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    相縁奇縁/余触れ合うことは出来ない、交わせるものと言えば言葉と視線くらいだ。
    出会った夜は触れ合うどころか顔を見て話す機会すらなかったが、今こうして確かな存在感を持って傍に居る人物に実体がないのは少々奇妙な感覚ではあった。
    「KKの体はもうなくなってしまったの?」
    部屋に簡易的な仏壇を置きそこに物を供えるとKKが触れるようになることを知り、KK指定の銘柄の煙草を供えた。KKは早速嬉しそうに煙草を吹かしている。白い煙は昇っているが、線香以外の煙の匂いは感じない。
    「さあ、どうだろうな。残ってるとしたら、例の事件の時作られた空間のどこかだが……」
    「残ってることあるんだ、あの時消滅したように見えたけど」
    自分で言い出したものの、般若面の男に傀儡化され敵対したKKの体は跡形もなく消えたものだと思っていた。しかし考えてみれば、霧に触れて消失した渋谷区に居た人々の体も事件の終息と共に何事もなく戻っていた。KKの肉体がどこかに残存していてもおかしくはないのかも知れない。
    「水に塩を溶かしても、塩が消滅するわけではないだろ。見えないだけで、どっかにはあるんじゃねえか」
    「じゃあ、元の体を取り戻すこともできる?」
    KKは霊体を上手く使いこなせているようだが、肉体があった方が便利なこともあるだろう。しかしKKの反応は渋かった。
    「できなくはないだろうが……」
    「難しい?」
    「塩水から塩だけを抽出するには、不純物のろ過と蒸留を繰り返すだろ。それと似たようなことを渋谷区と東京タワー近辺を含めた規模でやれば、あるいは」
    「それは……確かに現実的な話じゃないね……」
    「まあそういうことだ。こればっかりはどうしようもねえ」
    「残念だね」
    「この体だって慣れちまえば悪くはねえよ」
    場所気にせず煙草吸えるしな、とKKは軽い口調で宣う。
    「オレに体があった方が都合がいいか?」
    「そういうわけじゃないよ」
    「夢ん中だけじゃ物足りないか」
    「夢?物足りないってなんのこと?」
    彼の言いたいことがよく分からず、暁人は首を傾げた。その様子を見て暁人が本当に分かっていないと悟ったのだろう。KKはあてが外れたような、意外そうな顔をした。
    「なんだ、違うのか。てっきり欲求不満なのかと」
    「よ……」
    突然予期していない方向から飛んできた単語にぎょっとして思わず固まってしまった。暁人の動揺も知らずKKは言葉を続ける。
    「夢ん中でいくらやろうが所詮夢だからな。現実じゃ溜まるモンもあるだろうに、抜いてる素振りもねえし」
    「なん……あっ、え?ま、待って……言ってる意味がよく、」
    分からない、と言う前に脳裏に心当たりが過り、発言は尻すぼみになっていく。中途半端に腕を浮かせて動きを止めてしまった暁人の姿に、KKは何かを察してしまったようだった。片方の口角だけを吊り上げにたりと笑う。こういう顔をしている時のKKがろくな事を考えていないのは、既に経験から学んだ。
    「なんだ、自分ひとりで見てる夢だと思ってたのか?あんなにはっきりした内容で、何度も繰り返し見てるのに?」
    「う、うそだ……うそだよね?そんなの聞いてない……」
    「残念ながら、人の夢に割り込むくらいは、人の体乗っ取るよりよっぽど簡単にできるもんなんだ。勉強になったな?」
    悲鳴は声にならなかった。夢の回数分の羞恥が一挙に押し寄せてきて目眩すらした。本音を言えば今すぐ部屋を飛び出してしまいたかったが、漸く車椅子から松葉杖になった程度の体では全力で走ること等夢のまた夢だ。
    せめてもの自己防衛として、暁人はその場で蹲り可能な限り小さくなることにした。火が出そうなほどの熱を持つ顔を膝頭に押し付けて無意味に唸る。
    自分が夢の中でどのような醜態や失言を繰り返したか、空回りする頭で必死に思い出そうとして、そしてすぐに後悔した。
    「う、うぅ……、最悪だ、もう死にたい……」
    「気にすんなって。オレしか見てないし、夢ん中のオマエは可愛かったぞ」
    「やめて!言わなくていいから!一番知られたくない人に知られたのが問題なんじゃないか!」
    八つ当たりだというのは承知の上だが、それならそうと何故もっと早く教えてくれなかったのかと目の前で悠々と煙草を吹かす男を恨んだ。
    「もう、夢の中に入ってこないで」
    「オマエはそれでいいのか?」
    「いや無理だよ、無理、無理!どうしよう、恋人でもないのに、あ、あんなことまで……」
    「どれのことだ?この間の体位の件か?それともオマエが口走った……」
    「うあああ!」
    言葉にならない奇声を上げ、暁人は咄嗟に手近な位置にあったクッションを手繰り寄せKKに投げつけた。クッションはKKの右肩辺りをすり抜けて壁でバウンドした後虚しく床に転がる。
    「おいそんなに暴れんな、傷に響くぞ」
    「じっとしてられるわけないよ!あああ、今すぐ記憶なくしたい!」
    暁人は十分間唸ったり暴れたりを発作のように繰り返したがやがて体力の方が先に底を尽き、ベッドへぐったりと身を投げた。
    「ちっとは落ち着いたか?」
    「……うん……うぅん、落ち着いてないけど、疲れて動けない……」
    「リハビリにしちゃ激しかったな」
    暁人とは対照的に落ち着き払った態度のKKは新しい煙草に火を付け煙を深く吸っては吐いている。
    「……それ、大事に吸ってよ。煙草も安くないんだから」
    「分ぁってるよ」
    KKが吸った後、供えた煙草は極端に乾燥して火も付きづらくなる。煙草の霊体(と呼ぶのが正しいのかは不明だが)を吸えば実体の方も何かしらの形で消費という結果を得るらしい。
    「で結局、なんで自滅するような話題出したんだよオマエは」
    自滅なんかしたくてした訳ではないが、蒸し返しても自分にダメージがくるだけなので黙っておく。
    「……少し前から考えてることがあるんだ。僕にはKKみたいな力や知識がないから、それがどんな結果になるか分からないけれど」
    「言うだけ言ってみな」
    「KK、麻里の体を使う気はない?」
    KKが珍しく目を見開く様を暁人は黙って見返した。
    「……どういう意味だ?」
    「そのままだよ。今、病院に居る麻里の体の中に麻里の魂はもうない。魂が入ってないってことは、この先目覚める可能性もないってことだろ?麻里を担当してくれてる先生からも言われてるんだ。このまま延命し続けても、麻里が目を覚ます可能性はとても低いって。しかも、最近は麻里の体が衰弱し始めてるらしいんだ。魂がいなくなってしまったからかな?分からないけど、このまま行ったら指先なんかから壊死も始まるかもしれないんだって。……だから、」
    暁人はそこで言葉に詰まってしまった。頭の中に単語はあれどその言葉を口に出したくなくて、どうにか違う言葉を探そうとしたが、結局適切な言葉はそれ以外に見つからなかった。
    「選んでほしいって。僕が麻里の唯一の親族だから。今、麻里の体が綺麗なまま延命措置を中断するか、それとも……体が壊死していっても、駄目になった場所を切除したりして限界まで延命を続けるか」
    あの夜を越えてから今日まで麻里の、家族の死を受け入れようと努力していた筈だったが、いざこうして直面するとやはり動揺は隠しきれない。
    暁人が事故に遭い、肉体的にも精神的にも不安定な状態であることが考慮され医師も随分気を遣いながら話をしてくれたが、暁人がこれから最も辛い選択をしなくてはならないことに変わりはない。
    傍らにKKが居なかったら、もっと取り乱してしまっていたかもしれない。
    「ずっと考えてたんだ。もし……KKが僕にやったように麻里の体に入ることができたら、麻里の体を生きてるみたいに動かせる?そうしたら僕は、麻里を楽にしてやってくださいって言わずに済むのかな」
    KKは即答しなかった。ただ一度大きく吸った息を吐き切るまで黙考してから口を開いた。
    「……断言は出来ない。体と魂の合致は、ドナーと患者の適合みたいなもんだ。合わなきゃ弾かれるし、強引に留まってもお互い消耗するだけで上手く行かない」
    「……そっか」
    「試してみる価値はある」
    俯きかけていた顔を上げ、KKを見る。彼は先程までのこちらをからかうにやけ顔ではなく、静かで穏やかな笑みで暁人のことを見返した。
    「オマエのためにも、オマエの妹のためにも、やれることは全部やろう。泣いたり笑ったりは、それからでも遅くないだろ」


    翌日KKを伴って麻里の病室を訪れ、暁人はKKがベッドの上に横たわる麻里を覗き込み、慎重に見える動作で手を翳す様を少し離れたところから見守った。
    この選択が人として、麻里の家族として正しいのか、暁人には分からない。だが今は不可能ではない、という彼の言葉を信じてみようと思った。
    固唾を飲んで見守る中、水滴が凪いだ水面に落ちる音に似たものを聴覚ではない器官が感じ取ったのと同時にKKの背中が薄まり空気に溶けるように見えなくなってしまった。
    暁人は慌てて車椅子の車輪を回して麻里のベッドの傍へ近寄る。
    「……麻里、KK……?」
    遠慮がちに触れた手の甲が、ほのかな体温を取り戻しつつあることに気付き暁人は恐る恐る声を掛けた。その声に呼応するかのように、長らく閉ざされていた彼女の瞼が細かく震え、暁人が見つめる前でゆっくりと開いていく。
    瞼は半ばまで開いた後再度閉ざされ、しかしまた持ち上がろうとする。瞬きという動作を確認するように何度かそれを繰り返した後、瞼の奥から現れた眼球がゆっくりと移ろい、暁人を認めた。
    「……、」
    色のない唇が数度震え、口唇の間から弱々しい呼気が漏れる。暁人は車椅子から身を乗り出しベッドに寄り掛かるようにして、瘦せこけた頬を手の平で包んだ。
    「麻里」
    「中、は……違う」
    吐息と言った方が正しいような声は、確かに十数年傍で聞き続けてきた妹のものだ。
    「分かってる、分かってるよ。でも、ああ……麻里の声だ」
    もう二度と肉声を聞くことは出来ないと思っていた。目を開けてこちらを見てくれること等ないと。
    「良かった、KK。麻里の中にちゃんと入れたんだね」
    ずっと寝たきりでいたからか、瞬きひとつ、返答ひとつするのにも難儀している様子だったが、暁人から見て麻里の体はKKを拒絶することなく馴染めているように思う。
    暁人が麻里の手を握って優しく力を込めると、彼女――彼と言うべきか――の目尻がふっと緩んだ。
    「オマエ、の手……こんなにぬくかった、のか」
    「そっちが冷たいんだと思うよ」
    「そうか……ああ、こんな、生身の感覚も、久しぶりだ」
    KKは自分の顔の前に手を翳し、しみじみと呟く。確かに二ヶ月近く彼は本来の肉体から離れ霊体として生活している。体験したことがないから想像することしか出来ないが、霊体ではものの感じ方も全く異なるのだろう。
    「なんか変な感じだ。麻里がKKみたいに喋ってる」
    「そりゃあ、中身は、オレだからな」
    「体は大丈夫そう?」
    「ああ、まだ違和感は強いが、時間が経てば馴染んでいくだろう。今のところ、拒絶されてる感じもしない」
    「そっか、良かった。もし麻里が『こんなおじさん入れるのイヤ!』って拒否したら、KKをどう慰めようか考えてたんだ」
    「オマエが、そのおじさんに、提案したんだろ」
    お互い手を握り締めながら、他愛のない話を肉声で交わした。暁人の掌の温度が移っていってか、麻里の手は徐々に人並みの体温を取り戻していった。

    麻里が目覚めたことを知らせるためナースコールで看護師を呼ぶ前に、二人はいくらか「設定」についての打ち合わせをした。
    第三者にはあくまでも「麻里」として振る舞い、KKが答えられない麻里の過去に関する話題については都度暁人がフォローするか、昏睡状態が長かった影響で記憶が曖昧であるという主張で誤魔化すことにした。
    麻里の体の使い方についても、暁人から要望を出した。所謂性的な言動、飲酒喫煙、怪我をする可能性のある行動は例外なく全て禁止。普段の生活の中で完璧な女性として振る舞えとは言わないが、大きく品を欠くような態度は控えるよう嘆願した。
    体から任意で出入りすることも一応可能らしいので、危険な悪霊や妖怪と対峙する時は一旦麻里の体を暁人へ預けることになった。
    KKは酒や煙草が摂取出来ないことに不満気な様子ではあったが、未成年の少女の体で無茶は出来ないと概ね暁人の出した条件を飲んでくれた。
    ナースコールで報せを受け飛んできた看護師と医師は、目を覚まし暁人と喋る麻里の姿に度肝を抜かれていた。担当医からは「奇跡だ」とさえ言わしめ、暁人は謎の罪悪感に苛まれつつ妹の奇跡的な回復を心から喜ぶ兄を演じた。
    中に入ったのがKKだったからか、麻里が目覚めてからの展開は早かった。一時期壊死を危ぶまれていたとは思えない回復力を見せ、日常生活に支障のない筋力と体力を取り戻していった。
    外見に関しても何度か皮膚移植を繰り返したお陰で、見える位置の火傷はほとんど目立たず言われなければ分からない程度にまで落ち着き、後遺症は「多少の記憶の混濁」程度でまたも医師たちを感嘆させた。
    あっという間に退院の日取りも決まり、麻里の退院日に合わせて暁人は火事後暫定的に借りていた部屋を引き払い二人暮らし用のアパートに引っ越した。
    引っ越しの際には友人らが手伝いにきてくれたこともあって想像以上にスムーズに荷造りも荷解きも終わった。そもそもの話、家財の大半が火事で消失していたことも大きな要因ではあろうが。
    暁人の大学の友人に取り囲まれた麻里ことKKがぼろを出してしまわないか暁人は内心穏やかでなかったが、KKは多少豪胆な側面を持つものの兄思いの健気な妹を演じきって見せた。
    KK曰く、肉体にも記憶はある程度残っているそうで麻里の体に入っている間、彼女として振る舞うことは然程苦ではないのだそうだ。人格が侵食されるという意味ではなく、無意識に出る仕草や言葉選び等、所謂体が覚えている反射行動は肉体に依存するらしい。
    とはいえ基本的に嗜好や本質は一部を除き魂であるKKを反映する。私服はユニセックスデザインのシンプルなものを好んで選び、私室もそのような系統のもので統一されている。
    余談だが、KKは生前胸焼けや胃もたれが理由で揚げ物と甘味類を敬遠していた。だが今、麻里という、十代の健康な胃袋を持つ体でならいくら食べても気にならないことに気付いたようだ。これまでの反動がきているのか、そういったメニューを好んで食べていた。食べた分運動、が苦でない性格なのは幸運なことだが、麻里の体の健康のために暴食を咎めるべきか暁人は悩んでいる。
    そういったきっかけもあり、麻里の体を使う間酒と煙草断ちを余儀なくされたKKは最近食事に楽しみを見出し始めたようだった。
    退院して間もなくの頃、暁人が手足が上手く動かなくとも作ることができるごく一般的でごく簡単な料理を振る舞ったところ、誰かの手料理というものを数年ぶりに口にしたらしく、いたく感動していた。霊体になってからは飲み食いも不要になり、興味そのものが薄れていたようだが暁人の手料理や近所の飲食店の食べ歩きをするようになり、自作にも挑戦し始めている。
    一度目の挑戦で覚束ない手つきにハラハラする暁人に見守られながら野菜を切っていた時、案の定というべきかKKは勢い余って自分の指を軽く切ってしまった。血で斑に赤く染まる野菜と指先を交互に見比べた後、呆然とした顔でこちらを振り向く彼女の表情に考えていることが出過ぎていて、まずは麻里の体を心配すべきなのだが笑いを堪えきれなかった。
    一先ず、調理中の些細な怪我は不問――無論怪我はしないに越したことはないが――ということにして暁人は現場監督として手を出さず見守りに徹することにした。
    結局調理中の怪我はその一度きりで、今は安定して包丁を始めとした調理器具を使いこなせるようになっている。一度のめり込んだものに対しては凝り性を発揮するようで、焦げたり生焼けのものが食卓に並ぶ回数も減少傾向にあり目覚ましく成長を続けている。暁人と料理の腕が並ぶ日もそう遠くはなさそうだ。
    麻里としての平和な日常を過ごしつつも、KKは現世で魂の裁定者としての役目を問題なく全うしている。
    暁人は自身の怪我が完治した際には本格的にKKのサポートをすることにした。
    安易に出した結論では無論ない。何度もKKとの話し合いを重ね、その選択をする上で避けられないリスクも十分な説明を受け理解した上で、互いに納得して出した結論である。
    最後までKKは暁人がそちら側と関わることにいい顔をしなかったが、結局のところ暁人自身が関わる意思を持たなくとも向こう側からこられたら意味がないのだ。その時自分から遠ざけているよりは、いっそのこと傍に置いていた方が守りやすいとKKも考えたようだった。暁人はKKの傍で自衛手段を含めた祓魔の技能、知識を習得していくこととなった。
    今度はKKの力を借りるのでなく、自分の力で彼と肩を並べて戦える。言う程単純でも簡単でもない話だが、暁人は純粋にそれが嬉しかった。
    「僕もう寝るね。おやすみ、KK」
    「ああ、おやすみ」
    就寝の挨拶を交わし互いの私室に戻る。
    怪我も随分良くなった。定期検診でも順調に回復していると褒められた。いくらかの後遺症が残り、これまでのように体を動かすことは叶わないことに一時期どうしようもなく落ち込んだりもしたが、今は出来る範囲でKKを支えていくと決めたのだ。
    寝支度を済ませベッドに横になり目を閉じる。日常生活とリハビリと、それに加えてKKの訓練も増えて体は疲れ果て、最近は目を閉じると落ちるように寝入ってしまう。
    今回も例外でなく、暁人は眠ろうと努力する必要もなく意識を眠りの世界へ落とし込んでいった。
    ――のもつかの間。
    「……うわあっ!!」
    何の前触れもなくベッドから飛び起きた暁人は左目を掌で覆い右目だけで室内を睨め回した。
    「おい!もう夢の中に入ってこないでって言っただろ!」
    「……チ、もうバレたか。勘の良いヤツ」
    「KKッ!」
    暁人の怒声に霊体でベッドの縁に腰掛けていたKKは全く懲りる素振りも見せず笑みを浮かべた。
    「悪かったよ、今度はもっとうまくやるから」
    「もうすんなって言ってるんだよ!ばか!」
    その夜、KKは自分が手ずから教えたばかりの簡易結界により暁人の夢から締め出されることになる。
    亮佑 Link Message Mute
    2024/01/22 15:51:21

    相縁奇縁/余

    人気作品アーカイブ入り (2024/01/22)

    相縁奇縁(https://galleria.emotionflow.com/s/119485/661240.html)の蛇足。 何でも許せる人だけ読んでください。
    #K暁

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