直線好奇心(現パロ)伯父さん!
伯父さん!伯父さん伯父さん!これなに!?なにこれ!
バドラの半分も落ち着きがない甥が、入れ替わりに行ったはずの浴室から駆け戻ってきた。手には、後で回収するつもりだったベルト類が握られている。曲げるな。
「何だと思ったのだ」
わかんない!
推測しろ愚か者。
「え、なんかえっちなやつ」
お前の頭はそれしかないのかと鼻先を弾いて、怯んだ隙に手の中のそれを奪い返す。
そんなものではないと名称を教えてやれば、
「ソックスガーターと、シャツガーターだ」
「えっちなやつじゃん!」
即答かバカもの。
どうやって使うの、なんの効果があるのとうるさいので、面倒だが靴下とシャツを身につけ、それぞれをベルトで留めてみせてやった。
「…えっちが過剰じゃね?」
一周回って冷静になったらしい甥は神妙な顔でそう言った。バカは休んでもバカか。