オメガバース関連設定資料基本設定
・番になるとどちらかが死ぬまでその関係が解消されることはない。相手が死んだ場合は新たに誰かと番になることは可能。相手が死んで番が解消された場合、オメガは発情期になってもアルファやベータを誘うフェロモンを出さない。
・アルファは一方的に番を解消することができる。強制的な番の解消になるためオメガにかかるストレスは大きく、このストレスによりオメガは二度と番を持つことができなくなる。死による番の解消とは異なり、発情期になるとアルファやベータを誘うフェロモンを出すようになってしまう。
・運命の番同士であれば番の上書きが可能。番の上書きとは番を持っていても運命の番とであれば番になれること。
例えば番持ちのオメガが運命の番と出会った場合、運命の番に項を噛まれれば番になることができる。
アルファの場合も同じだが、番であったオメガは強制的に番を解消されることになる。番の上書きによるトラブルは珍しいことではない。
隠れアルファ
・アルファとして生まれながらもアルファとしての発達が未熟であり(身体的なアルファとしての発達)、フェロモンも出さない。思春期に受ける検査ではベータという結果になる。
・「隠れアルファ」という呼び方が広く使われているが、専門家は「未成熟型アルファ」と呼ぶ。
・通常のアルファであれば身体や知能がベータとオメガよりもかなり優れているが、隠れアルファは特別に秀でているわけではなくベータとオメガとほとんど変わらない。多少優れている者もいるが、通常のアルファに比べると劣る。
・女性の場合、男性器の発達が未熟なためベータ女性やオメガを妊娠させることができない。
・アルファであることに間違いないが身体的特徴においてベータとオメガとの差がほとんどない。
・成人後にアルファとしてのフェロモンが出てくるようになる者もいるが全体の3割程度。そのフェロモンも微々たる量なので、オメガでも感じ取ることができるのは少数。自分がアルファであることに気づかずに生涯を過ごす人が大半。
・アルファとしての性に本格的に目覚める者は極めて少ない。そうなった場合は身体や知能の伸びが見られ、他者を引きつけるオーラのようなものも出すようになる。ただし、生殖器についての発達は見られない。
・アルファとしての性に本格的に目覚める要因については解明されていない。精神的ショック、恋愛感情、オメガとの接触などが影響すると言われているが定かではない。
・隠れアルファのことを「アルファとしては欠陥品」と捉えている人も少なくないため、差別される場合もある。特に通常のアルファから見下されることが多い。そのため隠れアルファであることを隠している人も多い。
隠れオメガ
・隠れオメガとは
思春期を過ぎてからオメガであることが発覚する者のこと。つまりオメガとしての本能が眠ったままで成長する。十代前半で受ける検査ではベータであるという結果が出て、オメガとしての特徴が何も出ないまま成長する。成人してからオメガとしての特徴が出る場合もあれば、死ぬまでベータとして生きていく者もいる。
・オメガではないのか?
オメガである。オメガの持つ生殖器はあるが検査をしても結果はベータとしか出ず、発情期もない。アルファやベータを惹き付けるフェロモンも出さないため、自覚なしに一生ベータとして生きていく者がほとんど。
・割合は?
隠れオメガの存在自体がごく稀なのでわからない。隠れオメガであってもオメガとしての本能が眠ったままで終わることが圧倒的に多く、きちんとした人数はわからない。
・いつオメガであるとわかるのか?
オメガとしての本能が目覚めればわかるが、そうでなければわからないまま終わる。
オメガとしての本能が目覚めると普通のオメガと同様にフェロモンが出始め、発情期も訪れるようになる。
・どうすれば本能が目覚めるのか?
不明。目覚める人もいれば目覚めない人もいる。都市伝説レベルに存在自体が少ないのでデータを集められない。
アルファのフェロモンに触発されるのではないかとも考えられているが確証はない。
・専門的な読み方は?
「ベータ擬態型オメガ」とする。
両性保有型アルファ
・アルファとオメガの両方の特徴を持つ者がごく稀に生まれる。原因は不明。普段はアルファの性しか表れないが、発情期にはオメガの性が強く出る。
・アルファ、オメガ両方の生殖器を持つ。オメガの生殖器の発達が不十分だと男性の場合は妊娠できない。
・専門家は「両性保有型アルファ」と呼んでいる。一般的には「キメラ」と呼ぶこともあるが、侮辱的な意味が含まれているので当事者はこの呼び方を嫌っている。
・10代で受ける検査では血液中に含まれる特殊な物質(アルファ・オメガそれぞれにあり、ベータは持たない)を調べて判断するが、両方の物質が検出される。再検査で両性保有型アルファと決定する。
・基本的にはアルファなのでアルファとして生きていく。差別を受けることが少なくないため両性であることを隠す人がほとんど。
・通常のオメガ同様、3ヶ月ごとに発情期が来るが期間は短い。1日か2日の場合がほとんど。
交配設定
かなりいい加減だけど気にしない。
・優性、劣性について
β>α>Ω
αとΩの遺伝子が揃った場合はαになる。
βとα/Ωの遺伝子が揃った場合はβになる。
ΩになるのはΩの遺伝子が揃った場合のみ。
・交配の図
*β×β
ββ×ββ=2ββ(βのみ)
βα×ββ=2ββ・2βα(βのみ)
βΩ×ββ=2ββ・2βΩ(βのみ)
βα×βα=ββ・2βα・αα(β、α)
βΩ×βΩ=ββ・2βΩ・ΩΩ(β、Ω)
βα×βΩ=ββ・βΩ・βα・αΩ(β、α)
*β×α
ββ×αα=4βα(βのみ)
βα×αα=2βα・2αα(β、α)
βΩ×αα=2βα・2αΩ(β、α)
ββ×αΩ=2βα・2βΩ(βのみ)
βα×αΩ=βα・βΩ・αα・αΩ(β、α)
βΩ×αΩ=βα・βΩ・αΩ・ΩΩ(β、α、Ω)
*β×Ω
ββ×ΩΩ=4βΩ(βのみ)
βα×ΩΩ=2βΩ・2αΩ(β、α)
βΩ×ΩΩ=2βΩ・2ΩΩ(β、Ω)
*α×Ω
αα×ΩΩ=4αΩ(αのみ)
αΩ×ΩΩ=2αΩ・2ΩΩ(α、Ω)
*α×α
αα×αα=4αα(αのみ)
αα×αΩ=2αα・2αΩ(αのみ)
αΩ×αΩ=αα・2αΩ・ΩΩ(α、Ω)
*Ω×Ω
ΩΩ×ΩΩ=4ΩΩ(Ωのみ)
平安時代以降の日本独自の設定α:紫の者
β:赤の者
Ω:黒の者
冠位十二階を元に定められた。基本的な性質は同じ。
黒の者が発情期に飲む丸薬はあるが、効果にむらがあるので効くまでに時間がかかることも少なくない。
武家では黒の者は家の存続のために歓迎されて大切にされるが、基本的には厄介者・汚らわしい者とされて迫害されることが多い。