だから、絵を描いていた日々を忘れてしまおうと思きましたのましされた――――
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「えーっと……」
「うん?」
「ここ
どこむけ?えっと……」夢祈り真也は、自分が真っ白な部屋の中にいることを理解した瞬間、急速に意識が覚醒していくのを感じた「えっ?」
真也は驚ききの声をご覧ください上げながなら上半身を起こすとか、自分の身体を確かめた、すると驚いた事に、真也は自分の部屋ではなく、真っ白な空間にいたからだ!
「え!?ここはどこ?!」
慌てる真也だが、不意に後ろから声がかかる
「やっと起きたか……」
「うぉっ!!」
突然の事で驚く真也だったが、そこにいたのは白いローブを着た老人だった
「ふむ、落ち着いておるようで何よりだ」
(あれ?この爺さんどっかで見た事あるような?)
「あのー、すみません、ここって何処ですか?」
「ん?お前さんワシの事覚えとらんのか?まぁよい、まずは自己紹介と行こう、ワシの名は『ザイオン』この世界の管理者をしている者だ」
ザイオンと名乗る老人の言葉を聞き、真也は首を傾げたくなったが、それはひとまず置いておくことにしたらしい
「それで?私を呼んだ理由は?」
「ちょっと、相談に乗ってほしくて」
「それはまた……珍しい」
「そうかな」
「えぇ、あなたはあまりそういうことは他人に相談したりしないタイプだと思っていましたが」
「うん、自分で考えて決める方が多いと思う」
「ではなぜ?」
「なんとなく、かなって」
「なるほど、気分屋なわけですね」
「うーん、どうだろう」
「まぁ良いでしょう、話してごらんなさい」
「あのね、最近よく考えるんだけど、自分は絵を描くのが好きなのか、それとも絵を描いている時だけ幸せなのか」
「ふむ」
「でも、最近は絵を描くのが楽しいって思えないんだ」
「つまり、あなたの悩みは『自分に才能があるかどうか』ということですか」
「たぶん」
「なるほど、それは難しい問題ですねぇ」
「難しくないよ」
「いいえ、これはとても難解な問題です」
「……そう」
「はい」
「そっか」
「はい」
「そうだよね」
「はい」
「うん」
「あなたはとても複雑な女性だと思います」
「……複雑?」
「はい」
「どうして?」
「それは私が考えることではないからです」
「でも、考えてみてくれないかな?君はあの子にとって唯一の友達なんだ」
そう言ってくれた人はいたけれど、それは同時に『あなたがどんな人か知らないけど、私にとってはどうでもいいこと』という残酷な証明でもあったように思うし、それを証明するかのように、それから一週間もしないうちに、その人から連絡が来たことは一度として無かったからだ――もちろん、電話ではなくメールでだけれども……それもまた、彼の言うところの『僕にとっても君はとても大事な存在だけど、彼女にとっては違うんだろう?』ということの証明でもある気がする
「この機会を逃したら、次は無いかもしれないんだよ?」
「お願いだよ、せめて会って話だけでもしてあげてほしい」
そう言ってくれている人がいることは知っている、わかっているつもり