チャレンジャーとポケモン達の日常3あてんしょん!!
此方、2019年11月15日に発売された「ポケットモンスター ソード/シールド」のネタ集です。
ソフトはソードで、男の子主人公がポケモン達とわちゃわちゃしているだけの話です。
トレーナー名はケイ、御三家はサルノリ。
基本的に全体のレベルを上げているので、メンバーはコロコロ変わってます。
今回は、内容的は以下の通り。
・色違いサルノリ(あだ名レモン)と手持ち達から、日ごろの感謝で木の枝ときのみを沢山貰う話。
(フォロワー様からネタ提供して頂いた話)
・2022年の誕生日カレー話
な感じな内容です。
補足ですがバーチャルバレンタイで、フォロワー様から「サルノリからのバレンタイン」を頂きまして、バレンタインネタには出来なかったので日頃の感謝を込めた感じの話にさせて頂きました。
あらためて、フォロワー様バーチャルバレンタイありがとう御座いました!!!!!(´∀`*)
ちなみに、このサルノリのタマゴですが、ワイルドエリアで見付けて保護してたら産まれたと言う設定でお願いします。
以上を踏まえまして、お読み下さいませ。
大丈夫ですね?
卵がパリンと割れて、姿を表したのはサルノリだった・・・・・・・・が。
「え?」
「キィ?」
小首を傾げるサルノリは、俗に言う色違いだった。
「君の名前はレモンだよ。宜しくね、レモン。こっちは僕の相棒のゴリランダーだよ。君のお兄ちゃんだね。ランダ君、弟だよー」
抱っこしていた色違いサルノリもといレモンを、側に居たゴリランダーに見せると笑いかけるケイ。弟を紹介されて嬉しそうに笑うゴリランダー。レモンは最初きょとんとしていたが、すぐに嬉しそうに笑い返して、すぐにゴリランダーの肩に乗ってじゃれだした。
ますます嬉しそうに相手をしてるゴリランダーを見て、もう人に見せられないレベルで顔面崩壊しているケイとゴリランダーとの顔合わせの時からカメラを回してる(ケイ曰わく)優秀なロトムというカオスな空間が出来上がっていた。ガラル新チャンピオンの威厳を守るために、このムービーはお蔵入りだなと思ったロトムだった
それから何ヶ月か経った。レモンもだいぶケイの手持ち達と慣れてきた頃から、時々レモンは手持ち達やロトムと何か相談している。そして、ケイが近付くと「聞いちゃダメ!」と威嚇されてしまう。そんな姿も可愛いと思いながらも、何を話してるのだろうと首を傾げる。
それに加え、ワイルドエリアでキャンプをしているとゴリランダーとその時の手持ちと何処かに行くことが多い。
「んー? レモン何処か行くの? 今日はゴリランダーとヨノワールと一緒なんだね。そしたら、日が落ちてくる前には帰っておいで。ゴリランダー、ヨノワールの言うことをちゃんと聞くんだよ。二人とも気をつけてね」
ゴリランダーの肩にレモンを乗せて、ゴリランダーとヨノワールは出掛けていった。
「ねぇ、ロトム。レモンは何探しに行ってか知ってるんでしょ?」
「んー? 内緒ロト!」
と空中でクルクルと楽しそうに笑うロトムに、胸を押さえる仕草をするケイ。
「何処で、そんな可愛い言い方覚えたのさ! この子は! ・・・・・・・・どうしても?」
「どうしてもロト! レモンとの約束だロト」
「・・・・・・・・危ないことはしてないんだよね?」
「大丈夫ロト~。そこはゴリランダーがよくよくレモンに言い聞かせてるロト」
「んー・・・・・・・・そっか。んじゃあ、レモンが言い出すまで待つよ」
ちょっと不服ながらも、探索から帰ってきた子達がお腹を空かせるだろうと考えて何カレーを作ろうか悩むことにする。
それから数日後。またワイルドエリアでキャンプをして、一通り皆で遊んだので、さてカレーを作ろうかとした時のこと。ケイはレモンに呼び止められた。
「ん? レモンどーした?」
「キキィー」
「木の棒?」
一本の木の棒をレモンから渡された。レモンからすると少し長く、ゴリランダーが持つには微妙に短いそれ。でも、ケイには持ちやすい。
「これ、僕にくれるの?」
そう言うと嬉しそうに頷くレモン。そして、傍らに居たゴリランダーがその大きな両手から色々なきのみを渡してきた。
「わ、凄い量! もしかして、この二つ探すために、探索してきたの?」
「そうだよ!」と頷くレモンに、顔がゆるゆると緩む。なんて良い子!!
「木の棒もきのみもありがとう、レモン。ゴリランダーもありがとう。木の棒大切にするね。きのみは早速、今日カレーで使おうか」
「キィー!!!!!」
頭を優しく撫でながら伝えると、ますます嬉しそうにするレモンに、僕も嬉しくなる。
その日食べたカレーは、過去一番美味しかった。
ポケモンセンターに入ると真っ暗になった後のクラッカー音。今年もやってきたこの季節。
「ケイさん、お誕生日おめでとうございます!!!!!」
今年も無事に誕生日迎えました。
「さて、カレーは・・・・・・・・今年は一人で作るの? ランダ君」
テントを張って、カレー鍋など諸々をセットした後に、一緒に準備してくれたゴリランダーを振り返る。僕の言葉に頷くと、今年も運ばれるんだなーとか思ってたらお姫様だっこされた。
「ララララララララランダ君???!!! お姫様だっことか!!! 君、何処でそれを覚えてきたの???!!!!」
うちの相棒、イケメンすぎませんか・・・・・・・・? とか軽くパニック起こしてる間に降ろされて、頭を一撫でしてカレー作りをするゴリランダーの後ろ姿を見て、顔を覆って唸る。
「僕の相棒、イケメンすぎませんかあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
ワイルドエリアに僕の魂の叫びが木霊した。そして、他の子達にめっちゃ飽きられたけどね!
「ロトム!!!!! ゴリランダーのイケメン姿撮った???!!!」
「カレー鍋用意するところから、今まで撮ったロト!!!」
「僕を映さんでええわ!!! でも、ありがとう!!!!!」
今年はアーマーガア、ポットデス、ヌメルゴン、ザシアンそして色違いザマゼンタが祝ってくれる事に。ただ、このメンバーなので、殆どカレー作りはゴリランダーが担う事になった。
(ポットデスは木の実選んだりのサポートしている)
「なんか、手際が良くなってるねーランダ君」
色違いのザマゼンタをもみくちゃにしながら撫でる。ゴリランダーはすこしだけ照れた様子できのみと食材を鍋に入れ始めた。
「ロトロト~誰よりもケイの手伝いしてるロト。手際も良くなるロトー」
「そうかなー? ランダ君元々器用だからだと思うけどね」
ロトム達と話ながら、ゴリランダー特製カレーの出来上がりを待つ。
ちなみに、今年はあまくちチーズカレーだ。
「美味しそう! 頂きます!!!」
少し冷まして、カレーを一口。甘味とチーズとカレーのスパイシーさが口の中で溶け合って美味しい!!!
「んー!!! 美味しい!!! リザードン級だね!!!!!」
そう言うと、ゴリランダーは嬉しそうにして、他の子達も美味しそうに食べていた。うーん、年々カレー作りの腕が上がってるなぁ。僕も負けてられないぞ。
「ランダ君、ありがとう。今年もお祝いしてくれて」
そう言って頭を撫でると、凄く凄く嬉しそうに笑ってくれるから、僕も嬉しくなる。