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- 破滅のたまご少女は、生まれながらに天才だった。
その頭脳は、スーパーコンピューターをもしのぐ超越した頭脳だった。
そんな少女がありとあらゆる計算式を用いり、とある結論を導きだした。
それは、“この世は、存在する価値に値しない”という、前代未聞な話し。
そこで少女は、『破滅のたまご』を作った。
『破滅のたまご』とは、読んで字の如く、世界を破滅へと導く恐ろしい爆弾である。
この展開に、人々は異論を唱えないのだろうか。
いや、もちろん反対する者もいたが、少女の論理立てたわかりやすい説得により、説き伏せてしまったのだ。
そして今日、時は来た。
起爆スイッチは、少女の奥歯にセットされている。
少女が奥歯をグッと噛み合わせた時、この世は一瞬で消滅する。
この世がキレイさっぱりなくなった後には、何が残るのだろう?
それは、天才的な頭脳を持つ少女にも、わからなかった……。
〈解説〉
自分の描いた古い絵を、修正してみました。
80年代ヒットソングを聞きながら、修正しました。
80年代は、名曲揃いです。
ちょっと、“メランコリーな気分”になってしまいました。
にしても自ら描いた絵も、時間を置いてみると、客観的に見れます。
どこが良くてどこが悪いのか、どんなふうに直せば良くなるのか、わかります。
自分の絵を後日描き直す作業は、絵の勉強にもなると思います。
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#天才松橋まいのまいの - りあるRPG部「『りあるRPG部』創部以来、ラスボスまで来れたのは、おまえだけだぞ」と、毛むくじゃらの顧問の先生から褒められた。
いやいや、褒められても、ぜんっぜん嬉しくない!
それどころか、最終ボスまで来たことを、後悔さえしている。
最後の敵は、あたしの想像をはるかに越えていた。
例えるなら、ワニ顔のティラノザウルスだ。
恐竜図鑑の、ティラノそのもの以外の何者でもない。
はたしてヤツに、この細腕女子の極細剣で、太刀打ちできるのだろうか?
一応、何かあった時には『ギブアップたまご』を、毛むくじゃらの顧問の先生が投げる救済措置はある。
しかし、何かあってからでは遅い。
そもそも、剣で切ったら、血が出るじゃん。
ドラゴンの血が何色か知らないけど、あたしは血を見るのが苦手。
見たら、失神してしまう。
そんなあたしは高校卒業後、この春から看護大へと進学する。
血ぃ見たら失神するのに、だ。
「さぁ、そろそろ覚悟を決めて行こうか」と、毛むくじゃらの顧問の先生が、あたしを促す。
わ、わ、わかってるから、押さないで先生。
目の前のコイツを倒せば、見事エンディング。
そして、晴れて高校卒業なのだ。
と言っている間に、ウチらに気づいたドラゴンが、火、吹いてますけど……。
やっぱ退治は、限りなくムリっぽいなぁ。
毛むくじゃらの顧問の先生、ヤバそうな時は、『ギブアップたまご』を、“早めに”お願いします。
〈解説〉
今回は、もしもリアルにモンスターと戦う部活動があったら? 的なおはなしです。
このお話の彼女も、入部当初はお弁当なんかを持ち寄り、ピクニック気分で部員仲間とスライムを倒し、レベルアップにつとめる日々が、楽しかったことでしょう。
しかし、相手も徐々に強くなり、生キズたえない部員がひとりまたひとりと退部していき……、そして最終的には彼女だけが残ります。
まあ、そんな部活、現実にはありません。
おはなしは、イラストが完成してから考えます。
なので、絵を描いている時は、なんで女の子が剣を構えているのかや、後ろの毛むくじゃらは何者かとかは、全く頭にありません。
毛むくじゃらの持っている赤いたまご形も、『ギブアップたまご』と後に出た発想で、なんとなく絵と文章の辻褄が合ってくれると、うれしい気分になります(^-^)
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