ある少年と猫の話猫の日と言うことで、我が家の主人公とモルガナの一コマです。
いつものモルガナ狂愛じゃない大人しめな主人公です(?)
・主人公名
鈴川 和哉(すずかわ かずや)
モルガナ愛で、ケルベロスも大好きな我が家の主人公。普段はきちんとしているのに、モルガナ絡みでは面影なしな残念な子。最近、モルガナのツッコミが容赦なくて泣きそう。
「おい、和哉」
「・・・・・」
「おいってば」
本に集中して、愛しのモルガナの声すら届いてない様子の和哉。いつもなら、その言葉を一語一句聞き逃すまいとしているのに、今日に限っては聞こえてない。
いつもウザったいくらいに構いに構い通して、デレッデレになるのに。
(清々する)
そう思っていたにも関わらず、和哉に構われに構われまくってることに慣れきってしまってるモルガナにとっては、寂しいと認めたくなかったのだ。
(ワガハイは猫じゃないのに、“モルガナはモルガナだもんなー”とか言いながら構い倒すくせに・・・・・)
かれこれ二時間弱、モルガナを放置して本の世界に没頭してる。音を絞った音楽を流しながら、パラッ・・・・・パラッ・・・・・と紙を捲る音だけが響く。
「和哉」
もう一度、この部屋の主に声を掛ける。だが、全く反応しない。いつもなら、「どうした? モルガナ」と笑いかけるのに。
(・・・・・)
少し腹が立ったモルガナは、呼び掛けるのを止めて、音も立てずに和哉の本に歩く。モルガナが移動したことも気付かない和哉は、相変わらず本に釘付けだ
気付かない和哉の本にたどり着き、モルガナは少しの助走を付けて和哉の膝に飛び乗った。
「? モルガナ?」
初めて、モルガナが移動した事に気付く。
そして、膝の上で何も言わずに丸くなってるモルガナの姿。一瞬何が起きたか分からなかった和哉は、状況を理解すると叫びかけた。
「モ・・・・・モルガナ??!!」
「なんだよ、ワガハイが何度も呼んだのに返事しなかったくせに。いいぜ、そのまま本でも読んでろよ。ワガハイも好きにする」
そう言って、あからさまに「拗ねてます」と言う態度に(可愛い、可愛すぎる)と(熱中し過ぎたな、悪いことしたな)と言う気持ちがギリギリとせめぎ合う。とりあえず、一旦本を置いて、優しく背中を撫でる。耳をピクッと動かすものの、全く此方を見てくれない
「モルガナ~ごめんな、機嫌直してくれ」
「別に機嫌悪くしてない。さっさと続きでも読んでれば良いだろう」
「んーでも、こうやってモルガナが膝に来てくれるのは嬉しいからな~。あ、そうだ、このままブラッシングしようか? もうそろそろブラッシングしたいなーとか思ってたし」
「・・・・・」
「モルガナ?」
「いい、このまま撫でてくれれば」
「分かった」
顔を見ずとも分かる、今めっちゃめちゃデレッデレしてる顔しているであろう和哉の顔を思い浮かべながら、優しく撫でられる心地よさにうたた寝を始める。