雨の日の足主雨の日、足立さんが傘を持ってないと知った俺は傘を持って迎えにいくと連絡するも、
要らないと言われてしまった。
でも足立さんが濡れるのは、風邪も引いてしまうし…と、駅まで迎えにいくが、
出会った足立さんは苦虫を潰したような顔をした。
「は?僕要らないって言ったよね?ウザイんだけど、君。」
一言発したあと、濡れながら道を歩きだす足立さん。
傘を差し出す俺を払いのけ、帰り道を進んでいく。
俺は足早に進む足立さんについていくのがやっとだった。
そうして家についたあと、
くるりと俺のほうをみて一言。
「ねぇ、体冷えちゃった。僕が熱くなるように頑張ってご奉仕してよ?」
ああ、これが本来のあなたのココロ。
あなたにあつい熱を届けるべく、頑張ります。