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    3.5-7 妨害バスケ!「じゃあ、今後はそいつを警戒して行動しよっか」

     フロイドの言葉に、一同は了解したという意味で頷いた。彼とアズールがそう考えたのだから、間違ってはいないのだろう。それを見ると、続けてフロイドは今後の指示を出す。

    「アズールが言ってたけど、オレとカニちゃん、場合によっては小エビちゃんは部活の合間に黄色いヒオウギちゃんに訊けるだけ訊いて情報を引き出す。他のヒオウギちゃんにバレないようにね」
    「了解っす」
    「俺らは何をしたら良いですか?」
    「ウニちゃん達はさっき言った奴の動きに注意して、今まで通りにしてて。今はまだ確信が持てねぇから監視だけ」
    「うっす」
    「分かりました」

     監視なんて今までやったことが無いが、できるだけ頑張ってみようと張り切る監督生に、デュースが同じような不安を口にする。

    「でも、監視なんてやったこと無いから、どうすればいいのか……」
    「いつも通りにしてればいいんだよ。ただちょっとだけ要注意の人に意識を向けるようにしてれば、大丈夫かな。多分ね」
    「うんうん。小エビちゃん達ならやってくれるよね?」
    「うっす。頑張ります!」

     デュースの不安が少し払拭されたところで、フロイドは「先に帰るねぇ~」と言い、監督生達はもう少し時間が経ってから帰るように言って、去って行く。その後ろ姿が豆粒程になってからデュースがぽつりと零す。

    「リーチ先輩って、なんかこういうの手慣れてる感あるな」
    「取り立てとかやってるからじゃないの? オレらも帰ろ-。ティーノには明日訊いとくし。あ、監督生。必要な時は呼びに行くから、なるべく分かりやすいとこにいろよ」
    「分かりやすいところって、そんな無茶な。エースとフロイド先輩、明日部活行くんでしょ? だったら、小一時間くらいした後、体育館行くよ」
    「おー、頼むわ。そっちの方が助かる」
    「じゃあ、僕達はその間、監視だな」
    「やるだけやってみるか。バレてもフロイド先輩が何とかするって言ってたしな」
    「腕が鳴るんだゾ! 明日はティーノをとっ捕まえて犯人を聞き出してやる!」
    「犯人に行き着くかは分かんないけどね。そんじゃあ、お疲れ~」

     エースの言葉を解散の合図とし、一同はコロシアムを後にした。


    ※※※


     翌日、エースとフロイドは久しぶりに部活に顔を出した。フロイドはともかく、エースが休むのは珍しいと周りの生徒にからかわれたりしたが、彼は持ち前の愛嬌とノリの軽さで軽くあしらいながら、ティーノの様子を観察した。
     三つ子はいつものように練習に励んでいるようだったが、昨日のこともあってか、何となくこちらを警戒しているらしいことは視線や所作で分かる。それはフロイドも分かっているらしく、ちらりとエースがフロイドを一瞥すると、彼は含みのある笑みを返す。後から監督生と合流するが、それまでに何らかの情報を聞き出せれば、御の字だ。まずは少しでも彼らの警戒を解くため、エースはフロイドに任せることにした。

    「ヒオウギちゃん達、お疲れ~。ねぇねぇ、この前、ウミヘビ君に教わったやつ、出来るようになったんだぁ~。見たい? 見せてあげよっか?」

     ふらりとやって来たフロイドに、初めは警戒していた彼らだったが、昨日のことを全く話題に出さない彼に、少しだけ警戒が解けたようだった。

    「お、お疲れ様です。フロイド先輩」
    「あ、もしかして、前やってたブレイクダンスですか? 見たい見たーい!」
    「……お疲れっす」
    「紫ヒオウギちゃん、ノリ良いねぇ~。良いよぉ、見せたげる。まずは三点倒立してぇ~……」

     言いながら床に手と頭を付け、勢い良く両足を直立させるフロイド。その姿を見たジャミルは「またか」と頭を抱えた。

    「よっ」

     体幹を軸に手を付きつつ、回り始めるフロイド。その光景を間近で見ながら、三つ子はそれぞれ感嘆の声を上げた。

    「うぉー! すげぇ! フロイド先輩!」
    「凄いですね」
    「……すげぇ」
    「うわぁ。191㎝が回ってんの、エグ」

     思わず、エースもそう口走ってしまうくらいには、フロイドのブレイクダンスはダイナミックで迫力があった。以前、行ったアドバイスの通りに踊れているフロイドを見て、どことなくジャミルは得意気に見えた。ダンスのソウルを宿している彼としては、まずまずの出来らしい。

    「フロイドせんぱーい、ちゃんと部活やりましょうよー」

     いつも通りの気まぐれなフロイドに調子を合わせ、エースもいつも通りを心がけて声を掛ける。しかし、逆立ちを止めたフロイドはこれまたいつも通りに、不満を露わにして断った。

    「えー、やだ。もう飽きたからやんね~」
    「飽きたって、まだ今日、何もやってないじゃないすか」
    「そうだ、フロイド。たまには真面目に練習しろ」

    「いや、さっきまであんなドヤ顔してた人に言われたくないだろ」と思ったエースだったが、流石にそれをジャミル本人の前で口にできる程の度胸も無ければ、勇気も無い。ついでに馬鹿でもない。その言葉をごくりと飲み込んで、「そうっすよ」と同意した。後で、監督生に褒めて貰おうと彼は思う。

    「んじゃあさぁ、ウミヘビくんもやってよ。一緒にやろぉ~」
    「断る。真面目に練習しろよ」
    「え~……あ、もしかしてぇ、ウミヘビくん。オレの方が上手いから、後からやりたくないんだぁ~? ごめんねぇ? 無理言っちゃって」

     にやにや笑いを浮かべて分かりやすい挑発をするフロイドに、ジャミルは深い溜め息を吐いた。今の安すぎる挑発に呆れるのも分かる、とエースは内心で頷いた。

    「全く。そんな安い挑発をするなんて、お前らしくないな、フロイド。……まぁ、できないとは言ってないがな」

     言いながらジャミルは手に持っていたバスケットボールを傍らに置いて、両足で勢い良く反動を付けながら、床に頭と両腕を付けて回転して見せる。最早プロの動きだったが、それよりもエースはこうも簡単に挑発に乗ってしまった先輩に、複雑な感情を抱いていた。

    「いや、踊っちゃうの!? ジャミル先輩、チョロ過ぎない!?」
    「え~、すげぇ。そっから回るの? オレ、まだそれはできないからなぁ~」
    「すげぇ! ジャミル先輩、最早プロのダンサーじゃないですか!」

     近づこうとしたルキーノの体操着の裾を、ピーノが慌てて掴んで留める。

    「だ、ダメだよ、ルキーノ。ぶつかったりしたら、危ないから」
    「分かった分かった。伸びるから掴むなよ、ピーノ」
    「陸のダンス、すげぇ」

     ティーノとルキーノはきらきらと瞳を輝かせて、ジャミルのダンスに見入っている。標的はティーノなだけに、「これはまずったな」とエースは思った。仮に二人よりはまだ冷静なピーノを引っ張ったとしても、融通が利かないと紹介されるくらいだ。簡単には口を割らないだろう。正直、ここまでで自分は何もしていない。これ以上、他の先輩に頼るのも嫌だし、第一、不自然だ。どうしたものかとエースが考えているところに、よく知った声が届いた。

    「こんにちはー。すみませーん、エース・トラッポラはいますかー?」
    「邪魔するんだゾ-」

     フロイドとジャミルのダンス披露会をやっているうちに、小一時間も過ぎていたらしい。監督生とグリムが、プリントを片手に体育館に入って来た。それを認めると、エースは声を掛けて手招きする。

    「エース。これ、机に置きっ放しだったよ」
    「あー、悪い悪い。忘れてたわ」

     エースがプリントを忘れたというのは、もちろんわざとだったが、監督生が来るまでには何かしら情報を掴んでいると思っていただけに、決まりが悪い。差し出されたプリントを受け取ろうと、手を伸ばし、彼女の手首を掴んだ。驚く彼女とグリムに構わず、エースは即席で作った言い訳を口にした。

    「あのさ、プリントは後でいいから、フロイド先輩とジャミル先輩止めるの手伝ってよ」

     意味ありげなエースの視線で察した監督生は、「しょうがないなぁ」と言って、彼について行った。エースに付いて行くと、そこには笑いながらまた別のダンスに挑戦しているフロイドとジャミルがいた。

    「……先輩方は何してるの?」
    「ダンスしてる」
    「それは見れば分かるんだゾ。お前ら、全然仕事してねぇじゃねぇか」
    「あ、ばっか、お前。ここで言うなって」

     エースの制止の声も無視して、グリムはティーノに近づき、啖呵を切るように声を張り上げた。

    「やい、ティーノ! オクタヴィネルの問題について何か知ってんだろ! いい加減、白状するんだゾ!」

     グリムのその一言で、辺りは水を打ったように静まった。今までこちらに関心の無かった他生徒達まで無言になり、こちらを見ている。頭を抱えるエースと監督生、ジャミル。「余計なことを」と言いたげな表情のフロイド。肝心の三つ子はというと、最初の頃と同じように明らかにこちらを警戒した目つきになり、黙りこくっている。今にも体操着のペン入れに差しているマジカルペンに手を伸ばしてもおかしくない、非常にまずい状況だった。
     最初に動いたのはルキーノだった。徐にグリムの目の前まで来て見下ろす。さっきまできらきらと輝いていた瞳は、今や細く眇められ、苛立ちを露わにしていた。

    「なに? ティーノに用事?」
    「そうなんだゾ。さ、早く知ってること全部話すんだゾ」
    「あのさ、昨日知らないって言ったよね? オレ達」
    「でも、昨日、そいつが何か知ってる風にしてたんだゾ。オレ様は見逃さねぇからな!」

    「それは昨日、監督生が言ってたことだろ」とエースが呟く。そんな彼にはお構いなしに、グリムは「へへん」と得意気にしている。ルキーノはティーノの方へゆっくり振り向き、わざとらしく語尾を伸ばして問うた。

    「へぇ~、そうなんだぁ。そうなの? ティーノ。何か、知ってるの? オレにも教えて欲しいなぁ~」
    「……」

     ルキーノの問いにもティーノは答えず、ただ黙って立っていた。その態度に苛立ったルキーノが足早に近づき、その肩を掴む。

    「黙ってないで何とか言えよ。何か知ってるのかって訊いてんだろ」
    「おれは、何も……」

     ふいと顔を逸らすティーノに、満足そうに微笑んだルキーノがグリムに向き直る。

    「ほら、ティーノは何も知らないって。君達の勘違いじゃないの?」

     あまりにも白々しすぎる態度に、グリムの怒りを助長する。流石に他人を馬鹿にしている。

    「嘘だ! オマエ、今ティーノを脅したんだゾ!」

     それまでにこにこと白々しくも誤魔化そうと笑んでいたルキーノの顔から、笑みが消えた。

    「は? 何を証拠に言ってんの? っていうか、この話、昨日で終わったよね? しつこいんだよなぁ。何にも知らないって言ってるじゃん。なに? まさかオレらがやったって、疑ってんの?」

     ルキーノの豹変した態度にも驚いたが、それより一気に不利な状況に陥ってしまったと監督生達は痛感した。こちらが三つ子を疑っていると分かれば、ますます警戒され、話を聞けなくなる。しかし、それをいとも容易く、彼が逆転させてしまった。

    「べっつにぃ~。疑ってなんかねぇよ? 昨日、何か知らない? って訊いた時、黄色ヒオウギちゃんが何か言いたそうにしてたからぁ。何かあんのかなぁ~? って思っただけ。それよりさぁ、紫ヒオウギちゃん。そっちこそ何か疚しいことでもあんの? 急に焦っちゃったりしてさぁ~?」

     いつの間にか近寄って来ていたフロイドは、グリムをひょいと抱き上げて同意を求めるように目線を合わせ、「ねぇ~?」と小首を傾げる。フロイドの意見にルキーノはぐっと押し黙り、グリムは「そうだ、そうだ」と囃し立てた。

    「嘘吐きは、訊いてもいないことをべらべら喋るんだよねぇ~」
    「疚しいことがあるからな!」
    「……先輩ともあろう人が後輩を嘘吐き呼ばわりって、最低ですね」
    「もういいよ、ルキーノ。すみませんでした、フロイド先輩。ルキーノの態度が悪くて……。この話は後日、改めて――」
    「今じゃなきゃ、やだ。ねぇ、もう飽きたからもっかい訊くけど、何か知ってんだろ? さっさと吐けよ」

     グリムを監督生の方へ投げて、フロイドは三つ子に迫る。後方でグリムが何か騒いでいるが、彼らの耳には入ってこない。両手をポケットに入れて後輩に迫るフロイドの姿は、常日頃、目撃されている取り立て屋のそれだった。しかし、ピーノも退かなかった。

    「いえ、ですから、そのお話はまた別の機会に……」
    「今度も何も無いでしょ。疚しいことが無ければ、今話せるよな?」

     痺れを切らしたフロイドがティーノに近づこうと、一歩踏み出した。もう誤魔化しきれないと思ったのか、ピーノはティーノを後方に押しやり、ルキーノと共にフロイドの前に立ちはだかる。その様を見て、フロイドが条件を持ちかけた。

    「あ、良いこと思い付いた。じゃあさ、バスケで勝負しよーよ。そっちはヒオウギちゃん達三人。こっちはオレとカニちゃんとウミヘビくんの三人。ヒオウギちゃん達が勝ったら、何も聞かなかったことにするし、オレらが勝ったら、素直に知ってること全部話す。で、どう?」
    「おい、オレを巻き込むな。やるなんて言ってないぞ」

     フロイドの提案に抗議するジャミルだが、提案した本人はどこ吹く風で、全く意に介していない。彼の提案に、ピーノとルキーノはぶんぶんと首を左右に振った。

    「そ、そんなの、先輩達の勝ちが決まっているようなものでしょう! 取引にすらならない!」
    「え~、そう? さっきも言ったけど、オレぇ、今日すっげぇやる気無いんだよね~。もうヒオウギちゃんみたいな小っちゃいの、捕まえられそうにないくらい。マジ、ダル過ぎて無理。っていう状態だから、ちょっとは勝機あんじゃない?」

    「試しにゴールに投げてみよっか?」と言って、フロイドはドリブルしながらバスケットゴールに近づき、ゴールもボールも見もしないで適当に投げた。当然、本当に適当に投げられたボールがゴールに入ることは無く、それどころか掠りもしないであらぬ方向に弧を描いていく。その様を欠伸をしながら見つめていたかと思うと、フロイドは踊るようにこちらへ振り返り、「ほらねぇ~」と言う。それを見ていたジャミルが呆れた溜め息を吐いて、「これはやるしかないか」と呟いた。

    「すみません、ジャミル先輩」
    「君のせいじゃないだろう、監督生。これは一つ貸しだな。それにこの際、フロイドがちゃんと部活をやるなら、もう何でもいい」

     半ば自棄になるジャミルに驚きと苦笑を送って、監督生は聞かなかったことにした。勝負と聞いて、血気盛んな年頃のエースもやる気は十分あるらしく、監督生を追い越してコートに入る。

    「面白そうじゃないっすか。もちろん、やるよな? お前ら。それとも、怖いの? 負けるから?」
    「は? 負ける訳無いじゃん。寝言は寝て言えよ」
    「ちょっと、ルキーノ!?」

     エースのシンプルな挑発に、喧嘩っ早いルキーノが釣れた。まだ勝負に乗って来ないピーノも引きずり出してやろうと、エースは更に煽った。

    「あー、そっかぁ。そうだよねぇ、弟がボロ負けするとことか見たくないよねー。分かるわー。オレにも兄貴いるから、気持ち分かる。うん、弟が無様に負けるところとか、見たくないよねー」
    「……してください」

     今まで黙って聞いていたピーノは、唐突にぼそりと呟く。しかし、彼と少し距離がある位置に立っているエース達には聞こえない。

    「ん? なーに?」
    「撤回してください。誰の弟が無様に負けるって?」

     拳を握り締め、エースを睨むピーノの目は、先程とはまるで別人のように鋭い。エースは内心、オクタヴィネルに恐怖を覚えながらも、挑発に成功したと確信する。元々ティーノは何か話したそうだったが、兄弟達の手前、話しにくいことだと予想できたので、この二人が乗ってくれば、自然と彼も参加せざるを得ない。

    「やるぞ、ティーノ」
    「やりますよ、ティーノ」
    「はぁ……分かった」

     分かりやすい挑発に乗ってしまった兄弟達に溜め息を吐きつつ、ティーノも並んで前に出た。練習試合が始まると聞いて、周りの生徒達は彼らにコートを譲る。というよりは、どっちが勝つか、明日の昼食代を賭けているようだ。フロイドチームはジャミルがいるお陰か、それとも、いくらやる気が無いフロイドでも、一年生相手に負けるとは思われていないのか。圧倒的に票が多く、皆期待しているようだ。三つ子は殆どアウェーだと言ってもいい状況で、監督生は内心、彼らを少し哀れに思った。

    「改めて、条件を確認します。通常の試合を三人ずつのルール。先輩チームが勝った場合は、僕らの知っていることを話します。僕らが勝った場合は何も聞かなかったことにして頂ける。それで、良いですね?」
    「オッケェ~」
    「ああ、良いぞ。事情はよく知らないが」
    「オッケー。それで良いわ」

     確認のためピーノが条件を提示し、お互い確認が終わると、エースは背後の監督生を振り返って言い放った。

    「なんか良い感じの指示、よろしく!」
    「アバウト過ぎるよ!」
    「良いねぇ、それ。負けたら、小エビちゃんのせいにしよ」

     悪乗りするフロイドに、監督生は困惑するばかりで、反論する暇も無いまま試合が始まってしまった。コートの中央にティーノとフロイドが向かい合わせで並ぶ。そのあまりの身長差にグリムが可笑しそうに笑い、監督生に窘められる。

    「あいつら、身長が違いすぎて大人と子供みたいなんだゾ」
    「こら、そういうこと言わないの」
    「フロイドせんぱーい、せめてジャンプボールくらいは取ってくださいよー」
    「ん~、多分、頑張るかもぉ~」

     エースとフロイドがそんなやり取りをしているうちに、審判役の生徒がボールを二人の真上に投げ上げた。少しタイミングが遅れたフロイドが「あ、やべ」と零した時、彼の頭上近くにボールが来た。叩こうとフロイドが手を振り上げたその瞬間、影ができた。
     見ると、ティーノがフロイドに覆い被さろうとするかのように跳躍し、彼より先にボールを叩いた。その場にいる全員が驚いているうちに、ティーノが弾いたボールをルキーノが受け取り、そのまま姿勢を低くしてゴールへ向かう。

    「え~、すげぇじゃん。黄色ヒオウギちゃん」
    「いや、感心してないで追ってくださいよ! 先輩!」
    「カニちゃん、さっきから指示ばっかうるせぇ~。今日やる気無ぇって言ってんじゃん」

     その言葉の通り、フロイドは冷めた表情で棒立ちになっている。早々に見切りを付けたエースは「ああもう!」と言い、先にボールを奪いに行ったジャミルに合流しようと走り出す。三つ子はその身体の小ささを上手く利用して、なかなかボールに触らせない。ボールはルキーノからピーノへ渡っていたが、ピーノにジャミルが、ルキーノにエースが張り付くと、その時を待っていたかのようにティーノへボールが渡り、あっさりゴールされてしまう。
     その後も続けて二回もゴールされてしまい、走り疲れたエースが膝に手を付く。三つ子の動きが素早く、監督生も指示する暇が無い。

    「だぁー! なんだよ、あいつらのあの動き! 今まであんな動きしたことねーだろ!」
    「あいつら、普段の試合じゃサポートにしか回らないからな。まさか、ここまでとは……。エース、こうなったらフロイドのやる気を引き出すしかない。何とかあいつの興味を惹くようなことを起こすしか……」
    「いや、簡単に言いますけど、試合中じゃほぼ無理っすよ」

     またしてもピーノにボールが渡り、そのままドリブルするかと思われた。が、ピーノはそこから投げた。その速度からパスではないと分かる。しかし、入る訳が無い。全く反対側から投げたのだ。そう高を括ったエースだったが、がこんっという音と共に、ゴールの口を数回回転させてボールは落ちた。

    「……は?」
    「ひゅー! さっすが、ピーノ! 優等生振りが光ってるぅ~!」

     ロングシュートを決めたピーノに、ルキーノが飛び付く。そこでエースは昨日、ジョットが言っていたことを思い出した。二枚貝の人魚は腕力・脚力が常人より強いと。強いどころの話ではない。調子の良い時のフロイドも大概だが、彼ら三つ子はフロイドと違って、気分に左右されるような性格ではないのだろう。安定してあのシュートが出せるとあっては、これ以上、ゴールされる訳にはいかない。

    「何がちょっと強いだ、ジョット先輩のやつ~!」

     また嘘を吐かれたのか、それとも人魚の認識と人間の認識の差で、ジョット本人としては本当にちょっとのつもりで言っていたのかもしれない。試合中では確かめる術も無く、今はどうやってあの化け物じみた三つ子の動きを止めようかと考えていた。

    「何今の~! オレもやりたぁ~い! 紫ヒオウギちゃん、貸して~!」

     今の今まで、まるでやる気が無かったフロイドが、ピーノのロングシュートに興味を持つ。これは好機と捉えたエースとジャミルだったが、余計なことは言わずに彼に任せることにした。やる気になったフロイドは大きな歩幅であっという間にルキーノに迫り、あっさりボールを奪い取ってピーノと同じようにロングシュートを放った。ドリブルなんてあって無いようなものだったが、面白くなってきたので、良しとされた。
     その一点を皮切りに、次々とフロイドは三つ子から華麗にボールを奪い、ゴールを決めていく。彼の中で何かが切り替わったかのようだ。凄まじい勢いで得点していくフロイドに、流石の三つ子も焦り始め、プレイに乱れが生じ始めた。このまま押し切れば、勝てる! 確信しながらも、エースとジャミルは慎重にフロイドのサポートに回った。
     後一回ゴールすれば、こちらの勝利が確定する。フロイドも今のところ、飽きる気配は無い。彼の大股に身体の小さい三つ子は追い付くのがやっとのようで、しかもジャミルとエースの妨害になかなか苦戦しているようだった。フロイドがドリブルしながらゴールに迫ったところで、彼は言い放った。

    「あ、飽きた」
    「……は?」

     急に立ち止まり、ぽいっと手に持っていたボールをその辺に捨てたフロイドは、あろうことかコートを出て監督生の傍に行ってしまう。未だ現状を理解できないまま、またティーノがゴールした。
    れく Link Message Mute
    2022/06/25 20:32:38

    3.5-7 妨害バスケ!

    支部から再掲。
    先生、バスケがしたいです……!
    謎のバスケ回。バスケするんなら、最初に言ってもらえませんかねぇ?←書いた本人
    今回、ちょっとだけオリキャラ無双的な要素があります。

    #twst夢 #twst創作生徒 #ツイステ創作生徒

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    • 海神と恋人 7※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・オリジナル設定ビュッフェ

      ひたすら平和です。お茶会と言えば、あの子だよね!ということで、急遽出演が決定しました。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 11明けましておめでとうございます!
      お久しぶりの最新話ですが、二月のオンラインイベントに出るので、原稿に集中します。ので、二月末までは更新停滞します。まだまだ連載は続く予定なので、どうぞ今年もよろしくお願いします。

      #ポセイドン(終ワル) #終ワルプラス #オリ主
      れく
    • 海神と恋人 10最近、いちゃいちゃしてないので(当社比)後半ずっといちゃいちゃしてます。以前よりもっとおポセさんがデレデレしてるので、苦手な方はご注意を。ちゅーばっかしてるよ、この二人。
      #夢小説 #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 8やっと書けました。お待たせしてしまい、申し訳ありません。今回も平和にワルキューレちゃん達とお茶会しただけの回です。めちゃくちゃ平和!!!!!
      原作見る限り、本来彼女達は争いを好まない子達なのかなと思うので、前回と今回はその辺りを掘り下げ(?)てます。基本的に喧嘩嫌な子が多いのに、あんな捨て身の戦法って余程の覚悟があるのだなと思います。

      #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル) #夢小説
      れく
    • 海神と恋人 9引っ張ってもしょうがないので、先に宣言します。釈迦登場回です。 ヘラクレス兄様に続いて難しいお人です。基本的に普段何考えてるか分からん神なので。でも、金ちゃんと一緒にいる時が釈迦としての素なんじゃないかなとかは思ってます。ヒルデさんの後は絶対この神出そうと決めてました。誰もが惚れる男を書くのって難しいもんだなぁ。
      今回名前変換二つありますけども、片方は釈迦に呼ばれるあだ名です。お好きなあだ名を入れてお楽しみください。

      #夢小説 #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 17※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・ちょっとだけモブ

      ハデ様「でも、余にくらいは事前に相談して欲しかった…」(´・ω・`)

      という訳で、色々発表する回です。ゲル、ごめんよ。走り回らせて。
      そして、勝手に場を盛り上げる夢ちゃん達。そういう予定に全く無かったこと、突然言い出すの止めて欲しい。ちなみにどちらの発表も全く予定に入っていませんでした。え、お前らって、え、あっ、そう……。みたいな感じです。

      23/2/17 追記
      お話がいまいち繋がっていなかったところを繋ぎ直しました。多分、これで大丈夫かなと思います。
      #ポセイドン(終ワル) #終ワルプラス #夢小説
      れく
    • 海神と恋人 3支部から再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊甚だしさ史上最高
      ・オリジナルの妖精さんがいる

      今回はやらかしちゃったおポセさんです。普段絶対に言われないようなことを言われて宇宙猫になるおポセさんが書きたかったともいいます。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 6※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・オリジナル設定が温帯低気圧
      ・ロキ夢ちゃんがいる
      ・ロキちゃんと夢ちゃんの仲が悪い

      やっとワルキューレさん達のターンですが、注意書きにもある通り、ロキちゃんと夢ちゃん、仲悪いです。この二人の場合、どちらが悪いとかではなく、元々の性質から反りが合わないので、毎回ケンカしてしまいます。本当にどちらが悪いとかはないのです。ただお互いの主張が原因でぶつかり合うだけなんです。所謂、ケンカ友達ですね。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と迷子 番外編2支部から再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊(特に長兄様)
      ・オリジナル設定がスコールの如く

      おポセさんが夢ちゃんにプレゼントを贈るまでのお話。直前に上げたお話のお口直しです。
      長兄様のキャラ崩壊が一番ひどいかもです。弊宅の長兄様は愛弟のことになると、見境が無くなります。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 真紅の暴君 母への忠実なる思い 第四節pixivより再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊(引き続きリドルくんがただの小学生、トレイママ等)
      ・FFシリーズとクロノクロスの良いとこ取りでできたようなパロディ
      ・ユウ呼びあり
      ・ゲームの中では皆監督生に優しい

      お久しぶりの更新です。今回も割とRPGあるある回。ダンジョンが思いのほか長くて、心配になるあれです。
      #twst夢  #女監督生  #オンボロ寮の伝道者
      れく
    • 古の砦 夜の幻影に彷徨いてpixivより再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・FFシリーズとクロノクロスの良いとこ取りでできたようなパロディ
      ・ユウ呼びあり
      ・ゲームの中では皆監督生に優しい
      ・名前だけオリキャラ出ます
      ・導入がただのクロノクロス

      注意書きの通りです。
      あくまでも『ゲームの中だけ』皆監督生に優しいです。
      今回、ジョブの設定は一応ありますが、キャラの個性みたいな扱いで、ジョブチェンジはできない仕様です。一年生以外はサブイベをクリアするとクラスチェンジはできる、みたいな設定は考えています。一年生達はストーリー上でクラスチェンジできたら、いいなぁ。
      ジョブはFFシリーズからナンバリング関係無く、各キャラに合いそうなジョブを設定してます。
      バトルシステムは基本クロノクロス、ターン表と召喚獣システムはFF10から。魔法はFFシリーズの魔法を使っているという設定です。
      肝心のストーリーはFFとクロノクロス半々くらいにしたいとは思っています。(できるとは言っていない)
      #twst夢  #女監督生  #オンボロ寮の伝道者
      れく
    • 生意気な後輩ロロ監になるかもしれないロロと監の話。監は男の子でも男装でも通じるように書いてます。この後、色々やり取りを重ねていくうちにお互いに好きになっちゃうのが男の子監。ロロが個人的興味を持ったタイミングで女子バレするのが男装監。誰か書いてくれないかなぁ。
      ロロ監未満なので、専用タグ付けてません。
      二日酔いの頭で書いた話なので、ご容赦ください。イベのオチはアレでも、夢を見ていたいんだ……。
      #twst夢
      れく
    • 海神と恋人 12無事に脱稿しましたので、連載再開します。
      展開早い上に夢ちゃん、いつの間に交友範囲広げてたんだよと突っ込まれそうですが、この子交流範囲広すぎて全ては書き切れない状態です。これだから、陽キャは。
      主に仲良くなるきっかけは配達中に出会したり、おしゃべりしたりして親密度を上げていってます。
      #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル) #夢小説
      れく
    • 海神と恋人 16※※ご注意※※
      ・圧倒的キャラ崩壊
      注意はいつもの。この神という存在を果たして独占していいものかというお題は今度のイベントに出す本でも触れていますので、ご興味があったら比較してみるのも面白いと思いますよ(小賢しいダイマ)

      いや、結構この二人の間では案外と高い壁です。お互い、これまであんまり意識してこなかったけど、(おポセさんは釈迦に嫉妬したりしたけど)第一関門でもありますね。ま、頑張れよ。
      #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル) #夢小説
      れく
    • 真紅の暴君 母への忠実なる思い 第三節pixivより再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊(リドルくんがただの小学生、トレイママ等)
      ・FFシリーズとクロノクロスの良いとこ取りでできたようなパロディ
      ・ユウ呼びあり
      ・ゲームの中では皆監督生に優しい

      今回初のボス戦です。火属性ボスっていうと何故かFF12の魔人さんのイメージが強いので、今回のボスはあんな感じです。腕は二本だけど。なのに今回のボス戦BGMはFF10イメージっていうね。
      リドルくん、いっぱい遊びな……。という気持ちで書いたせいか、いつもよりリドルくんが幼いです。
      #twst夢  #女監督生  #オンボロ寮の伝道者
      れく
    • 真紅の暴君 母への忠実なる思い 第二節pixivより再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・FFシリーズとクロノクロスの良いとこ取りでできたようなパロディ
      ・ユウ呼びあり
      ・ゲームの中では皆監督生に優しい

      今回は割とRPG序盤あるある回です。
      RPG序盤あるある。最初に一番強い武器買って、紙防御になる。
      はい、これ私です。
      それと序盤、あまりにもお金が無くて、初期武器売りまくって終盤、ラスボスを倒すために必要なエクスカリバーを作るのに、初期武器が必要と知ったあの絶望感はなかなか味わえないものです。FF4っていうんですけど。
      #twst夢  #女監督生  #オンボロ寮の伝道者
      れく
    • 海神と迷子? 8支部から再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・オリジナル設定盛り放題サービス
      ・オリジナル扱いの悪魔と神様
      ・オリキャラが調子に乗っている

      今後、本誌にてあの神様が登場したとしても、このお話の神様とは全くの別キャラとして扱うと思います。そのくらい今回は思い切った設定盛ってます。ま た か お 前

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 真紅の暴君 母への忠実なる思い 第一節pixivより再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・FFシリーズとクロノクロスの良いとこ取りでできたようなパロディ
      ・ユウ呼びあり
      ・ゲームの中では皆監督生に優しい
      ・ヘイトの意味はありませんが、ゲーム中のリドルくんの扱いが少し酷いです。

      今回から割とFF要素が出てきたかなという感じです。最初のミニゲームで発狂するのはお約束。
      #twst夢  #女監督生  #オンボロ寮の伝道者
      れく
    • 準備編pixivより再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊注意(駄々こねイデア氏・喉が心配になるイデア氏)
      ・元となったRPGはFFシリーズ・クロノクロスです。
      ・完全なパロディではなく、混ぜられる要素のみ取り入れているだけなので、元ゲームのネタバレはあまり無いです。
      ・作中、イデア氏がやたらゲーム内容を褒めていますが、後々凡人作者がのたうち回る為のハードル上げです。
      ・この世界では大団円ハッピーエンドのRSA向けRPGが主流という設定です。
      ・元となったゲームはもっと素晴らしいので、興味を持たれたら、是非プレイをしてみて下さい。全部スイッチでダウンロードできます!

      前々からやってみたかったRPGパロ的なシリーズです。公式で配信された人数が何とか足りているので、この度開始しました。

      次のお話からはゲーム本編→各キャラ達の反応の順で連載していきます。

      Q.シュラウドさん家のイデアくんは財力に物を言わせる系オタクなので、チケットも大量買いするのでは?
      A.未成年なので、大きなお買い物をすると、ご両親に通知が行くので「イデくん、何買ったのっ!?」とママンに怒られてしまう。ので、大量買いはできない! という設定です。
      #twst夢  #女監督生  #オンボロ寮の伝道者
      れく
    • 海神と迷子? 4支部から再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・春のオリジナル設定祭り
      ・オリキャラがいる

      呪いを解く=パズル系ダンジョン攻略だと思ってるアホが書いた話です。エ○ソシ○トみたいなホラーチックな雰囲気を期待していた方には申し訳ないです。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と迷子? 6支部から再掲。
      ※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・オリジナル扱いの悪魔がいます
      ・最後にちょっとだけオリキャラ
      ・ちょっとだけえっちに見えるかもしれない描写(えっちではない)

      お前同じような展開、すげー擦るじゃん。
      好きなんだよ!こういうの!
      という訳で超特急(大幅カット)でダイジェスト的にまとめました。ダイジェストより酷い出来になりました。取り敢えず、弊宅のベルゼさんはとことん悪趣味だよということを言いたかっただけです。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 5※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊(特にロキちゃん)
      ・オリジナル設定が暴風
      ・ロキ夢ちゃんがいる

      果たしてロキちゃんとお友達になれるのか!? みたいな回です。

      #終ワルプラス #夢小説 #ポセイドン(終ワル)
      れく
    • 海神と恋人 14役に立たないオリキャラ。でも、それでええんやで。
      考えてみれば、この二人が「会話」したの初めてですね。ちょっと感慨深いものがあります。
      #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル) #夢小説
      れく
    • 真紅の暴君 母への忠実なる思い 第五節※※ご注意※※
      ・キャラ崩壊
      ・見ようによってはリョナっぽい描写あり(被害者はリドル)

      おや?リドルくんの様子が……?

      後日、エースは「ホラー要素あるなら事前に言っとけ!」と訴えましたが、監督生はただただ不思議そうな顔をしておりましたとさ。

      「ホ、ラー? そんなのあったっけ……?」
      #twst夢  #女監督生  #オンボロ寮の伝道者
      れく
    • 差出人不明の手紙今回もタグの通りです。何だかんだ愛されている監督生。
      最近、気付いたのですが、ミュージカル版のリトマイCDを聴いていたところ、🐙様がお父ちゃんから与えられたのが「魔法の貝」だったので、「お? これはずっと私の趣味だと思っていた貝の人魚要素が生きる時?」と思ったので、ここに公言しておきます。うちの貝の人魚達の元ネタはミュ版からです!!(堂々の後付け)
      今回前半で何か歌の歌詞が付いてますが、元ネタの歌から5分で考えたやつなので、ご容赦ください。

      #twst夢 #アズ監  #ロロ・フランム  #twst創作生徒  #アズ監←ロロ
      れく
    • ご旅行は計画的に「可愛い恋人が来てるのに、なに働いてんだ! 帰れ帰れ!」されるアズール。
      こんなに長くなる予定無かったんですが、長くなりました。次回からワックワクのドッキドキ花の街旅行が始まります。
      今回もアズールが可哀想ですが、次回はロロが可哀想な予定なので、ご容赦ください。尚、今回、人によってはご不快に思われる描写がありますが、男子高校生のエグめのノリとして書いております。
      ユウ呼びあり。
      最後に画像が見にくかった方用に初登場の創作生徒の設定があります。

      #twst夢  #アズ監  #女監督生  #ロロ・フランム  #twst創作生徒  #アズ監←ロロ
      れく
    • 12/3 kmt夢オンリー「うたかたにて」既刊サンプル「夢幻の恋」12/3ピクスクイベント「うたかたにて」参加します。
      イベント会場:https://pictsquare.net/1oaw7aj6bjqwjlczng19u3md9mz7fq66
      告知として本の表紙とサンプル置いておきます。

      『夢幻の恋』魘夢×ネームあり夢主 R-18G
      A5/132P/400円+送料
      「これが夢なら良かったのに」シリーズWeb再録+ツイッター掲載短編+読み切り2本
      読み切りの内1本はキメ学軸の魘夢民尾×ネームあり夢主です。

      サークル名:氷花
      スペース:さ13

      頒布方法はpictSPACEにて行う予定です。
      当日、自スペース内にリンクを貼りますので、そちらよりお求めください。

      現在公開中のシリーズの再録がメインです。
      Web再録本編はグロテスク描写、肉体的・精神的暴力表現があるので、年齢制限かけてます。
      オリジナルキャラクターがいるので、苦手な方はご注意ください。

      表紙は同人誌表紙メーカーさんで作りました。今回、本を作ろうと思ったのもこちらのメーカーさんのお陰です。本当に感謝しかなく、足向けて眠れません。
      当日は殆どいませんが、本の購入自体はできます。Webイベントサークル参加も二回目。まだまだ至らない点もあるとは思いますが、当日はよろしくお願いします。

      サンプル部分は読み切りの一部です。シリーズ本編はシリーズ一覧から全部読めます。
      #pictSQUARE  #鬼滅の夢  #魘夢  #サンプル
      れく
    • 沸点の低い先輩続・ロロ監になるかもしれないロロと監の話。何か続きました。未だに監督生を男女どっちにするか悩んどります。
      がっつりユウ呼びしてます。
      前回→https://galleria.emotionflow.com/114610/647779.html
      #twst夢  #ロロ・フランム
      れく
    • 海神と恋人 19勝負の結果が分かる回です。漸くここで過去にベルゼさんが言ってた「神嫁」についての伏線がちょっとだけ回収できました。次回はやっと七福神出せます。多分。
      #終ワルプラス #ポセイドン(終ワル) #夢小説 #オリ主
      れく
    • 弱肉強食の掟ゲームシステム的にはバトルとリズミック回です。自作キャラはあくまでも推しや既存キャラを際立たせる為に書いてます。推しよ、最強の男であれ。自作キャラは推しに負けて跪いて欲しい派。
      ダニーくんは過去に自寮長や奮励寮長にもケンカふっかけて負けています。
      #twst夢  #女監督生  #アズ監  #ロロ・フランム  #twst創作生徒  #アズ監←ロロ
      れく
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