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- みぃつけた“どろどろ”は、近所の公園で見つけた。
砂遊び用バケツに入れ、家に持ち帰ったら、ママはあからさまにイヤな顔をした。
「きちんと世話できるの?」と口調は穏やかだったけど、「元の場所へ戻してきてほしい」というのが、ママの本音らしい。
パパはやや興味あるようで、「コイツは、なにを食べるの?」とか聞いてきたりする。
いまのところ、どろどろはなにを食べるのか、わからない。
どろどろは、なにもしゃべらない。
鳴いたりもしない。
ただ黙って、カタツムリのようにゆっくりと動くだけ。
時々、あたしがお水をかけてあげる。
すると、どろどろは、かすかに微笑む。
どろどろは日々成長し、大きくなっていった。
〈解説〉
自身の(閉じた)イラストブログより、お古な転載作品です。
イラストはそのままですが、文章をリライトしてあります。
とにもかくにも、子どもの頃、公園で見つけた珍しいものって、家に持ち帰ったもんでした。
それは、なんてこともないただの石ころだったり、カラカラに乾いたヘビの抜け殻だったり、海老ぞりに変形した『キン肉マン』の消しゴムだったり。
生き物はさすがに持ち帰りませんでしたが、カタツムリくらいは捕まえてたかもなんて、遠い記憶にあります。
仮にいまあたしが、砂場で“どろどろ”を見つけても、怖くて、さわれないでしょう。
そっとしておくのが、いちばんです😊
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