アイテム番号: SCP-6323

オブジェクトクラス: Keter特別収容プロトコル：SCP-6323はサイト-81XXにある標準的でない研究室に収容されています（以下参照）
SCP-6323は人間大の大きさをした黒い箱状の物体であり、その表面は人間の皮膚のように見えますが、いかなる素材によって構成されているのかはまったくわかっていませんこの物体は中空で高さ2m×幅5m×奥行き2.5mあり、内部空間もほぼ同様であると推測されますが、これは内部に何も存在しない場合に計測された数値であるため、実際にどのような構造になっているかは不明ですまた、SCP-6323の内部へ人間が侵入した場合、即座に警報装置が作動し、警備用ロボットアームが出現して対象を掴み上げ、外へ放り出しますSCP-6323は毎日午前0時に電源が入り、午後8時30分になると自動的に電源が落ちるように設定されています
説明：SCP-6323は標準的な家具調度品と同じ大きさの金属製の立方体ですが、この物体を詳しく調査した結果、材質は未知の金属であること以外判明しておりませんまた、外見上の特徴から「棺桶」と呼ばれていることから、何らかの死体を納めるための容器ではないかと考えられていますが、現在のところ該当するものは発見されておりませんさらに、この棺桶には蓋や取っ手といったものがなく、どのようにして開けるのかという点については現在研究が進められておりますが、現在までの成果では開錠手段について有効な情報を得ることができていませんなお、SCP-6323は異常性が発現する以前からサイト内に存在するものであり、財団による回収以前に何者かの手に渡ったという記録は残っておらず、なぜ異常な性質を有するようになったのかは依然として不明のままです