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    AIノベリスト15この記事は評価が-3を下回った為、「低評価による削除」の対象となりました。
    この通知から72時間後までに、評価-2以上にならなければ削除となります。「……」
    「どうしました?」
    「いえ、なんでもないですよ」
    「では、今回の記事についてですが」
    「えぇ」
    「まず、SCP-040-JP-1というオブジェクトの特異性ですが」
    「はい」
    「それはSCP-040-JP内の物体Aに対してのみ働く性質を持っています」
    「その、どういうことですか?」
    「例えば、オブジェクトBとCが存在する場合、Aに対する効果は発揮されません」
    「……よくわかりません」
    「簡単に言うと、A以外のオブジェクトに対しては効果がないということです」「つまり、他のオブジェクトには影響しないんですか?」
    「そうですね」
    「じゃあ、問題はないんじゃないでしょうか?別に他のオブジェクトへの影響もないんでしょう?」
    「まぁ、そうなのですが、これは異常性なので」
    「なるほど」
    「次に、SCP-040-JP-1の効果範囲ですが」
    「はい」
    「半径約1mです」
    「意外と狭いんですね」
    「えぇ、ですから、あまり近くまで行かないようにしてください」
    「了解です」
    「それと、もう一つ」
    「はい」
    「オブジェクトの影響範囲内で、SCP-040-JPのオブジェクトを視認すると、 認識災害が発生します」
    「どんな内容なんですか?」
    「『私は鳥を見た』です」
    「それだけですか?」
    「これだけです」
    「それって、ただの感想じゃないですか」
    「まぁ、確かにそうなんですけど」
    「これならまだ、僕が書いた方がマシですよ」
    「……そうかもしれません」
    「何やってんだお前らは」
    「あっ、先生」
    「こんにちは」
    「あー、こんにちは」
    「それで、今日は何をするんですか?」
    「んっ?そうだな、まず、俺の書いた小説を読んでくれ」
    「わかりました」
    「タイトルは、『この世界で一番美しい場所』だ」
    「綺麗ですね」
    「あぁ、俺はそう思う」
    「どういう話なんですか?」
    「それは……」
    「ちょっと待ってください!」
    「どうした?」
    「僕は、タイトルを見ていいと言った覚えはないですよ」
    「そんな事言ったか?」
    「言いましたよ」
    「まぁ、別に構わんだろう」「ダメです」
    「じゃあ、変えてくる」
    「早くしてください」
    「わかったから、急かすな」
    「はい」
    「で、内容はなんだと思う?」
    「なんでしょう?」
    「これは、とある国の王女の話だ」
    「よくあるやつですね」
    「まぁ、聞け」
    「はい」
    「ある所に、とても美しく聡明で、そして優しい心を持った王女がいた」
    「なんか、どこかで聞いたような話ですね」
    「そうだな」
    「その王女様は、周りからとても愛されていた」
    「そうか」
    「えぇ」
    「しかし、ある日突然、国中が凍ってしまった」
    「どうしてですか?」
    「王女が、自分の美しさを妬んだ魔女によって、氷漬けにされてしまったからだ」
    「それは、悲しいですね」
    「あぁ」
    「そして、物語は終わるわけですね」
    「いや、まだ続く」
    「そうなんですか」
    「この物語には続きがある」
    「どんな話ですか?」
    「それは……」
    「それは?」
    「内緒だ」
    「なぜですか?」
    「教えてしまうと面白くないだろう」「そういうものでしょうか」
    「そういうものだ」
    「そうですか」
    「ところで、お前は何をしていたのだ?」
    「え? 何って……普通に寝ていましたけど」
    「そんなことはわかっている」
    「じゃあ、どういうことですか?」
    「つまり、こういうことだ」
    「はい」
    「これは、ただの『枕草子』ではない」
    「えっ!?」
    「この物語の作者が誰なのか、知っている者はいるだろうか」
    「作者……? えっと、清少納言じゃないんですか?」
    「違う」
    「じゃあ、紫式部とか?」
    「それでもない」
    「藤原定家?」
    「違うと言っているだろう」
    「じゃあ、誰なんですか?」
    「その前に、もう一度言っておくことがある」
    「はい」
    「この本に出てくる人物は、全て架空の存在だ」
    「えっ!?」
    「この物語を書いた人物の名は、『無名日記』という本に記されている」
    「えーと……それって、どういう意味なんですか?」
    「つまり、これはただの日記帳なのだ」
    「日記帳?」
    「そうだ」
    「えっ!? これが、ですか?」
    「そうだ」
    「えぇ~…………」
    「なんだ、その顔は」
    「いえ、だって……これが小説だったなんて、信じられませんよ」
    「まぁ、そう思うのも無理はない」
    「それに、これって平安時代の話ですよね」
    「ああ、そう書いてあるからな」
    「本当にこんな時代があったんですか?」
    「どうだろうな」
    「もうちょっと真面目に答えてくださいよ」
    「そう言われても困るんだが……」
    「それで、どうしてそんなものが『無名日記』として残っているんですか?」
    「それが、わからないのだ」
    「わからない? じゃあ、誰が書いたか覚えている人はいるんですか?」
    「いない」
    「じゃあ、どうやって確かめたんですか?」
    「確かめていない」
    「はい?」
    「だから、誰も確かめてはいないのだ」
    「それじゃ、日記の意味がないじゃないですか!」
    「だが、日記というのはそういうものだろう」
    「そうなんですかね」
    「とにかく、これが『無名日記』という本だということだけは確からしい」
    「なんでですか?」
    「作者の名前が、どこを探してもないからだ」
    「え? ないんですか?」「ああ、ない」
    「どうしてでしょう?」
    「さぁ、それはわからん」
    「……」
    「どうした?」
    「いえ、なんでもありません」
    「とにかく、これが『無名日記』という本であるということだけは確かなようだ」
    「本当にそんなものがあるんですかねぇ」
    「さぁ、俺にはよくわからん」
    「……」
    「どうした?」
    「いえ、なんだかこの本を読んでいると、だんだん眠たくなってきまして」
    「まぁ、確かに少し退屈な内容ではあるからな」
    「それで、その日記の内容はどんな感じなんですか?」
    「そうだな……基本的には、その日に見た夢をただ書き留めたものらしい」
    「夢の話ですか」
    dzgtHO9zO1U6mPe Link Message Mute
    2022/01/04 11:21:08

    AIノベリスト15

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