飯焼焼ー私は自分探し中である。名前は作成中
だから教えられないけれども年齢的には大した事のないおっさんである事に間違いは無いと思うのだけれど如何せん自分の過去や現在、未来の事をまるで知らないのだ、所謂前世という奴は有るらしく記憶が残っているのでそれが前世と判断出来る訳なのだが…….どうも前世の私が相当に酷い目に遭ったらしい、まぁそれも致し方の無い話ではあるのだけども今の自分がそれを知って居るというのは納得出来ないものがある、しかも私の家族はその件に関して全く口を割ってくれないので未だに何故そうなのか分からない状態なので有耶無耶なままになっているわけだが今になって思えばそんな過去の私に関する話題を口にするだけで嫌そうな顔をしていた気がするので仕方が無かったのかもしれないとも思えるが、ただ気になるのは何時死んでしまったのかという点だ、恐らく私はその辺の記憶を失念してしまったようなのだよねぇ それに何故か私には妙なお守りの様な物が付いているようでね 御利益のある神社だとは思うんだけど一体何処で手に入れたものなんだろうか…….. えっと確か最後に覚えているのは仕事場で寝落ちしてしまって、それから……あー、うん多分そのまま逝ってしまった感じかな、あの感じでは死んだら転生なり何なりするとばかり思っていたのだがまさか意識を失うなんていうパターンもあるとはね…… うぅむ……これはこれで困る話ではないかな? ただ問題はお守の方だね あれが一体何時から付いて居たかわからない以上下手したら既に百年経っていても可笑しくないという可能性も出て来る……もしそうだった場合私はもう人間じゃないって事になるんだけどそれは流石に嫌だなぁ はぁ……折角新しい生を得たというのならばせめて老衰死とかで安寧の眠りに就きたい所なのだけど難しいかな、いやまて、そもそも本当にまだ死んでいない可能性があるのか……そうだよね、だってお守の効果とかさっぱり解んないしね!?︎ うーわ絶対違うよ、やっちまった感満載だしこれ確実に死ぬ前になんかあったじゃん!!︎ さっきも考えた通り意識を失った可能性は否定できないけれどそれでも記憶がないのはおかしいんだよ!!︎ こうなったらとっとと起きて自分の目と頭を信じろという話です!!︎ というわけで起きたよおはようございます……はい?何で声が聞こえるのかという疑問ですか? そりゃまぁ私が口を開いてますからね、喋っているんですもの聞こえて当然でしょう? いや、別にそういう事を聞きたいわけではなく、何故喋れるのだよって話でしたっけ……ふむ? まぁ良い機会かもしれませんし説明しますか、私今どうなってるか知っています?あ、知らないんだ、じゃあ教えてあげるのですよ、私はあなたの体の中におりましてですねえ――…………はい!今の話を要約いたしまして簡単にまとめると『あなたは既に死に瀕していて体は私の支配を受け付けず動かす事も出来ず脳の活動は停止している状態なのです』ってところになるんですよ え?もっと細かく言ってくれですって?いい加減理解力のない奴はこれだからいけないのです まず第一にあなたは先程から会話を試みておりましたね?それこそが私の力が及ばなくなっている証拠なのですよ、そのおかげであなたがどんな状態であるかを認識できているのでありこうして普通であれば有り得ない筈の状態でも活動が可能になっているという事でございます ちなみに何故私がこのように冷静に話せるのでしょうかと言う点につきましてはその答えとして単純な理由があります、私は元々こういった事態に慣れっこである為にこういう状況に対する対処法が染みついており更に言えばこのような状態になった人を相手に何度も話して来た経験がある故にこうなっている次第でございやす さてさてここで問題でぇ〜〜す!実は今私が居るこの場所なのですが、どこだと思ぃ〜〜〜っかな〜〜♪
(SE:ドヤァ!)
はい正解発表の時間だよぉ~!!!なんとお察しの通りここ何処なのかわかりませぇ~ん!!☆(゚∀ ゚)ケラケラ)
ぶっちゃけ全く見当つきません!……い、いやぁそんな目しないでもわかってるよ!?︎ちょっと