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  • 桐人 Link
    2022/06/05 22:15:46

    いつか居た子は

    司さんを子ども扱いするあさぎりさんの話と、司さんを子ども扱いするあさぎりさんを子ども扱いする羽京さんの話。
    やや小説2巻のネタが入ってます。

    Twitterにて載せた二編のまとめ。

    初出2020.8.10、pixivより転載

    #dcst腐向け

    more...
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    しおり
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    しおり
    いつか居た子はいつか居た子はまだ、そこにいるいつか居た子は
     良い景色だ。浮かんだのは、そんな言葉だった。

    「あっ! 居たんだよ!!」

     同じようにその風景を見ていたスイカが嬉しそうに声を上げる。弾むその声に気付いた良い景色……仲の良い二人の兄妹は揃ってこちらへ振り向いた。

    「スイカちゃん、ゲンくん。どしたん?」
    「フランソワちゃんが美味し~いもの作ったからね、そのお誘いに来たんだよ~」
    「ほんま!?」
    「未来、早く行こうなんだよ!!」
    「兄さんっ!」
    「うん、二人で先に行っておいで」
    「ほな先行って味見しとくわ! スイカちゃん!」
    「転ばないようにね~」

     走り去る二人の後ろ姿に、どこか牧歌的にも感じる声調でゲンが注意の声をかける。振り返り手を振るスイカへ応じて手を振り返すゲンを見下ろして、司は問いかけた。

    「それで、俺への用事は?」
    「うん? 無いけど」
    「……未来には聞かせたくないような話があって、口実をつけて行かせたんじゃないのかい?」
    「いやいや、ジーマーで無い、何も。スイカちゃんが未来ちゃん探しに行くって言うから一緒に来ただけよ? ……ああ、それで。俺の方こそ司ちゃんが何か話したいことでもあるのかなぁーって思っちゃったよ」

     お互い早合点したもんだねぇ、とゲンが笑う。それに肯きながら、司もぎこちなく笑った。

    「……うん、眠る前に千空と話した時も、言葉を深読みして雑談のつもりなんだとすぐに気付けなかったな。そういえば」

     そういう会話が出来るだなんて思わなかった。朦朧としていたので内容を覚えているわけではないが、ただずっと、もっと聞いていたいと思ったことだけは……覚えている。
     引きずられるようにそんな事を思い出していたが、パン! と軽く手を叩いた音で司は現実へと引き戻される。音の出所は隣に居る相手からだ。どうしたのかと覗き込んだら、相手からも覗き込まれた。

    「……司ちゃんに用事、そういえばあったかも。というか今、出来た」
    「うん?」
    「ちょっとしゃがんで~、司ちゃん」

     いきなり何、という言葉は顔に出ていただろうに、いいからいいから、と服を引っ張られた。意味もわからずしゃがむと、つむじ見っけ、なんて声が上から聞こえる。

    「ゲ……」

     何がしたいのかを聞こうとする前に、そっとやわらかな重さが頭上に乗った。
     軽く指を立て、髪を梳くように後頭部へゆるりとその重さが移動していく。数回それは繰り返され、最後はくしゃりとやや雑に髪をかき混ぜられてから離れていった。
     茫然としながら顔を見上げる。珍しい構図から眺めたゲンの顔は、一瞬だけ穏やかな笑みに見えたが、あとは普段と変わらぬ作り笑いに戻ってしまった。

    「わりとすぐ身長伸びたんなら、頭撫でられる機会そんな無かったんじゃない?」
    「うん、……そう、だね」

     おそるおそる自分の頭に手をあてながら司は立ち上がる。特に何かを仕掛けられた訳ではないようだ。

    「今のは、うん、ええと……何だい?」
    「嫌がらせ」
    「え」
    「大して歳の変わらない野郎に子ども扱いされる、っていう嫌がらせ~」

     子ども扱い。子ども扱い? では今のは、本当にただ撫でられただけなのか? 自分が妹を撫でるように、愛で慈しむのと同じように?

    (わからない)

     裏があるのか、揶揄われているだけなのか、それとも本当にただ子どもを撫でようと思うのと同じ心持ちで……

    「そういえば今更だけど司ちゃん、早いとこ起こしてくれてアリガトね。おかげで面白いもの見逃さずに済んだよ」

     思考がまとまるより先に、またゲンがさらりと反応に困る事を告げる。

    「っ……、一番最初に裏切っておいてよく言うね、ゲン」
    「相容れなきゃ離れるのも考え方のひとつでしょう? 司ちゃんだって千空ちゃんに手を上げたじゃない」

     ケロリとそう言い放つゲンを見て、ようやく司は悟った。つまりこれは……

    「ゲン」
    「はぁい?」
    「……楽しそうだね」
    「んっふっふ、ジーマー楽しいで~す!」

     構われて遊ばれているだけ、だ。
     司が気付いたことに気付いたゲンは、これでしまいとばかりに踵を返す。どうやら彼は戻ることにしたらしい。

    「司ちゃん」

     顔だけ振り返る彼の、アシンメトリーの髪が揺れる。

    「行く? ザギンのシースーよりきっと美味しいよ」

     初めて会ったあの日を思い出させるような言葉と、姿。

    「うん。……行こうか」

     あの日と違う返答の言葉に、ゲンは満足そうな顔をした。
    まだ、そこにいる
    「そうそう、人居るところじゃタネ仕込めないし」
    「うん、あそこなら人は来ないだろうね」
    「まぁそう思っててもスイカちゃんの探検と出くわしたりするんだけど」
    「それはすごいね」
     
     あれ、と羽京は首を傾げた。声は確かに二人分、ゲンと司のものが聞こえるが明らかに足音がひとつしかない。重さを考えると司のものだろう。はて、と羽京は声が聞こえた方を見て

    「……え゛」

     意味が分からず変な声を上げた。

    「あっ! 羽京ちゃーん! ちょうど良かったー!」

     羽京の戸惑いを気付いているだろうに、小脇のゲンが気易い様子で手を振ってくる。
     そう、小脇で。司の小脇に荷物のように抱えられた状態で。

    「ええーと……どうして、そんなことに?」

     反応に困るんだけど、と苦笑いしながら問いかけた。

    「そうだな……うん、落ちてたから拾ってきたんだ」

     これは聞いた自分が悪いんだろうか。何だ、それ、落ちてたって。落ちてたから拾ってきたって。通訳または追加説明を求む、と羽京はゲンへと向き直る。

    「……ゲン」
    「拾われちゃった♪」
    「ゲン?」
    「いやいや、揶揄ってるわけでもなく。実はさぁ、一人でマジックのタネ仕込むのに採集してたら足捻っちゃって。歩けなくはないけどどうしよーってとこに司ちゃんが偶然やってきたんで拾ってもらったの」
    「う、うーん……そっかぁ……?」

     理由は分かった、司の言う『落ちてたから拾ってきた』が概ね間違ってなかった事も理解は出来た。ねえ、でもさ?

    「普通に背負ってもらいなよ、ゲン……」
    「俺も、うん、そのつもりではあったんだけど」
    「色んなものが潰れそうだし、司ちゃんの髪に埋もれそうだからヤダって俺が言ったのよ」
    「色んなもの」
    「そ、色んなもの~」

     ケラケラと小脇に抱えられたままゲンが笑う。その態勢つらくないの? というか君がボケ側に回ると、こっち一人の手じゃ追いつかないんだけど?

    「てことで羽京ちゃーん、俺の足首テーピング的な何か出来る?」
    「えっ? あぁ、出来るよ。長めの布があれば」
    「あるある! やっぱりこの手の知識は羽京ちゃんだねぇ、シクヨロ~!」

     こちらを見つけて、ちょうど良かったと言っていたのはコレかとようやく合点がいった。その言葉を聞いていた司がゲンを地面へ下ろす。

    「ありがと、司ちゃん」
    「構わないよ、うん、この程度」
    「そんなとってもお優し~い司ちゃんには~……じゃんっ! お花!」
    「いや、貰っても……」
    「未来ちゃんへのおみやげに。咲いてるとこ見たいって言ったら一緒に行ってあげたら? 俺を拾った辺りに群生地があるから」
    「……、じゃあ、うん、頂くよ」

     少し考え、司が一輪の花を受け取る。彼の大きな手には随分と不似合いな、可憐な花。どこか持て余すような持ち方だが、その手つきは優しかった。

    「行く?」
    「そう、だね。……萎れる前に戻るよ」

     じゃあ、と司が踵を返す直前、ゲンが軽く司の二の腕あたりをぽんぽんと叩いた。なんとも気易く、さりげなく、他愛なく。司もちらと視線を送り、吐息のようなほんの微かな笑みだけを送って去っていった。
     一連の流れを見ていた羽京は、すっかり司の姿が見えなくなってから感嘆の溜息を吐いた。

    「君はすごいな、ゲン」
    「何がよ? そんで羽京ちゃん、俺どうしてたら良いの?」
    「ああ、ごめん、そうだった。座って、怪我したほうの足を貸して。あと布を」
    「はいはーい」

     大人しく手近な木の根に腰を下ろし、ゲンは足を羽京へ向けて投げ出す。確かにやや足首が腫れていたが、そう酷いことはなさそうだ。

    「いや、司のこと」
    「ふぅん? 何のことかさっぱり分かんないなぁ、俺には」
    「……ゲンの目に、司はどう見えてるんだろうな」

     羽京にとっては、彼は脅威だった。行動を止めたくても止められず、引くべき一線を甘く見積もって見て見ぬ振りをせねばならぬほどの脅威だった。当人が穏やかで善人であるからこそ、その認めたくない理念と為し得るだけの純粋で圧倒的な武力が怖ろしかった。
     自分にとってはそんな相手だというのに、ゲンはまるで子供を相手にするかのような振る舞いをしているように見える……少なくとも羽京にはそう感じた。

    「……少しだけとはいえ知ってたからさぁ~、俺は。石化前の、生身の司ちゃんを」

     だからまぁ、と足の指をモゾモゾ動かしながらゲンが苦笑する。

    「羽京ちゃんと俺の見えてるものがちがうのは、当然のことでしょ」
    「……、かなわないなぁ」

     暗に気に病むなと言われてしまった。肩を竦めて羽京は止まっていた手を動かして、手際よく足首に布を巻いていく。

    「ふぅん、そう巻くんだ」
    「うん。分かる? 自分で立ったままやった方がホントは楽だと思う」
    「覚えとく、役立ちそうだし」
    「結ぶときは靴の上からで良いからね。緩いかな、どう?」
    「いや、大丈夫そう」

     立ち上がろうとするゲンに手を貸す。足の様子を確認してから、彼は再度羽京へ礼を告げた。

    「羽京ちゃん。俺はね、千空ちゃんの傍に千空ちゃんパパや大樹ちゃん杠ちゃんが居たってこと、良かったなぁって思うのよ」
    「うん」
    「司ちゃんには居なかった」

     ただの事実にIFを言うつもりはないけど、と穏やかにゲンが続ける。優しいようにも突き放すようにも聞こえる声音だ。

    「千空ちゃんが居るから、今後の司ちゃんはもう大丈夫でしょ。たとえさみしい子どもがいつまでも取り残されたままでもね」
    「……そう。ゲン、君には」

     ――いつか足掻いていた、さみしい子どもが見えているのか。

    「俺はただ面白がってるだけよ~。おやさしーくするとさぁ、ゴイスー居心地悪そうにすんのよ、あの霊長類最強とか言われた子が!」

     けらけら、ケタケタと悪い顔でゲンが笑う。よく言うよ、と羽京も笑う。気付いているのか、いないのか。いや、気付いてなさそうだ。
    (君、司のこと『子』って言っちゃってるよ)
     彼らしからぬミスだ、込み上げる笑いが堪えられない。声を上げて笑い出した羽京を、ゲンはきょとんとした表情で小首を傾げた。

    「どしたの、羽京ちゃん」
    「いや、だってゲン、君……! あっはっは!」

     歴史にIFは無い。さみしい子どもは消えないし、足掻いて苦しんだ孤独な少年は存在したし、王となろうとした強くて愚かな男もそこに居た。事実は変わらない。
    (ゲンはきっと、寄り添いはしない)
     けれどそれでも、無聊を慰めるようにふらりと傍らに立ち寄っては、気軽にささやかに他愛なくその肩を叩くのだろう。先ほどのあの姿のように。揶揄って子ども扱いしてるだけなんて嘯きながら。

    「ホントさぁ! ゲン、君って奴は!」
    「うひゃあ!? ちょ、羽京ちゃん!? 待っ、何ごと!?」

     衝動の赴くまま、羽京はゲンの丸い頭を両の手でぐしゃぐしゃにかき混ぜる。

    「善い奴だよ、君は。ああ、本当に……いい子だ」

     マジックのタネを仕込む為に居たというのなら、間違いなく人の居ない場所だ。そんな場所で出会う? ならそれは、司も一人になろうとしたからだ。
     そんな一人になろうとした彼を、この目の前の男はまた人の輪の中に戻した。戻る理由をオマケに与えて。

    「羽京ちゃんに俺どう見えてんのよ、ジーマーで……」

     呆れたような困ったような、そんな表情で鬱陶しさを誤魔化すような。ゲンの顔は複雑な感情を伝え、けれど羽京の手を止めることまではしない。

    「知りたい?」
    「聞かない」

     なるほど、確かに居心地悪そうにしているのは面白くて仕方がないね。なんだ、どいつもこいつも、かわいい年下ばかりじゃないか。
     揺れて酔うから止めてくれという懇願を聞きながら、羽京は再び大きな声を上げて笑った。

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    • そして男は居なくなり、(復興後if)復興後も一緒に暮らしてたのに、ある日ふらっと行方を眩ませるあさぎりの話。大丈夫です、ハッピーエンドです。
      pixivより転載、初出2020.10.29

      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • Home,sweet home(現パロ)『その夏に出会った年上の男は親しげに別れを告げて夏の終りに行方をくらませた。あとに死体をひとつのこして』

      という感じの夏と洋館とハーブガーデンを舞台とした現パロです。
      上の通りなので、人は死ぬしゲンは関わってるしモブがとても目立ちます。バッドエンドにはなりませんのでご安心ください。
      pixivより転載。初出2021.8.10

      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • そして男は居なくなり、(番外編) # 千ゲン結婚week にかこつけて、本編のあとの後日談を書きました。

      #dcst腐向け #千ゲン

      pixivより転載。初出2021.5.30
      桐人
    • そして男は居なくなり、(書き下ろしweb再録)再録本『そして男は居なくなり、』の書き下ろし等を公開します。
      お手にとって下さった皆さま、ありがとうございました。
      pixivより転載。初出2022.2.28
      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • 彼を見ている彼を見ている男性モブ視点の千ゲン。時間軸は宝島への出航まで。あさゲに惚れてしまった青年が失恋するまでのお話です。 #dcst腐向け #千ゲン

      pixivより転載。初出2021.5.11
      桐人
    • Twitterまとめ1Twitterに載せた小話たちのまとめ。千空さんあさぎりさん多め。
      この頃はまだ左右が決まってなかったのでどっちつかず感があります。
      #dcst腐向け

      pixivより転載。初出2020.8.17
      桐人
    • ハロウィン衣装コラボパロ話ハロウィン衣装コラボにときめいた末のパロ話です。何か物語が始まりそうですが、何も始まりません。 #dcst桐人
    • dcst小話集pixivに個別で載せていた短編類をまとめて掲載します。

      ・健やかなれ、科学の子(石神親子推しぎりゲンが科学少年を尊く思う話)
      ・星空の彼方に歌姫は居ない(唯一残った旧世界でヒトが作りし美を敵を欺くための道具に堕とすことを罪と感じる倫理観を持って地獄に落ちると評したあさぎりとその罪を肯定したにきちゃんの話)
      ・利己主義者のささやかな献身(あさぎりと献身について話す羽京さんの話)

      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • Twitterまとめ3Twitterで載せた小話たちのまとめです。
      千ゲがメインですが、羽+ゲとかひとつだけクロルリもあります。
      pixivより転載。初出2021.5.5

      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • アンモライトは光り輝くフォロワーが『アンモライトの異形頭に見えるようになってしまった千kさん』という私の性癖ドストライクなネタをくれたので書きました。

      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • title ofTwitterの企画タグ # 絶対に被ってはいけないバソプ千ゲン小説 で書いたもの。
      pixiv初出2021.3.12

      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • Twitterまとめ4Twitterにのせていた短文まとめ。カプは千ゲのみですが、羽京さんがよく出ます。
      ひとつ140字から、長くても2800字程度まで。
      # イラスト投げたら文字書きさんが引用rtでssを勝手に添えてくれる というタグや、フォロワーさんの短歌やイラストに寄せたss、診断メーカーのお題で書いた作品が含まれています。

      pixivより転載。初出2021.11.10

      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • dcst小話集2pixivに個別で載せていた話をまとめました。
      誕生日ネタと、 # 千ゲ歌会 で詠んだ短歌ネタと、初期ぎりネタです。
      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • Twitterまとめ5Twitterに載せていた小話たちのまとめです。
      千ゲが基本ですが、金狼さんがホラーな目に合う話や司+ゲやコハ+ゲや羽+ゲや羽京さん夢風味や冷凍つかさんを想う千(not恋愛)や、とにかくごった煮です。
      pixivより転載。初出2022.2.21

      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • Twitterまとめ2TwitterであげていたSSのまとめです。千ゲ多め。司+ゲとか羽+ゲとかもあります。
      pixivより転載。初出2020.12.4

      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • ラーメン食おうぜ!(現パロ)現パロ的な謎時空にて、石神親子とあさぎりが仲良くラーメンを食べに行く話。やや千ゲ。
      pixivより転載。初出2020.11.6
      #dcst腐向け #千ゲン
      桐人
    • 雨音のスキャット石世界で千空さんが目覚めるまでの3700年間で居たかもしれない名前も残らなかった誰かの物語を語ろう、という企画に寄せた作品です。
      左足がまともに動かせない少年とまともに話せないけれど大きな声が出せる子どもの物語

      pixivより転載。初出2022.3.26

      #周縁の人々ウェブ企画 #dcst
      桐人
    • Twitterまとめ6Twitterに載せていた小話たちのまとめです。
      dcst、CPとしての千ゲあるいはReSoの千ゲが中心

      初出2022/2/22~2022/6/6
      桐人
    • dcstホラー 小話まとめ # dcstホラー というタグでTwitterに載せた小話まとめ。
      pixivより転載、初出2020.8.21

      #dcst腐向け
      桐人
    • あの公園には手品師が居たとあるフォロワーへ寄稿したものとなります。
      時間軸は石化前。高校受験を控えた夢主が、公園で出会った『先輩』に勝手に憧れて勝手に失恋するタイプのお話。
      pixivより転載。初出2020.9.1

      #dcst夢 #あさぎりゲン
      桐人
    • それらすべては人間でした5/4 エピソード追加しました

      周縁の人々の概念。
      石像が元人間とは知らない、いつか居たかもしれない村の人の、真実を知ったら後悔しかない行動のお話。
      前に考えた『それらすべては人間でした』という短歌の下の句になぞらえた短編。

      思いついたら増えるかもしれない。 #dcst #周縁の人々
      桐人
    • ワレラ鳥獣ニアラズ(蛇と蝙蝠/異形パロ千ゲ)これは御前試合で八百長を誘うコマでデフォルメに書かれた蛇の千空さんが好きすぎて見えたオタクの幻覚による異形パロです。
      2024年1月インテで薄い本になりますが、全文ここに載せてます。
      桐人
    • I'm here学生時代にやってたサイトが消せないまま残っていることを発見したのでこの際、その時の晒してていこうと思います。

      2006年単行本発売当時に書いた『モブとして登場後に存在するのに居なかった食満と竹谷が「ずっと前から出ています」で再登場するまでの話』
      自分に名前すらないことやサザエさん時空でずっと1年が繰り返されていることをメタ視点で知ってしまった二人がいる、そういうやつです。
      今ほどキャラが固まってなかった時代かつ当時自分がハマっていた別のものの影響も見えるのでいま見ると微妙なところが良くわかる。
      ご笑納ください。

      パスは『ずっと前から出ています』の収録巻数です。
      桐人
    • 彼女はこの地に佇んで(周縁の人々ウェブ再録)2021.11.7発行の合同誌『周縁の人々』より。
      ストーンワールドの歴史の中でもしかしたらあったかもしれない「誰か」の話、として書いたものです。

      こちらにて他参加者の作品全文公開しています。よろしければ合わせてごらんください。
      https://fierce-roll-e0a.notion.site/Web-5bdb898af12f418b9c59761128e4dfdf
      桐人
    • Bonus Track(Home,sweet home再録本書き下ろし)以前再録本として発行した『Home,sweet home』の書き下ろし分をweb公開します。お手にとってくださった皆さまありがとうございました。桐人
    • ひびをおもう千ゲとひびの話桐人
    • 地に足のつく気球に乗る千空さんとあさぎりさんの話。桐人
    • 自分の特徴あげてもらってそれ全部封印したSS書くタグのやつタイトル通りのものです。 #dcst

      ↓封じられたもの一覧↓
      ・ゲが干空ちゃんはつくづくツラがいいなあと心から思ってる
      ・かっこいいゲ
      ・丁寧な背景描写
      ・周縁のひと
      ・いなくなるゲ
      ・プライド高いゲ

      ひとつめはアウト判定がでた話、ふたつめは同じ話にいつもの手癖を足した話、みっつめはアプローチを変えてリベンジして書いた話です。
      桐人
    • Twitterまとめ7TwitterにのせたSSまとめ。
      ~2022/11/27
      #dcst
      桐人
    • 指が踊るマッスルパスができるあさぎりさんが見たい!から書き始めた話桐人
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