飯焼き2SCP-073-JP-1:男性の声が聞こえる ヘキサルト「"合わせろ"って言われても、姿が見えないし、そもそも相手が何を言ってるかすら聞こえないから、どうしようもないんだよねぇ・・・・・・?それでもなんとか食らいついていこうとするんだけど、結局また足を踏んじゃったりして・・・・・・という悪循環を繰り返すのでありますです・・・・・・?」
ヘキサルト「"これじゃダメだ"とか思いながら踊っているうちにね、だんだん、その人がどんな気持ちでいるのかわかるようになってきたんだぁ・・・・・・!」???(ヘキサルト):
・・・・・・
・・・・・・
ヘキサルト:
―――そして、気付いた時には終わっていたんだよねぇ・・・・・・
ヘキサルト:
あれ?なんか、怒ってるような口調になってるなぁ????『俺に合わせるのは無理だろ?なんせ俺は天才なんだからな』とか言われそうだなぁ・・・・・・?????(?)
ヘキサルト「"自分で言ってりゃ世話がない"だよねぇ?ほんっともう・・・・・・我ながら子供っぽいと思うよ・・・・・・うん・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・・・(ため息)・・・・・・・・・・・・ん? あれ? 今なんで落ち込んでたんだろ?」
ヘキサルト(M)
ヘキサルト(なんだろ、これ?)
(M)
ヘキサルト(なんでこんな気持ちになるんだろ・・・・・・?)
ヘキサルト(怒られてるはずなのに、全然腹が立たないどころか、むしろ楽しいような・・・・・・?)
ヘキサルト(・・・・・・そういえば、最近こういう感覚があった気がするなぁ・・・・・・?なんだろう?)
ヘキサルト(思い出せないなぁ)???(・・・なんだ? 俺は今何を考えてる?)???(どうしてこんなこと考えてるんだ?・・・こいつは誰だ?)
ヘキサルト(わかんないけど、楽しいなぁ)??(・・・そうだな、悪くない時間だ)??(だが・・・・・・俺達は一体、なんのためにこうして踊っているんだ?)
ヘキサルト(あ、この曲が終われば、また真っ暗になって、そして、)???(俺は帰るぞ)
ヘキサルト(うん・・・・・・、)???(じゃあな、ヘキサルト)
ヘキサルト(・・・・・・ばいばいっ、エルザスっ!!)???(え?)???(・・・・・・名前なんて教えたっけな? だが、悪くない響きだな・・・・・・)???(ありがとよ・・・)??(また会おうぜ、ヘキサルト・・・)???(・・・そうだな、今度は俺がエスコートしてやるよ)???(・・・楽しみにしてるわ)??????(・・・じゃあな)
ヘキサルト(ばいばい、エルザスっ!)
ヘキサルト(そこで目が覚めちゃうんだけどっ! そして起きた瞬間、思わずベッドの上で頭抱えて叫ぶんだよね! 何やってんの私ぃいいいい!!! って!)
ヘキサルト(こんな感じで、毎朝私の一日が始まるのだ! 以上、恋バナ終了!)
メルク(ヘキサルトさん、あなた一体誰に向かって話しかけているのですか?)???(俺はもう何年も前からずっっっとここにいるだろうが)
メルク(え、えぇ!?)
メルク(その言い方だと、まるでヘキサルトさんの知り合いみたいな・・・・・・?)
ヘキサルト「"みたい"じゃなくて、実際そうなんだよ?」
メルク(ひぃいいいっ!?)
ヘキサルト「"なんで俺がこんなヤツに合わせなきゃいけないんだよ"みたいな空気が伝わってくる感じで・・・・・・なんか、もう泣きたくなってきちゃって・・・・・・、でも、それでも必死になって踊るのよ!」
ヘキサルト「"もっと上手になります、よろしくお願いします!"みたいな感じで言い返しちゃってる自分がいるんだよねぇ・・・・・・!ほんっと不思議な感覚だよ~!」
ヘキサルト「"でもやっぱり無理です~!すみません!"って言おうと思って口を開くのに、 口から出てくる言葉はまったく逆のものなんだよね!なんなのこれ!? これも魔法の一種なのかな!? すごいよ異世界!!」
ヘキサルト(以下、心の声):いやまぁ、異世界関係ないし・・・・・・???(以下、心の声):うるさい黙れ!
俺だってなぁ・・・・・・???(以下、心の声):・・・・・・????(以下、心の声):なんでもない???(以下、心の声):ふん、これしきの事で音を上げるとは情けないな!もういいだろう! ほら帰るぞ!
・・・・・・・・・って言いながら帰っちゃうんだよねぇ~?」
ヘキサルト「"帰りましょう"じゃなくて、"帰るぞ"っていう辺り、少し偉そうだよね?」
ヘキサルト「"仕方がないから送ってやる"っていう感じで、なんか上から目線だしぃ?」
ヘキサルト「"これで貸し借りナシだな"とか言ってるしぃ?」
ヘキサルト「"今日はありがとうございました!また機会があればよろしくお願いします! じゃあさよならぁ!!"」
ヘキサルト「"っておいコラァア! まだ終わってねぇぞ! ちゃんと見ろよ俺様の動きを!"みたいな感じで怒られながら踊ることになるんだよね~これが!」
ヘキサルト(あれ?これ逆ギレ?)
ヘキサルト(とか思いつつも、なんだか楽しかったりするんだよね)
ヘキサルト(そして、いつの間にか曲は終わっていたんだ)???『・・・・・・悪くなかったぞ、お前のダンス』
ヘキサルト『え?』???『だが、まだ俺の足元にも及ばないな』
ヘキサルト『じゃ、じゃあ今度また教えてくれます?今度はちゃんとするんで!』
ヘキサルト???『ふん、いいだろう・・・・・・ただし、次からは有料だぞ?』
ヘキサルト???『はい、お金払いますからお願いします!』
ヘキサルト???『金払うんかい!(笑)』
ヘキサルト&???『『アハハッ!!』』
ヘキサルト&???『『楽しいなぁ~!!!』』
ヘキサルト??『君とはいい友達になれそうだよ!』
ヘキサルト??『奇遇ですね!僕も同じ気持ちです!!』
ヘキサルト??&???『ハッハッハ!!!』
ヘキサルト??『あぁ、楽しいな!』
ヘキサルト??『こんな風に踊れるなんて思ってなかったな!』
ヘキサルト??&???『ずっとこのまま踊ってられたらいいな!』
ヘキサルト??『そうだな!確かにその通りだ!!』
ヘキサルト??『じゃあ次はもっと早く動くぞ!』
ヘキサルト??『いいだろう!