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GALLERIA[ギャレリア]は創作活動を支援する豊富な機能を揃えた創作SNSです。

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    オオカミのひろひば 都内の四ツ谷駅前には、児童書出版社の直営書店がある。大学生で児童文学を専攻する八重子は、その書店に閉店間際まで居座っていた。八重子の地元の図書館より、百倍は規模の大きい絵本コーナー。そこで、何でも気になった品を手に取っては、表紙や奥付けを眺めて、何ページかめくって、棚に戻すのだ。お金の無い学生なりの、贅の限りである。いつか大学のレポート課題で、ここに見つけた本を買いに来ることもあるだろう。専門店の冷やかしは、大学生にとって真面目な遊びである。都内という立地上、書店員もそういう若者に慣れている。むしろ飽きている。万引き狙いではないことをアピール出来たならば、店員の目は冷たくない。八重子は人の様子に敏感な文系大学生の気質がある。温かくも無関心に受け入れられているのは、嬉しかった。
     そういう訳で、その日、八重子の帰宅は遅かった。
     先程見つけた、興味深い絵本と、その値段を思い浮かべて、最寄り駅より二駅前で地下鉄を降りた。歩けばそれだけ交通費が浮く。都内暮らしの金策である。地元ではこうはいかない。地元の島と内地を繋ぐ船に、途中下車の概念は無い。
     地下鉄の出入り口付近は人通りも多く、同じ方角へ向かう者同士が、夜の街に一つの流れを作っていた。だから八重子は気付かなかった。妙な足音が、自分の背後に付き纏っていることを。
     交差点を一つ渡り、路地を二つ数え、角を三つ曲がる内に、都内の人混みは解けて、それぞれの目的地に散っていく。いつしか八重子は住宅街に独りきりだった。
     だのに足音が着いてくる。
     ひた、たた、た。ひた、たた、た。
     八重子は交差点の赤信号で、そっと背後を伺ってみる。人の姿は見えない。路地を通り過ぎるとき、カーブミラーに目を向ける。人の姿は見えない。角に差し掛かれば、通り過ぎると見せかけて、ふいに曲がってみる。足音は、着いてくる。
     ひた、たた、た。ひた、たた、た。
     八重子は漠然と恐怖を感じた。
     足音との距離は、一メートルも無いように感じられる。なのに、正体が掴めない。まるで幽霊のような、不気味さ。
     八重子は幽霊が見える。上京してから、ちょっとした出会いが切っ掛けで霊視に目覚めた。先人曰く「視えるは気付く」。何気ない影に注意を払って初めて、霊が視える。
     目の端や鏡越しで見るだけでは、見逃してしまうものもあるだろう。気付かなければ、何も始まらない。
     八重子は、意を決して、力強く、振り向いた。大きな瞳を更に見開いて、存在がバレていないつもりの幽霊に、キッパリと断ってやるのだ。幽霊の方にだって、気付かせてやるのだ。
    「キモい! 付いてこないで!」
     八重子の怒声は、閑静な住宅街に吸い込まれていった。目の前には誰も居ない。幽霊すら。暗い夜道に、所々街灯の明かりがあるきりだ。
     ひた、たた、た。ひた、たた、た。
     足音が、まだ、聞こえる。
     八重子のすぐ側で、うろうろと左右に逸れながら、少しずつ距離を詰めてくるようだ。
     その正体は未だ視えない。夜の闇の中に、完全に身を隠している。ストーカー気質の厄介な幽霊か、それともストーキングに長けた厄介な生者か?
    「……っ」
     八重子は息を飲んで、踵を返し、早足で住宅街を突っ切った。
     ひた、たた、た。ひた、たた、た。
     足音はまだ着いてくる。八重子は、自宅に帰るには曲がるべき角を直進して、闇雲に足を進めた。
     八重子の心の、漠然とした恐怖は、もはや命の危機にレベルアップしていた。
     独りでいては、いけない。
    「真木君、助けて」
     八重子は友人の名を呟いた。同じゼミに所属し、お人好しで、よくツルんでは下らない話をする仲で、八重子と同じ切っ掛けで霊視に目覚めていて、雰囲気がレッサーパンダに似ていて、レッサーパンダのマギー君の霊が憑いている。足音の正体が人間だろうと幽霊だろうと、彼は八重子と一緒に対峙してくれるだろう。
     今ここに彼が居てくれたら、どんなに心強いだろう。
     しかし真木は今日、バイトがあると言っていたような気がする。今はバイト先の締め作業中だろうか、それとも帰宅途中だろうか。寄り道して夕飯を買っているところかもしれない。
     八重子が、これから真木のバイト先に向かったとして。到着した頃には無人だったら? そのとき、背後の足音はどんな反応を示すだろうか。八重子はそれが恐ろしい。
     スマホは背負ったリュックの中。連絡を取るには、歩調を緩めて取り出さなければならない。いま、足音に対して、隙を見せるだなんて、とてもできない。
    「あっ、そうだ、モグラさんなら」
     八重子は閃いた。働いていない人なら家に居る、かもしれない。モグラと名乗るその人物は、ボロボロの着物を羽織った妖しい男で、八重子と真木が霊視に目覚めた原因で、仙人を自称していて、話好き。昭和の時代に取り残されたかのような不思議な『抽斗通り』の中、銭湯『もぐら湯』の番台で暇をしているか、同じ敷地の自宅で暇をしているか。いずれにしろ、きっと居る。
    「どうにもならない困ったことが起こったらおいで」
     モグラが初対面の八重子達に言った言葉である。今まさにそんな事態だ。
     真木が時々もぐら湯へ差し入れに行って、『モグラはたいてい居る』という感想を持ち帰っているのだ。真木の言う事を信用したい。何なら、あの異界じみた抽斗通りに入るだけで、足音の正体が分かるのではないかとも思う。
     抽斗通りを通って、もぐら湯に寄って、帰ろう。
     八重子は迷いかけていた足取りに、力を取り戻す。
     一度大通りに抜けて、抽斗通りのある辺りへの道順を検討付ける。上京して一年余り、都内の歩き方にも慣れてきた。起伏の激しい島で育った十八年、予想外に長くなった帰路もへこたれずに歩ける。愛らしくて大好きなレッサーパンダ。手作りグッズもオフィシャルグッズも、今日も八重子のリュックサックにぶら下がっている。気味悪い足音がずっと傍に聞こえていて、八重子は恐怖に襲われているが、それに負けないためのものは、それよりずっと前から八重子の傍にある。
     生活感溢れるゴミ収集日の看板を横目に、抽斗通りに足を踏み入れた。人がすれ違うのもやっとな程の狭い小路。そこを更に侵食する、ゴミ箱やビール箱、植木鉢にトタンの切れ端。暮らしの気配で、はち切れているのに、誰も居ない。抽斗通りが不気味なのは元からだ。
     足音は今も着いてきている。付かず離れず。
     もぐら湯の灯りは落ちていたが、八重子は構わず引き戸に手を掛けた。
    「モグラさんっ」
     開かない。鍵が架かっている。ここは都内の下町であって、八重子の地元の島とは違うのだ。家に鍵を架けるのだ。
    足音が聞こえる。
     ひた、たた、た。ひた、たた、た。
     八重子はもう一度呼んだ。
    「モグラさん!」
    「はぁーい」
     もぐら湯の奥から、応えが届いた。建物の壁の薄いのを良いことに、中から大声で在宅を示す。それは地元と同じやり方だった。
    「モグラさんモグラさんモグラさんモグラさんモグラさんモグラさんモグラさんモグラさんモグラさん」
    「なになになに怖い怖い怖い、八重ちゃん? 今開けるから! 引き戸を揺するのをやめろ!」
     モグラのサンダルがカタカタと近付いてくる。鍵の回る音、引き戸の桟が軋む音、あの足音が近付いてくる音。
     引き戸が開ききれば、いつものくたびれた風体のモグラが居た。
     ひた、たた、た。ひた、たた、た。
    「モグラさん。私の後ろに、何か居ますか?」
     モグラは何も問い返さず、すぐさま、敷居の外へ首を突き出して、銭湯の外を見回した。彼が目頭に力をぎゅっと入れると、かえって垂れ目が際立った。
     左から右へ、右から左へ。一往復分の注視を、八重子は固唾を飲んで待つ。
    「ま、一旦、上がんなよ」
    「あ、はい、お邪魔します」
     モグラは、いつも通りの気の抜けた調子で、とりあえず八重子を招き入れる。
     ひた…………。
     八重子がもぐら湯の敷居を跨いだとき、足音が、はた、と立ち止まる気配がする。
     八重子は、ふうっと、詰めていた息を吐いた。

     モグラが淹れてくれたお茶を啜りながら、八重子は、あの正体の視えない足音のことを話した。
    「それは怖かったなぁ。ここまで無事に来られて良かったよ。今も足音は聞こえるのか?」
    「もぐら湯に入ってから、聞こえなくなりました」
    「そうか」
     モグラは、自分の分の湯呑を、シンクの縁に置いた。
    「とりあえず。相手がストーキングの上手いやべー輩だとしたら、俺がちょっと見たくらいじゃ尻尾出さねえよ。いまケータイ使えるか? 真木を呼んで様子を見させようぜ。マギー君の反応を確かめよう」
    「真木君には申し訳ないけど、正直助けて欲しい~。一応頼んでみますけど、今日、アルバイトだって言ってたから、来れるかどうか」
    「バイト上がりにでも絶対来るだろ、真木なら。時間が掛かるならその方が都合が良いや、足音の正体が根性無しなら、くたびれて帰ってくれるかも知れん」
    「ですかね。モグラさんにも迷惑かけて申し訳ない……手ぶらで来ちゃったし。おやつのチョコならありますけど食べます?」
    「いいっていいって。でもいただきます!」
     八重子がスマホから真木へのメッセージを打つ間、モグラは手近な段ボールの切れ端に、ペンで何か書きつける。
    「相手がガチのストーカーだとしたら、厄介なんだよなあ。俺がさっき見た限りでは、八重ちゃんの後ろの様子は、こう」
     人影をスケッチしたものを示す。彼の視界は、八重子の霊感よりも鮮明で賑やかだ。
    「足音がしそうなのは、走っているおっさんの霊。ただ、この人は最近毎日ここを通るから、今、八重ちゃんをツケてきたとは考えにくい。壁に向かってじっと立ってる兄ちゃんの霊。この人も毎日ずっとこうで、動かない。空を飛んでる婆さんの霊、足音はしない。しいて言うなら『翼をください』を熱唱してた。あとは犬と猫とドブネズミとトカゲも居たな」
     平和そうな顔ぶれに、八重子は強張っていた頬が緩んだ。
    「誰も居ないと思ってたけど……、けっこう居ますね」
    「通りすがりだから、『気付きにくい』んだろうな。とりあえず真木が来るまでは待とうぜ。そうだ、良いもんあるぞ。八重ちゃんだけの時に、楽しみに、とっといたもんが」
     にたり。安普請の照明が、男の笑みを不気味に照らす。
     ごくり。と八重子は生唾を飲む。
     モグラが腕を伸ばして、本棚の隅に指を掛けた。
    「同人誌書いてみるかって話したろ? でも同人誌って中々落ちてなくってさあ。これだけ拾えたんだけど。週刊少年のキャラクターが、男同士でナニしてて、絵柄は微妙に少女漫画のタッチで、これ女性向けのヤツじゃないかと思うんだけど、合ってる?」
    「淑女の中でも好きな人はとことん好きなやつー。落とし主は痛恨の極みですねえ。モグラさんの家は、シュレッダーは無いよね……、燃やしてあげてください」
    「燃やす?! 本を?!」
    「二次創作の同人誌に限っては、それが武士の情けなので」
    「嫌だよ、なんか。もったいねえし。これを手本にしようと思って拾ったんだ」
     モグラは、本棚から取り出したものを、同じ場所にそっと隠す。良心とクリエイター気質と借り暮らし根性がないまぜになって、現代っ子の八重子からすると、とんでもないような、事故を起こしている。
    「二次創作の同人誌ではお金儲けしちゃダメなんですよ。レッサーパンダのイラスト集だったら私が買いますから、ね」
    「ヤミでやる時は八重ちゃんには内緒にするかぁ。つうか、江戸時代の男同士の春本は、陰間物って言って、男向けのヤツだったりしたんだけどな。この同人誌はどうも女性向けだよなあ?! 一定のファンが居るんだな」
    「陰間とか……小姓のお仕事とか……聞いたことはあります。モグラさんは陰間が一般的だった時代も生きてるんですね」
    「今もわりと一般的じゃねえの? 弥二さん喜多さんって未だに見かけるぜ」
    「弥二さん喜多さん。旅の人ってイメージだけで、私は詳しく知らないかも」
    「そうなの? あれは元陰間と元客の二人旅だよ。あ、ていうか、この話題セクハラか? 八重ちゃんは嫌だった? こういう話題って、匙加減が難しいんだよなあ。おっさんは時代についていけなくてよ」
    「アウト、かな。まあ、モグラさんに同人誌を勧めたのも私なので、拾った物についてはある程度は話聞いてあげますよ」
    「情けを掛けてくれてありがとう?!」
    「だから燃やしましょ」
    「うう」
    「ちなみに児童文学専攻としては、児童労働・児童買春・児童搾取を糾弾する立場です」
    「そりゃそうだ! 俺が始めといて何だけど、この話は無し! 無かったことにさせてください!!」
     などと話に花を咲かせている内に時は過ぎ。八重子のスマホがメッセージの受信を知らせる。
    「真木君、来てくれるそうです」
    「さすが真木、律儀な奴だよ、あいつは。律儀と言えばさあ……」
     中略。
     バイト上がりに駆け付けた真木は、肩の上に憑いた動物霊、レッサーパンダのマギー君を指した。その真木に似た目元は、まったりと細められて、仕草も落ち着いている。
     垢抜けない服装に、癖っ毛そのままの髪。そこに顎を乗せたレッサーパンダが、宿主の仕事上がりの疲れを感じ取ってうとうとしている様は、八重子にとって拝みたいほどの安寧の権化だ。
    「俺の見た限り、誰も隠れてないけど……。ゴメン、俺が見逃してる可能性はだいぶあるけど、とりあえずマギー君の様子は、こう」
     真木は、八重子から感謝の印としてチョコレートを一粒受け取った。真木にとって、特別な滋養のある一粒である。
     一方モグラは、顎に手を当てて思案顔だ。
    「マギー君が反応しないなら、相手は特定の人間に着くタイプか。第三者の視界からは消える。周囲の視線を気にしてるのは、人間の幽霊っぽくはないな。俺から見ても特に何もない……。八重ちゃん。一瞬だけもぐら湯から出て、足音がするかどうか確認して、中に戻って来るってのはどうだ?」
    「やってみます」
     三人はもぐら湯の店表へ移動した。試しに真木とマギー君が外に出てみる。
    「……うん。何も聞こえないし、誰も居ない、ように見える」
    「じゃ、次は八重ちゃん」
     外からは真木、中からはモグラが見守る中、八重子は銭湯の敷居を跨いだ。
     ひた、たた、た。ひた、たた、た。
    「聞こえます。足音」
    「近くに?」
    「はい。ずっと近くに居ます」
    「ゆ、幽霊なのか?」
     八重子と真木は、周囲を見回した。いつも通りの無人の、抽斗通り、……ではないのかもしれない。
     モグラが、ゆらりと二人を招いた。
    「おいで。足音の正体が分かったぞ」

     ヤカンのお湯が沸かし直された。
     先程、モグラの視界をスケッチした段ボールの切れ端が引っ張り出される。
    「山に出る妖怪だって話なんだけど、四ツ谷も起伏が激しいからなあ。出たのかねえ。あそこらは、ちょっと前までは田舎でね。山っちゃまあ、山かな? ああ、何の話かって? 『送り狼』さ。聞いたことあるかい? 山道を行く旅人を、後ろから追ってくる何かがいる。姿は見えない。気配だけがある。そいつが『送り狼』だ。旅人が目的地に着くまで見守っている、という説もあるし、襲って食っちまうって説もある。どっちが本当なのかって? さあねえ、動物の考えることは分からんよ。狼にも『好き嫌い』があるかもな。本題だが、さっきの絵で言うと、足音の正体はこいつだ」
     走っているおっさん、空を飛んでる婆さん、立っている兄ちゃん、犬、猫、ドブネズミ、トカゲ。モグラは犬を指す。
    「さっき犬だって……」
    「悪い。立派な犬だと思っていたが、しょぼくれた狼だった」
    「しょぼくれた狼」
    「しょぼくれた狼……。狼が立派、犬は下位互換、みたいな印象って、どうなんだろうな。生物学的に違う種なんだから、上とか下とかって見方は、当てはまらないはずなんだけど」
     真木がふと尋ねる。動物好きの八重子は深く頷いた。
    「そうだねー、イヌはオオカミの一亜種だ、って見方もあるけど、犬と狼は生態が違い過ぎて、同じ枠の中で比べるのは無理があるよね。見た目の派手さなら、犬の方が華やかで立派かも」
    「そこはすまん! 俺は、狼と山犬の区別がついた試しがねえんだよ」
    「山犬って野良犬のこと?」
    「違う。町や村の中で彷徨くのが野良犬で、山犬は山の中から出てこない」
    「じゃ逆に山犬と狼の区別って?」
    「狼は大抵、群れだから、もし襲われると鉄砲じゃどうにもならない。その恐ろしさにあやかって、獣避けのご利益がある『大神様』って、奉ったりもしてたんだぜ」
     閑話休題。
    「で、八重子ちゃんに憑いてきた送り狼のことは、どうする?」
     八重子と真木は、狼の姿を頭に思い描く。猫の憑き物ならば見知っている。あんな風に大きくて、超常的な姿をしているのだろうか。居るだけで圧倒されるような、見るだけで身が竦むような、野生の美しさを纏った、怪異。
     モグラは人差し指を立てて、注意を惹いた。
    「送り狼の対処法は簡単だ。目的地に着いたら、履物を片方、投げてやる。そうすると、大人しく去る」
     八重子と真木の頭の中で、筋骨隆々な狼の姿が、靴を齧って遊ぶワンコにすり替わった。
    「犬じゃん」
    「犬だよ」
    「俺は区別がつかねえ」
     あんなに怖ろしかった足音が、ワンコ。人の使い古しの靴が欲しいだけの、ワンコ! 八重子はすっかり力が抜けてしまった。
    「帰ろっかな………。その前にモグラさん、銭湯のお手洗い、貸して下さい」
    「どうぞ。電気のスイッチ分かるか?」
    「だいじょぶです……」
     八重子はふらふらと立ち上がった。その背中を見送る真木に、モグラは、ぬっと耳打ちした。
    「八重ちゃんのこと、送ってけよ」
     モグラの下世話なことには通常営業である。真木は片手で追い払った。
    「いや普通に送るよ。もう時間も遅いし、女の子一人で帰せないよ」
    「うんうん真木はそういう男だよ。でもな? 送り狼と言えば別の意味がさ? おっとこれ以上は野暮だな」
    「お前まじでそれセクハラだからな。俺にもセクハラだし、八重子ちゃんにも非道いからな」
     真木は、怒りを込めて隣のおっさんを睨んだ。憑き物のマギー君が、異変を感じて唸る程の怒りだ。
     モグラは慌てて謝るが、髪を掻きむしりながら、尚ものたまった。
    「悪かった。本当にすまん。だが一部誤解があるんだ。おっさんは他の言い方を知らねえんだよ……。はっきり訂正させてくれ。俺ァ真木贔屓であると同時に、八重ちゃんの味方だよ。八重ちゃんにとって悪い虫と思うなら、こんな時に呼び出させたりしねえよ。真木は八重ちゃんに非道い事はしねえ。大前提その確信があってこそ、仲の良い二人が勢い付く夜もあったら良いと思っちまうんだよ。俺は古臭い奴だからさあ、相性良い年頃の男女を見れば、立てば漫才、座れば雛、歩く姿はオシドリ夫婦に見えるのよ。真木としてもそういう意味の好き、だろ?」
    「そりゃ……でも、相手の気持ちだってあるし」
    「ここで相手の気持ちを確かめるために、勢い付く夜ってのがあるんだよ! 送り狼は言葉の綾で。真木と八重らしく、手も繋がない、みたいな結末だとしても、なんか……ちょっと……いつもよりちょっと押せよ! ぶつかっていけ、若者!」
    「言いたいことは分かったけど、高い確立で気まずい空気になるだろうが。おっさんのロマンのために俺達を消費すんな」
    「青春の内に気まずい思いの一回や二回しておくのも、最高の人生の一ページだろ。いいなあ! 俺そういうの無かったタイプだからさ。羨ましいよ。大丈夫、お前と八重ちゃんなら、辛い結末にはならねえから。ホントホント。二人とも、喧嘩しても仲直りできる人間だから。平和に喧嘩出来るってすげー事だぞ。俺なんか、ヤンデレが勝手に噴火して強制終了だよ。そこいくと、真木と八重ちゃんなら、包丁が出てくる始末にはならないだろうさ。もはや、くそ! こいつら喧嘩しろ! という気持ちですらある」
    「拗らせの多弁が、野次り出すと始末に負えないな……。相性が良いと思うなら、本人のペースに任せろよ。妙な野次で圧力掛けんな。モグラは勝手に拗らせ続けてろ」
    「真木! もし万が一、何も始まらないままおっさんになっちまったら、今度はお前が青春コンプレックスおじさんになるんだぞ。俺のように」
     真木はきっぱりと断った。淹れてくれたお茶の熱さは、湯呑越しに心地良く手を温める。モグラと喋る時間も心地良いと思う。けれど、それとこれとは話が別だ。
    「ならねえよ。俺とお前は別の人間だから。俺だって、弟みたいな遊び人を見ると、色々思うところはあるけどさ、でも、俺が拗らせても、『お前と同じ』にはならないから」
     モグラは目を瞬かせ、口を半端に開けたり閉じたりしたが、遂には、「そうか」とだけ返した。
     物陰から、そっと八重子が顔を覗かせる。
    「なんか……盛り上がってたね? 入って大丈夫そう?」
    「なっ?! んでも? 大丈夫! とっとと帰ろう、もう遅いし」
     真木は、お茶の残りをぐっと呷った。入って来かけた八重子のリュックサックを押して、銭湯玄関に向かう。押された八重子は、概ね何の話題だったか勘付いていて、口の端で笑みを噛み殺している。モグラは、玄関の戸締まりのために、その後ろに着いていく。
     ひた、たた、た。ひた、たた、た。
     八重子の傍に、再び足音が戻ってきた。言われてみれば、四つ足で歩いているようなリズムである。八重子はもう、恐ろしさは感じない。
    「部屋に帰ったら、今履いてる靴を、片方投げれば良いんですよね」
    「そう。忘れるなよ」
    「送り狼、喜ぶのかな。ちょっと楽しみですらある」
    「だね! 真木君、動画撮ってみてよ」
     八重子と、真木と、送り狼が、抽斗通りから出て行く。ごちゃついた抽斗通りでは、モグラが見送る背中は、すぐに見えなくなる。
     狼が、古くから恐ろしい存在だと語り継がれていたことは、間違いない。人間は、心底恐れて、恐れ続けて、果てにはニホンオオカミを絶滅させた。今となっては存在自体が御伽噺。この二人の大学生ときたら、送り狼と一緒に遊びたがっている。モグラにとっては感慨深いことだ。

     送り狼は、旅人が目的地に着くまで追ってくる化け物だ。その『目的地』は、何も自宅に限定されるものではない。宿場、友人宅、観光地、旅人が目的地と定めたならそこがゴールだ。だから八重子がもぐら湯を目的地に定め、この場で履物を投げて、送り狼を帰してしまっても良かった。
     けれど、送り狼の獣避けの効果は本物で。現代にも『悪い狼』が居るわけで。モグラは、送り狼が八重子と真木の帰路を守ることを、期待している。
     山が街になっても未だ現れる『大神』が、二人の若者を送っていくのを、モグラは銭湯の戸にもたれて、長閑に見送るのだ。
     送り狼に、自らの姿を重ねていることを、モグラは気付いていない。
    「どっちだろうな?」
     モグラがモグラ自身を、しょぼくれた狼と見ているのか、立派な犬と見ているのか。それは本人にも分からない。
    カフェオレ Link Message Mute
    2026/02/13 15:36:29

    オオカミのひろひば

    ※真木→←八重前提、真木八重激推しモグラが居ます。主に筆者の代弁です。
    ※公式程度のセクハラ発言をするモグラが居ます。
    ※作中の書店は、現在は閉店しているようです。
    ※解釈多め。

    11巻までの内容を前提としています。
    読んでいてずっと「こういうことじゃないのか」と思うものを、出力しました。
    誰か語り合いませんか。おたより待ってます。

    #二次創作  #出禁のモグラ  #真木八重  #百暗桃弓木

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    • 七つの海に唯一つの別サイトからの移転投稿です。
      微加筆。

      普通に生きていたら絶対に出会わないし友達にならない人間が大切な仲間になっていく、そんなところもDr.STONEの尊いところですよね、という気持ちで書きました。

      #Dr.STONE  #七海龍水  #西園寺羽京  #二次創作
      カフェオレ
    • 石世界東海道中記他サイトからの再投稿。加筆。

      伊豆から相良油田まで未開の地と化した静岡を歩く。そのヤバさに気付いてしまいました。
      整備された街道があっても数日コースなんですけど……こわ……。

      県民以外は書けないだろうな、と思い上がった結果がこれです。
      特にオチの無い道中記。ギリギリ着地出来たので私天才じゃないかと思ってます。
      千空達に、静岡県の名所をたくさん見て貰いました。古文ネタが多めです。
      Dr.STONEと郷土への愛を詰め込んでいます。ご賞味ください。

      ※捏造多数。一応、地学の本を読みましたが、三千七百年後の地形予想なんてできるか! という結論に至りました。
      ※アニメ版以前の考察です。
      主な捏造:石神村の位置(一碧湖あるいはその付近と予想)
           地殻変動(原作中の大瀑布が出来るためには、広範囲の地盤沈下と富士山の大噴火が必要と判断)
           探索ルート
           小麦の発見場所とタイミング
      ※公式カップリングの表現あり。

      千空もクロムもルリもコハクもゲンも書けません。
      二次創作って不思議な難しさがありますね。

      引用:百人一首 4番(山部赤人)
         風に立つライオン(さだまさし)
      参考文献:新版 静岡県 地学のガイド 静岡県の地質とそのおいたち(土 隆一)
           DaiGoメンタリズム 誰とでも心を通わせることができる7つの法則(DaiGo)
           実例 図解版 メンタリストDaiGoの相手を意のままに操る「話し方」入門(DaiGo)
           国土地理院の地図
      スペシャルサンクス:Yahoo!地図


      コメントやブックマークありがとうございます。
      ふせったーで考察補足とあとがきを作りました。
      だいたい地元に萌えてるだけです。
      誤字訂正しました。すみませんでした。伏してお詫び申し上げます。
      誤字報告は常に大歓迎です。まだありましたらぜひ教えてください。

      地形考察
      https://twitter.com/lnRqcuYEc8YpUBH/status/1381555287388123136

      あとがき
      https://twitter.com/lnRqcuYEc8YpUBH/status/1381555467659354119

      #Dr.STONE  #石神千空  #七海龍水  #西園寺羽京  #クロム(Dr.STONE)  #コハク(Dr.STONE)  #二次創
      カフェオレ
    • 彼がそれを吞まされるまで(最終巻巻末ページに寄せて)「されてしまった」と書いてあって笑っちゃいました。
      カッとなったので一発書き。いつか修正するかもしれないししないかもしれない。

      ※ネタバレ注意
      ※キャラクターの心情および、巻末ページの更にその先の未来までいくつか捏造

      #Dr.STONE  #西園寺羽京  #二次創作
      カフェオレ
    • ナマリとお金の話別サイトからの再投稿。微加筆。
      ※原作軸。アニメ版ではドラコの版元が基本先生でしたが、原作ではナマリでした。

      ナマリが、大嫌いなドラコを好きになるまでの話。
      造船期間の初期の頃、ちょうど5月ぐらいの季節。
      ナマリ+五知将+スイカ。
      Twitter企画  #王国キッズ祭り の参加物です。
      きっとこの後、えらい勢いで使い果たす。

      ナマリは喋れないのか、喋らないだけなのか……。
      どっちにしろ、何不自由なく生きていけるんだろうなと思います。

      やまもとまやさんが、美麗なイラストをお描きになりました! 許可ありがとうございます!
      使わせていただいたものの元ツイはこちらです。
      https://twitter.com/sun_kaku_4_kaku/status/1392777088382300165

      #Dr.STONE  #二次創作
      カフェオレ
    • 『僕等は惑星に立っている』寄稿サンプル【『磁性砂嚢ウキウキモドキ』は、最初の石化に選ばれました】WHYマン寄生惑星モブアンソロジー『僕等は惑星に立っている』寄稿作のサンプルです。
      (2025年3月30日The ROCK 21にて頒布予定 https://x.com/whyantholo0330

      舞台は架空の惑星。生き物を石化する存在の襲来に遭った様子を、描きます。

      作者はとっても楽しみました。

      #二次創作 #オリジナルモブ #Dr.STONE
      カフェオレ
    • 私の音楽が消えたならバーチャルシンガーソングライター夢追翔制作、物語音楽『音楽の消えた街』のファンアートです。

      ※ネタバレを含む。
      ※一般リスナーによる解釈。
      ※旋律が刺さってしまったリスナーの話。
      ※夢追も物語中の登場人物もキャストの方々も、登場しません。ご了承ください。

      私はこれもファンアートだ、と言い張ります。ご了承下さい。

      #曲かける
      #音楽が消えた街ファンアート
      #にじさんじクリエイターズ
      カフェオレ
    • 司帝国風紀委員会他サイトからの再投稿です。微加筆。

      司帝国時代。お兄さんとお姉さんが会議するだけ。

      アニメのSTONEWAR最終決戦、南から羽京へ一言追加されたことで、結構ガッツリした信頼関係があったのかな、と思いました。
      でもよく考えたら、二人とも、信頼されない要素持ってなかったですね。自明の理でありました。

      南は怒らせたい、羽京は困らせたい、それが私の性癖です。

      #Dr.STONE #西園寺羽京 #東北西南  #二次創作
      カフェオレ
    • いちがみむらのアルミ他サイトからの再投稿。微修正。

      「千空が目覚めるまでの3700年間が舞台」「ネームドキャラは絡まない」というルールの企画に参加した作品です。

      ルリやコハク達より数世代ほど前の、石神村の巫女の兄のお話。
      平均的な子供は、5歳ごろに幼児言葉を卒業します。
      けれど、中には、さ行やら行の発音の発達に遅れが残る場合があります。
      この場合、「おかあさん」が「おかあたん」に、「ありがとう」が「あいがとう」などに置き換わったままになります。
      聴力・口の機能・知的な発達の遅れによる場合もありますが、「単に悪い癖がついている、上手な発音を習得できていない」というケースもあります。
      一度悪い癖がつくと、成長してからでは直しにくいので、早めの矯正が推奨されています。
      現代では療育の方法が確立されており、近隣の小学校で指導を受けることができます。4歳頃から始めて、小学校入学前後に訓練を修了することもできます。
      私もお世話になりました。
      でもそのノウハウは、石神村には残っていないだろうと思います。
      古代から現代まで、日本語の発音は、長い時間の中で変わってきています。
      お経や祝詞を唱えるときの発声法に、古い時代の発音の名残があるという話を聞いたことがあります。お経や祝詞、きちんと聞き取るのは結構難しいですよね。コハクと千空がスムーズに会話できていることは、かなり凄いことです。
      3700年間、日常会話レベルでも発音を変えなかった、石神村の日本語。多大な努力のもとに保持されていたと思います。
      その努力ができない(実を結ばない)そんな村人はどうなるか、という妄想です。

      参考;https://kotobast.com/ 「ことば発達セラピー」

      #周縁の人々ウェブ企画  #dcst  #二次創作
      カフェオレ
    • 風邪を引いた時の、夢とくしゃみと孤独谷川俊太郎氏の『二十億光年の孤独』をパロディした、崩壊スターレイルの二次創作です。
      訃報を聞いて詩が恋しくてたまらなく、一気書きの即投稿です。ご容赦ください。

      ※夢オチ

      転載、保存、AI学習、禁止。

      表紙は、
      白百合さん https://www.pixiv.net/users/51096929
      に描いて頂きました! ありがとうございます!

      #二次創作 #崩壊スターレイル  #二十億光年の孤独パロディ  #列車組
      カフェオレ
    • ペルセウス号を知っているか?別サイトからの再投稿。微加筆。

      ※龍水の年齢を捏造しています(七海学園の学生)
      時間軸は南米編。
      目が覚めたら文明存続している世界だったので、金の力で無双する龍水の話。


      二次創作によくあるネタを書きました。

      #Dr.STONE #七海龍水  #二次創作
      カフェオレ
    • いつか面影になる他サイトからの再投稿。微加筆。

      「花に亡.霊」が百夜に合うと思ったので書きました。
      だいたい神曲そのままに書けたと思います。これを読むよりようつべで聴いた方が早いです。
      タイトルを歌詞からお借りできなかったことが心残りです。上手い引用案募集中です。

      ブラックホールの通説が、原作時間軸でどうだったかは、ちょっと自信がありません。そこは雰囲気でお願いします。
      教科書に載っていたことが、「ほんとう」では無いかもしれないこと、普通は二十歳くらいで知ると思います。でも千空はだいぶ早かったんじゃないかと思います。
      千空が科学と向き合うにあたって、そっと背中の向きを整えた百夜は、居ます(確信)。

      #Dr.STONE  #石神親子  #石神百夜  #二次創作
      カフェオレ
    • メデューサ封印シーンより別サイトからの再投稿。

      羽京が巻き込まれてた理由を妄想するなどしました。
      カッとなってバッと書いてTwitterに流したものを、加筆修正しています。

      #Dr.STONE  #石神千空  #西園寺羽京  #七海龍水  #二次創作
      カフェオレ
    • 『オリジナリティ欠乏症』夢追翔オリジナル楽曲『オリジナリティ欠乏症』のファンアート(小説)です。
      楽曲:https://www.youtube.com/watch?v=7oyG6Yt1V4E

      楽曲の”概念”を表現したファンアートです。ゆめおは登場しません。

      #曲かける  #オリジナリティ欠乏症  #二次創作
      カフェオレ
    • 王維の詩他サイトからの再投稿。微加筆。

      Z=200にカッとなって書きました。


      Dr.STONEで『元二を送る』(詠:王維)。
      ”君に勧む更に尽くせ 一杯の酒
      西のかた陽関を出ずれば 故人無からん”
      のイメージです。
      #Dr.STONE  #西園寺羽京  #あさぎりゲン  #二次創作
      カフェオレ
    • 七つの海に唯一つの:クロム編別サイトからの再投稿です。微加筆。

      シリーズ化しました。次があるかは分かりません。
      龍水に「青田買いだ!」って言って欲しかっただけ。
      クロムが尊すぎて書けません。

      眠れぬ深夜の一発書き、再びです。御免なすって。
      #Dr.STONE #七海龍水  #二次創作
      カフェオレ
    • 思いがけず光るのは、海の、別サイトからの再投稿。

      「海の幽.霊」が石神親子に合う、という呟きをTwitterで見かけて、書きました。
      元ツイを探し出すことができなくて、お礼できていませんが、ここに感謝の気持ちを表明します。最高でした。
      神曲そのままに書いたので、読むよりYouTubeで聞いた方が早いかもしれません。というか、ぜひ聞いて下さい。

      百夜ご本人は出てきませんが、あえて、「出てこないのが良いんだよ!!!」と主張します。

      #Dr.STONE  #石神千空  #石神親子  #二次創作
      カフェオレ
    • 千空先生の保健体育他サイトからの再投稿。微加筆。

      ※フルオープンなタイプの科学屋千空先生。
      ※オリジナル村人が二名発言します。

      時間軸は南米編後半。
      女子と男子で指導者を分ける方が問題、というのは、あくまで南の意見として書いています。彼女はマスコミなので、男女に情報差があるべきではないと考える、と解釈しました。

      スイカにとって、それが喜びであることを願って。

      参考
      https://www.kobayashi.co.jp/brand/sarasaty/ サラサーティ
      https://jp.sofygirls.com/ja/girls.html ソフィはじめてからだナビ
      https://meiiku.com/ 命育
      http://tanaka-growth-clinic.com/index.html たなか成長クリニック
      https://seiritsu.jp/ おしえて生理痛

      #Dr.STONE  #スイカ(Dr.STONE)  #二次創作
      カフェオレ
    • "その日”のイコさんhttps://twitter.com/kr11422047/status/1573194473890533376
      こちらのツイートのイコさんに添えさせていただいたSS、を大幅加筆修正したものです。倍くらい増えました。
      第一次大規模侵攻の日、中学生の頃の、まだ未完成なイコさんを捏造。
      そのほか各種捏造、雰囲気関西弁、オリジナルモブなどご注意ください。
      生活感のある書き方をしようと思ったら生意気な小学生が生えました。

      イコさんは命の危険と遠い所でぬくぬくすくすく育ってきた気がするので、公式の三門市民中学生よりもずっと幼く書いています。一巻の三馬鹿ほどではないですが。
      更に、私は推しが小市民であるほど萌える癖なので、イコさんのお祖父さんは師範ではないとして書きました。
      解釈違いにご注意ください。

      #ワールドトリガー  #生駒達人  #二次創作
      カフェオレ
    • いただきます/歌他サイトからの再投稿。

      Twitterのワンドロ企画「羽とゲのワンドロワンライ」( #utg_1dw )の参加作品です。
      お題に沿って羽京とゲンの友情を描くワンドロライ企画。楽しく参加させていただいています。

      他にも参加作がありましたが、データを紛失しました。Twitterでタグ検索すると企画参加時のものを探せます。

      #Dr.STONE  #西園寺羽京  #あさぎりゲン  #羽とゲのワンドロワンライ  #二次創作
      カフェオレ
    • 氷月の場合/ニッキーの場合他サイトからの再投稿。微加筆。
      続編というか後日談というか、全体の構成からあふれたのでカットした氷月編&ニッキー編です。
      ニッキーはかっこいい。ニッキーは花が似合う。異論は認めません。

      たぶん続きません。

      ※ほむらの練習拠点捏造
      ※石化前から氷月とほむらが知り合い
      ※氷月の練習拠点は九割方合ってると思います

      #Dr.STONE #七海龍水 #氷月 #ニッキー  #二次創作
      カフェオレ
    • n年後の科学使い他サイトからの再投稿。微加筆。

      n年後のモブ視点。

      クロムとの再会は百夜方式になるんだろうなと思ったら、もう寂しくて寂しくて書かずにいられなかったんです(懺悔)
      なんで自分の書いた二次創作でダメージ受けてるの? 馬鹿なの?

      (相良油田の時点で20㎞圏内踏破済みなんだけど、少年漫画だから問題無いって信じてる)

      #二次創作
      カフェオレ
    • 龍尊を猫耳にする方法羅浮ネタバレ含。
      飲月って頭に要素多すぎて、猫耳つけられなくない? という絵師の嘆きを目撃したので。ワンドロ。
      なんてことはないさ、小説ならね……。
      2/22 猫の日おめでとう。

      #二次創作  #崩壊スターレイル  #列車組
      カフェオレ
    • 3プライド羽とゲワンドロの再録。( #utg_1dw
      事情につき画像形式です。

      南米でバイク作ってるあたりの時間軸です。
      羽がずっと通信係してるの、ほんと凄いな思ってます。
      #小説 #Dr.STONE #西園寺羽京 #あさぎりゲン #二次創作
      カフェオレ
    • 牌友と年の暮れゆく羅浮公式Xのニューイヤー企画に大遅刻したものです。
      日本の松の内は過ぎたけれど、旧暦の春節には間に合っているから! セーフ!
      年越しの夜を、オンライン牌玉で過ごす青雀ちゃんです。
      名前付きNPC(長楽天地衡司)と、名前不明NPC(狐チャットユーザーの牌友)が出てきます。
      ハンドルネームは、数字のもの以外は公式情報です。

      #二次創作  #スターレイルニューイヤー  #崩壊スターレイル  #青雀
      カフェオレ
    • 第一次大規模侵攻犠牲者リストNo.37 「枕崎 苺  女性  享年20歳」2023/9/24『吾が手に引き金を33』
      三門市モブアンソロジー『僕らの街にはヒーローがいる』
      寄稿作品の再録です。

      ※災害を描写しています。不安のある方はご覧にならないで下さい。ご覧になる際は、ご自身の体調に注意して下さい。不調を感じる前に読むのをお止めください。

      #ワートリ
      #二次創作
      カフェオレ
    • 保護猫afterこちらは「保護猫before」の続編です。単体では読めません。

      参考
      https://www.fdma.go.jp/relocation/kyukyukikaku/oukyu/01futsu/05shinpai/01_05_15.html 総務省消防庁

      保存禁止
      転載禁止
      翻訳禁止

      #二次創作
      カフェオレ
    • 保護猫before※公式テキストからの引用を含む
      ※丹恒「情報」全て 丹恒/飲月「情報」全て 光円錐「沈黙のみ」「朝食の儀式感」テキスト Ver1.3メインストーリー「第2章:劫波渡り尽くし、戦雲収まる」まで ネタバレの可能性あり

      SNSの「保護猫ビフォーアフター」のハッシュタグを、丹恒で書こうと試みました。
      私の萌えはそこにあります。
      絵が描けるのだったら素直にビフォーアフターの顔を描くところでしたが、私には絵が描けないばっかりに、ン万字費やした上にあんまり上手く表現できていませんキィーッ悔しい!! 誰か代わりに描いて下さい。

      おまけ要素として、「死ぬこと(長命上位種基準)以外はかすり傷」の丹恒と、「一旦話し合いたい」姫子&ヴェルトとのすれ違いコントを含みます。

      保存禁止
      転載禁止
      翻訳禁止

      #崩壊スターレイル  #二次創作  #丹恒
      カフェオレ
    • 人間だった石像だった人桐人さん主催のX企画
      https://twitter.com/VKywJY/status/1687614488214941699?s=20
      の参加物でした。
      ”それらすべては人間でした”
      のキーワードを使った、dcstホラー企画でしたが、私はリスペクトの上で違う言葉に変えました。てへ。

      2時間での即興作品を、表記揺れ等だけ直して投稿します。

      #dcstホラー  #オリジナルモブ  #宝島  #二次創作
      カフェオレ
    • サンプル:”第一次大規模侵攻犠牲者リストNo.37 [枕崎 苺  女性  享年20歳]”三門市モブアンソロジー『僕らの街にはヒーローがいる』(2023/9/24『吾が手に引き金を33』東4シ64b『Macca』にて頒布予定)

      寄稿作品のサンプルです。
      ※災害を描写しています。不安のある方はご覧にならないで下さい。ご覧になる際は、ご自身の体調に注意して下さい。不調を感じる前に読むのをお止めください。

      タイトルと注意書きだけでも、実質オチまで読めます。

      #二次創作  #ワートリ  #オリジナルモブ
      カフェオレ
    • 子供部屋の狙撃手とある無所属の狙撃手(アンチボーダー)の話。
      公式1話の時間軸。

      三門市モブアンソロジーのボツネタでした。
      モブアンソロジー寄稿作と同じところに並べたかったので、ごく個人的に公開します。
      ボツ理由は「食器への排泄」です。
      トリオン兵以外の公式キャラは出て来ません。ボーダー正規隊員のシルエットは出ます。

      #ワートリ  #オリジナルモブ  #オリジナル主人公
      カフェオレ
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