小さな幸福も、あるときを境にまた苦痛へと一変する。
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神嘗 歪
オリジナル小説「深海の天秤」一章 ファーストインパクトの挿絵⑩
「…何の話よッ」
逃道を絶たれて威嚇する猫のように、落谷を睨みつける七奈美。落谷は反対に反応を楽しんでいるように笑う。
そして持っているスマホを操作すると、画面を七奈美のほうに向けた。
「コレって君でしょっ?七奈美ちゃん」
画面には、小野塚が駅から入手した例の防犯カメラ映像が表示されている。
「知らないわよッ!っていうか、顔が出てないじゃないッ。どうして私だって言えるのッ?」
捜査会議でも言っていたが、小さな白い紙袋を持った被害者の山口さんはカメラに向かって正面を向いているが、受け取ろうとしている制服の女性は後ろ向きだ。
「始めから思ってたんだよねーぇ。七奈美ちゃんの後ろ姿、この制服の子にスゴく似てるなーぁって」
これが落谷が部屋に入った直後に上げた、「思うところ」のもう一つだ。
「まさかそれだけでッ?!」
キッと睨みを深くする七奈美。
「まさかーぁっ。でも、「そうだ」って教えてくれたのは君だよ」
「意味、分かんないッ!」
「正確に言えば、君が今身に付けている腕時計が、だけどねっ♪」
「ッ?!」
グッと詰まった顔で七奈美は、先ほど落谷に持ち上げられた手にしていた腕時計を、反対の手で隠すように覆う。
「服やバッグなど高額なモノばかりなのに、それだけがハンドメイドのレザークラフトだ。いくら手作りとはいえ、金額にすれば名の知れたブランドに劣る。それに髪型から足先まで完璧なコーディネートされているのに、腕時計だけが不釣り合いだ」
確かにその腕時計は作りは精巧たが、見た目がかなりアナクロでファンシーだ。
鈍い金色とクリーム色で構成されたゴシック調の丸い文字盤。ベルトには花や蝶を立体的に型どって装飾されている。
原宿とかにいるゴスロリの子とかがしてそうな感じの時計だ。
「それでも何故するか?」と言って、落谷はピッと人差し指を立てた。
「やっぱり『好きな人』から貰ったモノは、肌身離さず身に付けてたいよねーーーぇっ。ねっ、七奈美ちゃんっ♪」
「………」
落谷は女子高生みたいにウインクして、可愛くキメ顔をする。七奈美は、無反応で押し黙ったままだ。
落谷は構わず続ける。
「そして、その腕時計は『ココ』に入っていたっ」
そう言って落谷がトントンと指差したのは、防犯カメラに写った山口さんの手元。あの白く小さな手提げ袋だ。
そこいらの既製品でありそうな袋だが、よく見ればその手提げ、持ち手の根元四ヶ所に白色のハートが付いている。
「この袋が、駅近にある商業施設内の「フラワーガーデン」っていうお店のモノだって判るのには苦労したよ。見覚えがあったっていっても、SNSで前にちょこっと見たことある程度の、うろ覚えだったからねっ」
そう。落谷が今日の捜査会議そっちのけでスマホで検索していたのは、このことだった。
落谷はよく、自分の管轄内地域に関係してそうなSNS情報を貪り見る。それもジャンル関係無くだ。
昔の刑事は、自分の靴を磨り減らして聞き込みをしたり、情報屋とかを子飼いして事件に必要な情報を入手していたが、今はそんなのより一般ピープルが何気に載せるSNSのほうが使い方次第では有益だったりするからだ。
たしかこの袋が載っていたSNSには、写真と一緒に「レザークラフトっていうと男の人が持ち物のイメージだけど、ここは花とか動物とかを型どった可愛い商品がメインで、女子受け必死☆ラッピングもこのお店独自のハートの付いたモノなので、プレゼントにも最適です!!」といったコメントが付いていたと記憶している。
「で、この病院に来る前に寄り道して、そのお店に行ってみた。店員さんが覚えてたよ、この男の人のこと」
そう言うと落谷は、今度は被害者の山口さんのことをトントンと指差す。
「事件が起こる、その日の夕方。服装からして仕事帰り。一人で買いに来て、ラッピングまで頼んだそうだよ。それも気恥ずかしそうに、嬉しそうに頼んだものだから、店員のお姉さんが良く覚えていた。「ああ、好きな女性に渡すんだなーぁ」…って」
うつむき聞いていた七奈美の口元が、なにかに堪えるように微かに震え出す。
「それとそこの店は、商品みんな一点モノだから、一つ一つ写真に撮っといてあるんだって。その男の人が買ったのがコレ」
落谷はスマホの画面を指でスライドさせる。次に出てきた画像は、今、七奈美が着けている腕時計とまったく同じモノだった。
落谷は顔を上げると、七奈美に向かってもう一度聞く。
「映像の制服の女性。君だよね」
いきなり、七奈美は返事もせずにバッと立ち上がった。そしてバッグを持つと、早足で部屋の出口に向かって歩き出す。
落谷は溜め息を一つついただけで、慌てて止める様子も無い。代わりに…。
「待ってくださいッ」
今まで落谷の話を無言で聞いては阿妻が、七奈美に向かって低く強く静止の言葉を投げた。
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神嘗 歪
深海の天秤〈第一章 ファースト・インパクト⑨〉
その女性は、入ってきた二人に背を向けている状態で座っていた。
女性の前にはテーブルを挟んで、白衣姿の医者と年配の看護婦が一人づついる。
女性は落谷たちが入って来たことに気づいているようだが、振り向く様子は無い。代わりに医者が阿妻の顔を見るなり軽く頷く。
たぶんその意図は、健康上問題無いという意味だろう。
阿妻は隣の落谷に、子声で「引ったくりに襲われたさいに頭を打ったようなので、念のため細かく検査を受けてもらいました」と説明する。そしてすぐに、医者と看護婦に向かって「すみません。彼女と話がしたいので、少し席を外していただきますか?」と言った。
医者たちはそれに素直に従い、阿妻たちが入ってきたドアから廊下へと出ていく。
これは医者たちに事前にそういう状態を作ってもらうことを伝えてあったのだろう、女性と阿妻たちが残った部屋は診察室出はなく、病院内でも医療に関係しない少し狭い応接間といった感じの部屋だった。
(…なかなかの手際の良さで)
新人刑事とは思えない阿妻の配慮に少しばかりの気持ち悪さを感じながら、落谷は医者たちが出ていったドアから視線を本題の女性に戻す。
そこには、アップにしている茶髪の髪からスッと伸びるうなじ。座っていても判る小柄な背丈。OLにしては少し派手目の装飾が施されたスモーキーピンクのワンピと、その上に羽織っているべージュのレザージャケット…といった後ろ姿があった。
女性の前のテーブルには、病院から出されたと思われる紙コップのお茶と、お財布と少数精鋭の化粧道具しか入らさそううな小さめのバッグが無造作に置いてある。
顔が見てないのではっきりしたことは言えないが、容姿からして若そうな女性だ。
「ッ……」
落谷はム~と口をへの字に曲げ、首筋のハートのアザを人差し指でポリポリ掻いた。
この時点で落谷の頭の中に『二つ』。なにやら思うところがあった。
その一つ目は…。
先ほどあげたとおり女性が身に付けているものは、どれも高額なモノばかりだ。
髪型もヒールの先の先まで相当気を使っている。というか、過剰過ぎるぐらいだ。
かなり金回りの良い生活をしているのだろう。
…が。
だからといって引ったくりが狙う物件としては些か疑問がある。
世の中は今、キャッシュレスに移行している。
特にこの手の若くお金持ちの女性となれば、何を支払いするにもカードかスマホからの決済が主流で、手持ちの現金などほとんど無いに等しい。
まだ、商店街を買い物しているお年寄りのほうが現金を持っているだろう。
カードから現金を引き出す技術がある、犯罪システムがしっかり構築された「なりすまし」ならまたしも、引ったくりのほとんどが足がつけづらい現金主義の場当たり的なモノが多い。
それも犯行は平日の、通勤で人の動きがまだまだ頻繁な時間…。
(…とは言っても、何事にも例外はあるけどね)
落谷は一旦浮かんだ疑問を保留にし、阿妻とともに医者が座っていた女性の相向かいの席に回り込む。そこでやっと女性の全貌を拝むことができた。
すると落谷は、ここでまた表情を変化させる。
その顔は驚きとも納得ともつかない、なんとも言い難い顔だ。原因は、女性の顔と手首にあるようだった。
そしてそのまま、視線を流すようにチラリと阿妻を横目で見る。
見られている当の本人は、視線に気づいているのか?いないのか?ピッと伸びた姿勢で席に座り、女性を直視していた。
だが、先に現状の進行の口火を切ったのは女性のほうだった。
「あのッ、もう帰っていいですかッ?!」
派手めな紅を塗った口から、尖った口調が発せられた。が、すぐに阿妻が、冷静に「ダメです」と一刀両断する。
「何でですかいッ?お医者さんには「何にも異常は無い」と言われましたッ。このあと用があるんで、早く向かいたいんですけどッ!」
まくしたてるような早口。口紅のみならず化粧全体が濃いので、更にキツい印象に感じる。
阿妻は掛けている眼鏡の中央を人差し指と中指でクイッと上げると、女性をジッと見直した。
「今の状況を解ってますか?貴女は引ったくりに遭ったんですよ?」
その眼力に女性は一瞬たじろぐ。が、すぐに応戦に出る。
「そんなの解ってますよッ。でも、何も取られなかったしッ。本人がいいって言ってるんだから、いいじゃないですかッ」
「それでも貴女は犯罪に合い、怪我をしました」
阿妻の視線が、女性の顔から右手に移動する。そこには、阿妻の頬に付いているガーゼと同じ大きさのモノが付いていた。
引ったくりに突き飛ばされた頭を打ったといっていたから、その時に手を擦りむいたのかもしれない。
「私が通りかからなければ、もっと酷いことになっていたかもしれないんですよ。どうか犯人検挙に、ご協力ください」
「酷いこと」っと阿妻が口にしたとたん、女性の体がビクッと反応した。
強気だった顔は曇り、正面を向いていた視線がテーブルに置いてあったバッグに流れる。
「…助けてくれたことは感謝してます。だけど、私にだって都合があるんです」
声も小さく弱々しくなる。引ったくりに会った恐怖は、十二分に感じているようだ。
まあ、普通の反応だろう。反対に今までがおかしかったのだ。
(…となれば、その恐怖よりも上回る『何か』が、その『用』にはあるってことだな)
今まで口を挟まず二人の様子を伺っていた落谷だったが、ここでやっと口を開いた。
#オリジナル
#創作
#オリキャラ
#刑事
#小説
#挿絵
相棒
#バディ
#ミステリー
#推理
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神嘗 歪
小説挿絵『桃紅柳緑』
『桃紅柳緑──アイツが俺を嫌いな理由と、俺がアイツのことが気になる理由──』著・当麻咲来さん
https://estar.jp/novels/24931169
P257~ 『番外編2・月は東に日は西に』
挿絵描かせて頂きました。
https://estar.jp/novels/24931169/viewer?page=257
*****
もっと、欲しい。
全部手に入れたい………。
でも、一番欲しいのは、アキの心だから。
一瞬俺の瞳を捉えるアキの瞳は、
夜露に濡れたように、やわらかな光を放つ。
彼の瞳の中には、どこか不安そうな自分が映っている。
だけど、こんなに幸せそうな顔をした男を、
俺は見たこと無い……。
すべてを包み込むような温かい夜の帳に満たされて、
とくん、とくんと、甘い鼓動が熱を上げていく。
ふとアキがふわりと唇をほころばせ、
温かい笑みをこぼす。
****
小説お借りしています。
#オリジナル
#創作
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#BL
#創作
#高校生
#小説挿絵
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朔羽ゆき
ad astra
#小説
#キン肉マン
Ⅱ世
#万太郎優勝ルート
#キン肉スグル
#キン肉万太郎
#ヒカルド
過去作。
https://galleria.emotionflow.com/79197/556876.html
の続きです。アニメWGP終了後のキン肉親子とヒカルドの話。相変わらず捏造満載です。
大体の流れ
https://galleria.emotionflow.com/79197/556496.html
https://galleria.emotionflow.com/79197/556561.html
主にアニメベースですが色々混ざってます。
多少繋がってる話
https://galleria.emotionflow.com/79197/556491.html
まるぱまる
allein zu Haus
#小説
#キン肉マン
Ⅱ世
#ジェイド
過去作。タイトル程一人じゃない、レーラァの留守中に体調を崩したちびジェイドの話。少々オカルト要素入ってます。
まるぱまる
per aspera
#小説
#キン肉マン
Ⅱ世
#アニメルート
#イリューヒン
#デストラクション
#ヒカルド
#キャプション必読
過去作。アニメWGP中断期間中に飛行機、デスト、ヒカルドが絡んでる捏造妄想全開の話です。前者二人が旧知の仲設定。
今まで書いた肉話の中で下手をすれば一番暗い背景となっておりますので「ヒカルドに友達ができた!」で留めておきたい方は1頁めだけご覧頂くのをお勧めします。
話の性質上、特定の超人を贔屓にされている方が気分を害されるかもしれません。ご了承の上ご覧ください。
こちら
https://galleria.emotionflow.com/79197/556881.html
に続きます。
まるぱまる
Elter und Kind
#小説
#キン肉マン
Ⅱ世
#ブロッケンJr.
#ジェイド
過去作。レーラァ視点、ちびジェイドとブロッケン一族初顔合わせの話です。
いつもご覧頂き有難うございます。
まるぱまる
オリジナル小説「深海の天秤」一章 ファーストインパクトの挿絵⑧
誘導するように前を歩いていた阿妻に、落谷は横に並ぶ。
病院内は人が多いはずなのに、遠くで打ち寄せる細波程度の音量しか周囲の雑音は入ってこない。代わりに、薬剤や除菌アルコールなどの混じった独特の匂いが鼻につく。
落谷たちは長く白い廊下を歩きながら、受付の前から始まった会話を続ける。
「まあ、資料見て知ってると思うけど一応自己紹介ねっ♪俺、落谷 皐(おちや さつき)、ピチピチの35歳。丁度、ヒナちゃんとは10歳差だねっ」
「ご丁寧にありがとうございます。でも、35はピチピチとは言わないんじゃないですか?」
阿妻は眼鏡越しに、横目で落谷を見ながら歩く。どうやら阿妻は、話す相手をガン見する癖があるらしい。
「気持ちが若々しければ言うでしょ」
おどけたように首をすくめる落谷。
「「若々しい」と言っている時点でアウトでは?」
「ヒナちゃんてば、初対面でもハッキリ言うね~~ぇ」
「その点に関しては、あまり周りから注意されたことがありませんでしたから」
(……いや、たぶん遠回しにイヤミ混じりに言われてるとおもんだけど。)
「ん~~っ、『官房長の息子』だから言われない?」
「でしょうね。」
(やっぱり。気づいてないのか、流しているのか…)
淡々と喋る阿妻。
先ほどもそうだが、自分が『七光り』だということに、まったく優越感も劣等感も感じていないようだ。
ただただ『七光り』という利点を、ハサミやペンのように「そこにあるから使う」「必要だから使う」といった感じだ。
だが、感じてないということに関しては落谷も負けてない。
落谷の視線が、阿妻の頭の天辺にいった。
「俺、身長188cmだけど、ヒナちゃん低いよねーぇ。175ってところ?」
普通なら、背の低い男性はこのての話は嫌がるのでタブーとされているが、落谷はあえてする。
阿妻の反応は…?
「いいえ、171cmです。」
…と、何の感情の含みもなく、更に低い実身長をサラと答えた。
「へーぇ、そうなだー。そうすると、その着ているカーディガンもオーバーサイズに見えるけどM?ってか、何でシャツの上にカーディガン?」
「朝、考えごとしていたら、部屋着で羽織っていたカーディガンのままで家を出てしまいました。あとこれは、元々オーバーサイズで売られていたものです」
「アハッ…天然かッ!」
吹き出して笑う落谷が、裏手で阿妻の肩にでツッコむ。阿妻は、また淡々と「それも、よく言われます」と返した。
「でもそうだよね。ヒナちゃんて、ヒョロく見えるけど、さっき触った感じ結構筋肉質でガッチリしてるよね。何か運動でもやってんの?」
「運動というほどではありませんが、刑事ですからそれなりに体は鍛えてます」
「何か武術系もやってるんじゃない?」
「はい。少々」
「少々?それにしては引ったくりたちから受けた怪我も、しっかりガードしたうえでの急所を外したモノだよね?それなりに経験が無いとできないよ」
覗き込むように聞く落谷。だが「そうですか」と返した阿妻の目は、まったく揺れない。
「落谷さんの話し方は、まるで取り調べみたいですね」
「そう?」
「いや、合コンかな。そんなにグイグイ行くのが、お持ち帰りのコツなんですか?」
そう言った阿妻の視線が、ここでやっと少し斜め下にずれた。
「んっ?」
小首を傾げる落谷。どうやらその視線は、落谷の首筋に止まっているようだ。
「ああっ、コレっ?言っておくけど、キスマークじゃないから。昔からあるアザだから」
落谷はそう言って、自分の首筋を触る。
その首筋には、蚊に刺されて腫れた程度の大きさの赤紫のモノが見える。場所は落谷がクセでよく掻く場所だ。
確かに見ようによってはキスマークに見える。というか、落谷のチャランポランな性格がそう見せているともいえる。
それもそのアザ、見ればハートのような形をしていた。
「つーぅか、なに合コンに行きまくっている定になってんの、俺?資料で既婚者じゃないって知っているだろうけど、それでもただ彼女とラブラブ~~ゥ♪ってだけかもしれないじゃんっ。良くないな~~、そういう片寄った見方」
「そうですか?さっきの受付の女性の対応もそうですが、落谷さん、あえて特定の人間関係を作るのを避けている振る舞いをしているように見えたので」
「……へえーっ、ヒナちゃんてはよく見てる~。それこそ、俺が取り調べでもされているようだっ♪」
ニコッと笑う落谷。
「…………。」
足を止め、ジッと見返す阿妻。その手が真横のドアを指す。
「着きました。ここに引ったくりにあった女性がいます」
「んでもって、今回の殺人事件に関連してる…ってぇ子?」
「はい」
返事をすると、阿妻は引戸をゆっくりと開けた。
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神嘗 歪
prorrogação
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Ⅱ世
#アニメルート
#イリューヒン
#ヒカルド
過去作。
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の前日譚。アニメWGP準決勝で札幌会場を去ったヒカルドを再び決勝戦会場に来させたものは、的な話です。捏造満載、色々混ざってます。中断期間につるんでた前提でロシア飛行機も出張ってます。
イリューヒンの捏造背景→
https://galleria.emotionflow.com/79197/556491.html
デストとは同業かな、と思ってます。
まるぱまる
短いの詰め②
#小説
#キン肉マン
Ⅱ世
#万太郎優勝ルート
#ブロッケンJr.
#キン肉万太郎
#テリー・ザ・キッド
#ジェイド
#ヒカルド
過去作。ご覧頂き有難うございます。大体Ⅱ世ネタですが珍しい面子もいます。捏造満載、手前味噌なものもあります。心の広い方向けです。
1話目:ジェイドの日常。いつものドイツ師弟
2話目:
https://galleria.emotionflow.com/79197/497933.html
の続きですが単体でご覧頂けます。アニメルート、万太郎の過去捏造。英露戦後や決勝戦での言動でこんな事もあったんじゃないかなと
3話目:アニメWGP決勝戦直後のヒカルドの話。
https://galleria.emotionflow.com/79197/556561.html
と繋がってます。アニメ版の例のシーンで立ち尽くしてキッドを見送っていたように見えたので
4話目:拙作
https://galleria.emotionflow.com/79197/497431.html
とか
https://galleria.emotionflow.com/79197/497934.html
の流れ。ドイツ師弟ともう一人
5話目:どこぞの師匠の独白と弟子とのやりとり。アニメ終盤のアレについて
まるぱまる
蒼穹の翼
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Ⅱ世
#万太郎優勝ルート
#イリューヒン
過去作。アニメルート、WGP終了後イリューヒンに降りかかった椿事。大体こちら(
https://galleria.emotionflow.com/79197/497933.html
)に繋がる話。
長い上にいろいろ混ざっていたり背景等捏造も多いのでお気をつけてご覧下さい。
Ⅱ世シリーズの連中は概ねアニメ版の印象が強いのですがイリューヒンに限ってはPB版の描写に色々想像させられます。
まるぱまる
リモート★ハロウィン
創作中の小説「深海の天秤」の登場人物で、ハロウィンのイラストを描いてみました☆
#深海の天秤
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#ミイラ男
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神嘗 歪
小説「深海の天秤」一章 ファーストインパクトの挿絵⑦
「っ♪」
そして今、落谷は澤木課長の命令どおり、新人刑事・阿妻と引ったくりの被害者が手当てを受けている病院に来ている。
乗ってきた車を駐車場に停めると、鼻歌まじりで人差し指にかかった車のキーをグルグル回しながら入口から受付に向かう。
建物内は、ここら辺では一番大きな総合病院の午前中とあって、来ている患者が多い。そして平日だけあって、待合所に座っている人々は年寄り率が高い。
「どうも-っ♪ここに、引ったくりで怪我した二人が来ているって聞いたんだけど、どこに行けば会えるかなっ?」
内容に反して、落谷の軽いノリに不信がる受付の女性。落谷はそんな反応に慣れているのか、すぐにジャケットの内ポケットから警察手帳を出して、自分の顔と手帳内の写真の顔を照らし合わせて見せた。
ニコッと笑う落谷。手帳を見せても、それでも受付の女性の信用度は78%と微妙な上昇で停滞してしまう。
すると急に訝しがっていた受付の女性の表情が、「あっ」という口の開きとともに一変する。
「んっ?」と思った落谷は、女性の視線を辿るように振り向いた。
「落谷刑事ですよね?初めまして、阿妻 陽向(あづま ひなた)です」
受付の女性に聞こえるように、やけに「刑事」のところを強調した言い方。そして、目の前で深々と下げた頭がゆっくり上がる。
そこには眼鏡と猫のようなつり目が視野に飛び込んできた。
(……澤木課長に聞いた話だと、確か25才だよな?)
落谷は直立な姿勢の阿妻に歩み寄りながら、あからさまに品定めをするように頭の先から足の先にかけて視線を動かす。
だが阿妻はそれに動じることなく、落谷の返事をジッと待っているようだった。
その顔は落谷が疑問符を浮かべるほど童顔。十代だって言っても信じてしまいそうなほどだ。
髪は色素の薄いブラウン。動きでフワフワ揺れるほどのカールがかっている。仕事上、染めることもパーマをかけることも基本御法度なので、たぶん地毛なんだろう。
服装は、シャツとパンツが黒。形よく絞められたネクタイは麦藁色。ここまではキッチリしているのだが、何故か羽織っているのはオーバーサイズのクリーム色のカーディガン。これが更に幼さに拍車をかける。
人のこと言えない落谷だが、服装だけいえば阿妻も刑事には見えない。
けれど落谷と全く違うのは、その雰囲気。
強く結ばれた口元に、ピッと伸びた姿勢。顔も減点が見つからないほど、洗練され整っている。
一言でいえば、誰もが阿妻に持つ第一印象は「生真面目そう」だ。片や落谷は、何もかもが浮草のようにユルユル過ぎる。
そんなユルユル落谷は「ん"~~…」と唸りながら、
上下に動かしていた視線を阿妻の顔の正面で止めた。その整った顔の右頬には5cm × 5cmほどのガーゼが貼られている。
カーディガンの袖から見える左手にも、白い包帯が微かに見える。
服も汚れが目立ち、たぶん引ったくりともみ合ったときに全部負ったものなのだろう。
ここでやっと落谷の口が開く。
その第一声が…。
「……陽向というより日陰じゃね?」
これが小野塚だったら絶対にドデカい怒りマークが点灯し、澤木課長が「要らんことを…」と苦笑いする事例だ。
が、阿妻はピクリとも表情を変えず…。
「はい。よく言われます」
…と言った。
声色にも不快や初対面の緊張とかは感じられず、若人特有の感情の揺らぎが無い。
落谷の戯言を肯定するのもなんだが、「陽向」の名前からくる暖かみを感じられない。どちらかというと、波の無い冷たい湖面…といったイメージだ。
(これが『七光り』で『元悪ガキ』…ねぇ?)
落谷は、阿妻の顔を覗き込む姿勢から状態を伸ばし、一歩引いた。
「いきなり、ゴメンっ♪ゴメンっ♪君が『阿妻官房長の息子さん』?」
「はい」
(……反応無しかぁ)
「いいなーぁ。お父さんが偉い人だと、色々と得することも多いでしょ?」
「得かどうかは分かりませんが、父の親しい方々には良くしてもらってます」
(…スゴいな~ぁ。自分で『七光り』のコネを、有効活用しちゃってますって言っちゃってるよ、この子っ)
それでいて落谷の頭半分低いところから見上げる阿妻の目には、上位に立つ優越感といったものも一切無い。
「俺も、ヒナちゃんのお父様の恩恵にあやかりたいものだよっ」
両手を胸の前で開いて、軽口を続ける落谷。ここで初めて、阿妻の表情が微かにピクッと反応した。
「………『ヒナちゃん』?」
「おっ?」と思いながらも落谷は続ける。
「うん。陽向だからヒナちゃんっ。それに刑事になりたてだって聞いたから、ヒヨコでヒナちゃんっ」
今までジッと落谷を見ていた阿妻の目が、斜め下に流れる。
「……………恩恵のほうは、落谷さんには不必要ではないですか?」
「えっ?何でっ?」
小首を傾げる落谷。
「昇進とか興味無いでしょ?貴方を動かす原動力は、ただの『正義感』ですよね」
「プ…っ!」
新人らしからぬ阿妻の言葉に、思わず噴いてしまった落谷。刑事ではあるが、『正義感』なんて自分には程遠い言葉だろう。
「ククク…ッ。ヒナちゃんてば表情筋死んでるのに、言うことは面白いねっ」
そう言うと落谷は阿妻の横に回りこんで、馴れ馴れしく肩に腕を回して体を揺さぶる。
「それもよく言われます。あと、負傷しているところが痛いです」
「あっ、ゴメン」
ハッと離れる落谷。阿妻は左腕をカーディガンの上から擦った。
「少なくとも昇進目的で仕事をしているのなら、上の命令を無視して、警視庁が追っている犯罪組織【ブラッディ・ヴィーナス】のドラッグ製造工場を単身で潰したりしないでしょ?」
ここでまた横に立つ落谷の顔をジッと見上げる阿妻。
落谷は「ヴッ」と唸る。
阿妻が言っているのは、約半年前。落谷たちの署管轄内で、大量殺人が起きたことから始まる。
ここではそこまでの経緯の説明を省くが、最終的にその殺人には犯罪組織【ブラッディ・ヴィーナス】のドラッグ製造工場が関係していることが判った。
落谷はそれを阿妻が言ったとおり、警視庁からの制止を振り切って一人で潰してしまったのだ。
いくら落谷でも、この後の責任問題に発展するのは覚悟した。でも不思議なことに、澤木課長含めた多数の上司にコッテリお説教食らったぐらいで、後は大したお咎めは無かった。
「まあ、日頃の行いが良かったんだろうっ♪」と、一課の部屋で呟いた落谷に、周りの人間は全員「それは絶対に無いッ!」と心のなかで叫んだものだ。
「……ヒナちゃんてば、よく知ってるねー。」
なんとも言えない顔で阿妻を見返す落谷。
「はい。これから組むバディの人となりを知るのも仕事の一環と思い、事前に澤木課長から落谷さんの資料をいただきました」
それを聞いた落谷は、勢いよく阿妻がいる側とは反対方向を向く。
(やっぱ澤木さんッ。初めからヒナちゃんと組ませる気だったじゃないかよッ。それも要らんことまで教えてッ)
ここにはいない澤木課長に向かって、口を尖らす落谷。でもすぐに顔を戻し「まっ、いいや」と投げた。
「で、澤木課長に聞いたんだけど「引ったくりにあった被害者が、今回の殺人事件に関係している」って、進言したんだって?」
「はい」
「その心は?」
「引ったくりの被害者に会っていただいてからお話します」
そう言うと阿妻は受付の女性に「お世話になりました」とばかりに軽く一礼をし、方向を変えると落谷に「こちらに」と促して歩き始める。
頭を下げられた受付の女性は阿妻の紳士的な対応に頬をうっすら桃色に染めた。が、次に落谷が「じゃねー♪」とチャラく片手を振ると、一気に冷めたようにゲンナリとした。
どうやらこの受付の女性の好みは、誠実な男性のようだ。
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神嘗 歪
小説「深海の天秤」一章 ファーストインパクトの挿絵⑥
弾かれたように顔を上げた小野塚。その大きく開いた口に、一口チョコがポンッと放り込まれた。放り込んだのは、もちろん落谷だ。
「モグッ…!」
上質なミルクチョコレートの甘さが口いっぱいに広がる。そして落谷は気づいているか分からないが、放り込まれたさいに、小野塚の唇に落谷の長い指がかすった…。
「使った脳に糖分充電っ。駅に行くんだろ?いってらっしゃい」
手を胸の前でヒラヒラさせる落谷。
ガタッ!
「…~~~~ッ!…はい」
小野塚は顔を真っ赤にして、勢いよくイスから立ち上がる。すると、どっからともなく長岡が凄い形相で二人の元に駆け寄って来た。
「小野塚さんッ!捜査に行くんですよねッ?俺も同行しますッ!!」
目の前にいるのにもかかわらず、大声で発言する長岡。ポー…としていた小野塚は、ひとピシャ遅れでハッと我に返り、「そ、そうね。お願い」と言ってワタワタと用意を始める。
小野塚が用意している横で、長岡が落谷をキッと睨んだ。その目は『ライバル視』している目だ。
でも落谷のほうは軽く笑い返すのみ。その余裕な態度が、更に長岡をイラつかせる。
「早く行きましょうッ!」
そう言うと、長岡は小野塚を先導するように大股で部屋を出ていった。
残った落谷はデスクに顔をうっ伏して、肩を震わせながら笑いを堪えている。
部屋の上座では、デスクの前でその一部始終を見ていた澤木課長が、ヤレヤレといった表情を浮かべていた。
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